ぐるっと流山 自転車トークイベント

ページ番号6742 更新日 平成22年5月6日

一茶双樹記念館で自転車トークイベント  自転車好きが集まりマニアックな質問も

杜のアトリエ黎明で美しき自転車展の写真

 5月4日(火曜日)、一茶双樹記念館でフレームビルダーの第一人者の渡辺捷治さんによるトークイベントが行われました。会場の双樹亭には、自転車愛好家ら49人が集まり、和泉館長の「ワンサイドの講演にしたくない」という提案で質疑応答形式のトークとなりました。参加者から投げられる質問はやはり「自転車フリーク」らしく、フレームのパイプ径の違いやチェーンステーの長さ、またラグのあるなしの影響について等、かなりマニアックな内容が多く、普段なかなか聞けないであろう話をここぞとばかりに質問していました。


渡辺さんの講演の写真

 渡辺さんは自転車作りに関して「競輪選手は勝てる自転車であればよいが、サイクリストは楽しめればよいわけだから、個人個人に合わせて作ればよい。簡単なことだがこれが難しい。『うちはこれです』ではなく『お客さんはどれですか?』というふうに、お客さんに走り方を聞きながら設計をする」と話しており、体型や目的の違う個人それぞれに合わせた自転車を作ることを強調していました。


制作過程のフレームの写真

  トークの途中に渡辺さんの製作過程のフレームが参考として前から順番に回されました。なかなか製作過程のフレームに触れられる機会はないそうで、ずっと手にとったままの方や、じっと見つめたままの方、渡辺さんのフレームについて色々と話し合う方など、みなさん興味深く観察していました。


雑談形式でのトークの写真

 休憩を挟んでのトークは約2時間で終了しました。渡辺さんの作るスポルティーフ車が好きで参加した男性は「テクニカルな話が多かったけど楽しかった」。また渡辺さんにオーダーした自転車が2週間前に納品されたばかりという長瀬道子さんは新車の感想を「まるで羽が生えたよう」と嬉しそうに話していて、まさに長瀬さん自身に合った楽しめる自転車を作ってもらえたようです。


自転車愛好家が集まっている写真

  自身も自転車が大好きという和泉館長は、最後の挨拶で次のように締めくくりました。「モーターショーと同じで駐車場が面白い。愛されている自転車たちをたくさん見ることが出来て幸せだった」と感慨深げ。今回の「美しき自転車たち in 流山」は、展示の自転車だけによる「ワンサイド」のイベントではなく、参加者の愛車も含めて初めて成り立つイベントだということを実感しました。


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