ぐるっと流山 佐野眞一さん講演会「平成宰相論」

ページ番号6763 更新日 平成22年5月24日

作家・佐野眞一さん講演会「平成宰相論」  江戸川大開学20周年記念、公民館共催で

佐野眞一先生の写真

  5月22日(土曜日)、ノンフィクション作家 佐野眞一さんの講演会「平成宰相論」が江戸川大学映像ホールで行われ、ホール満席となる350人の方が聴講しました。この講演会は、江戸川大学開学20周年記念事業「百人1講」と、公民館の大学開放講座とが共催で企画し、同記念事業の特別版として開催されたものです。平成2年開学した同学は図書館を地元に開放するなど、地域に開かれた大学として市民の方々に親しまれています。


会場を埋め尽くす聴衆の写真

 講演ではまず、平成という時代が世界史的観点、歴史学や民俗学の観点などさまざまな視点を交えて解説されました。さまざまな事件・できごとを紐解くなかで、夕張の病院再建の話題では、再建に尽力されている院長先生を紹介し、「政治も教育も人の命と向き合っている、だから感動させることができる」と語ってくださいました。また平成で印象に残った宰相のひとりに小渕恵三氏を挙げ、佐野さんの著書「凡宰伝」執筆にいたる経過や「株が上がるようにとカブを持ち上げた」という小渕氏の人柄をあらわすようなエピソードも紹介してくださり、会場が笑いで包まれる場面もありました。


サイン会は大盛況の様子の写真

 最後に「本を読む習慣を!」というメッセージを強くうったえ、2時間におよぶ講演会は盛況のうちに終了しました。講演後には、書籍販売とサイン会に多くの聴講者が列を作っていました。佐野さんの著書は「旅する巨人-宮本常一と渋沢敬三」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。「東電OL殺人事件」、「凡宰伝」、「だれが『本』を殺すのか」、「てっぺん野郎-本人も知らなかった石原慎太郎」、「小泉政権-非情の歳月」など多数。NHKの「課外授業~ようこそ先輩」、「クローズアップ現代」、「市民教養講座」などにも出演されています。


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