ぐるっと流山 コンサート「心のシルクロード」

ページ番号6759 更新日 平成22年5月24日

馬頭琴とオカリナの調べ  終戦65周年・国際交流チャリティコンサート

チャリティコンサート「心のシルクロード」

  5月22日(土)、生涯学習センターで終戦65周年・国際交流チャリティコンサート「心のシルクロード」が行われ、有料コンサートにもかかわらず会場満席の約300人がオカリナと馬頭琴のコラボレーションに惹きつけられました。このコンサートは、心臓病に苦しむモンゴルの子どもたちを救おうと、モンゴル民主化20周年のことし、平和都市宣言をしている流山市で開催が実現したものです。


観客の皆さん

 モンゴルでは強い風や寒暖差、高い標高など様々な条件が重なり心臓を患う子どもたちがいます。その子どもたちを救済するためのチャリティコンサートで、駐日モンゴル大使館や国連支援交流協会流山支部などの後援をいただき、流山市生涯学習センター指定管理者のアクティオ(株)と市民団体「モンゴルの蒼い風」の主催で開催されました。


オカリナとのコラボ

 コンサートは2部構成で行われ、第1部はオカリナの透き通った優しい音色と、心の奥まで届く馬頭琴の豊かな響きのコラボレーションを存分に楽しみました。曲は、「シルクロード」「お祝いの歌」「仔ラクダ物語」「天馬」など、モンゴルの名曲を中心に演奏。ステージ後方に置かれた大スクリーンには、モンゴルの雄大な風景や、そこに住む人々の暮らしや動物たちが映し出され、モンゴルの大草原を彷彿とさせました。


雄大なモンゴルの景色を映し出して

 この日、馬頭琴を演奏されたのは、2000年にモンゴル国文化功労賞も受賞されたアマルトゥブシンさん。モンゴルの民族衣装のデールを纏い出演してくださいました。オカリナは、市内でも数々のコンサートを開きお馴染みとなった山田恭弘さん。この日は、演奏のほかにも曲紹介などの司会も務めてくださり、寡黙なアマルトゥブシンさんに対比して山田さんの陽気なトークが会場を沸かせました。この他、キーボードを石川容子さん、パーカッションを本間修治さんが担当しました。


曽根麻央さんと

 第2部ではゲストの皆さんが続々登場。始めにオカリナを習っている子どもたち8人が「ハイホー」を演奏し、2部のスタートとなりました。続いては、流山市在住で今春高校を卒業したばかりの若き天才トランペッター・曽根麻央さんが、初の馬頭琴とのコラボレーションを披露しました。もちろん普段はジャズを中心に演奏する麻央さん。モンゴル民謡を吹いたのは初めてのことです。映画「道」の主題歌「ジェルソミーナ」の演奏では、馬頭琴とトランペットが見事に融和し、会場からも「ブラボー」の声がかかる素晴らしいコラボとなりました。


ゲスト演奏者も大勢

 弦楽器同士の共演となった馬頭琴とヴァイオリンの演奏。深みのある響きが共鳴し一層引き立ちました。ヴァイオリンの演奏は、市内のイベントなどに積極的に参加されている市内在住のヴァイオリニスト・アントニオ斉藤さん。モンゴルの名曲「優駿」を披露してくださいました。アンコールでは、オカリナの子どもたちも再度加わり「ビリーブ」を出演者全員で合奏。エンディングでは来場された300人も加わり、会場全体で「ふるさと」を大合唱しコンサートの幕が降ろされました。


平和への願いをこめて

 会場となった生涯学習センターでシャンソンを習っているという、柏市からお越しの高山記代子さんと吉田美知子さんは、開場1時間前から並んで一番前の席で鑑賞されていました。「馬頭琴の演奏を聴くのは初めて。友人がアミュゼ柏で開かれたコンサートが良かったと教えてくれて楽しみにしていました。馬頭琴の演奏も、他の楽器との共演も素晴らしかった。モンゴルに行ってみたくなりました」と大満足の様子でした。この日の模様は、JCNコアラ葛飾でも取材され、24日のデイリーニュースで紹介されました。放送後は同社ホームページのBBコアラのコーナーでもご覧いただけます。


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