ぐるっと流山 北部公民館で第2回ハートフルコンサート

ページ番号6744 更新日 平成22年6月4日

風薫るさわやかな歌声で聴衆を魅了

ハートフルコンサート

 北部公民館(指定管理者:NPO法人コミュネット流山)で5月29日、「第2回ハートフルコンサート~新緑の風に誘われて~」が開催されました。ことし2月に行われた第1回コンサートが大好評を博し、再演の要望が高かった渡邉真弓さん(ソプラノ)と江崎宏子さん(ピアノ)のお二人が出演しました。


歌を披露する渡邉さん

 ハートフルコンサートは、「地域に本物の音楽を!」を合言葉に始まった北部公民館の自主事業です。流山市在住の渡邉さんは、東京藝術大学声楽科卒で、日本音楽コンクール声楽部門入選ならびに聴衆賞を受賞。流山市制40周年を記念した「第九コンサート」ではソリストを務められるなど、声楽家としてご活躍されています。江崎さんは武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。東京大学合唱団や女性合唱団の定期演奏会をはじめ、数多くの音楽フェスティバルに出演されています。


江崎さん

 コンサートは、「浜辺の歌」ではじまり、シューベルトの「菩提樹」「アヴェ マリア」と日本人に親しみのある名曲が続きます。ドイツ語の歌詞に続き、日本語の歌詞で重ねて歌い上げ、来場者の心に詩とメロディーが響き合いました。それぞれの曲にまつわるエピソードを紹介するトークタイムもあり、いっそう曲への親しみが増すと好評でした。新川小学校出身の夭折の詩人・立原道造の作品「夢見たものは」は、まさに地域ならではの選曲です。


ピアノ演奏する江崎さん

 第2部のスタートは、江崎さんのピアノソロ演奏。「エリーゼのために」と「エチュード・アレグロ」(中田喜直作曲)は、小さい子どもたちでも聴いて楽しめるような曲をとの心のこもった選曲。トークタイムでは、ラフマニノフのダイナミックな曲作りの秘密を、実物大の大きな手形を見せながら紹介され、会場から驚きの声が上がりました。バンクーバーオリンピックで浅田真央選手の曲として一躍有名になった、ラフマニノフの前奏曲Op.3-No.2(「モスクワの鐘」)の華々しい鐘の音の旋律が会場に響きました。


トークも楽しみました

 後半は、「日本のおもちゃうた」(中田喜直作曲)、シュトラウス歌曲、プッチーニ歌曲と、岸田衿子さん作詞による日本語の美しい韻の楽しみから、本場のオペラ歌曲までと多彩なプログラム。最後は、渡邉さんが自ら舞台から下り、観客席を回りながら、会場全員で「夏は来ぬ」を大合唱し、笑顔あふれたフィナーレとなりました。「歌に酔いしれた」、「次回が楽しみ」、「間近に歌とお話の聞けるコンサート、すばらしい」など、来場者から多くの声が寄せられました。


客席を回りながら

 第3回ハートフルコンサートは、クリスマスマンスの12月に開催予定です。北部公民館では、市政や市民生活の話題を通して「まち」を学ぶ市民交流の場「水曜夕暮れサロン」、小学生が公民館に宿泊して学ぶ「ホタルの学校」(7月27日から28日に開催)、グループ学習活動の発表の場「北部公民館文化祭」(10月2日から3日)などの事業を行っています。皆さん、ぜひ、ご参加ください。問い合わせは、北部公民館(電話:04-7153-0567)まで。


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