ぐるっと流山 藤島画伯による日本画講演会

ページ番号6732 更新日 平成22年4月6日

 藤島博文、大千画伯の日本画講演会  ゆうゆう大学の公開授業で

文化会館ホールでの写真

 4月6日(火曜日)、文化会館で日本画壇の重鎮、藤島博文画伯と藤島大千画伯の親子による「日本画講演会」が開催されました。この講演会は、公民館のゆうゆう大学公開授業として一般の方も参加して行われたものです。「日本画 美しき生命の輝き」をテーマに、第1部は藤島大千画伯による「日本画の魅力と美の系譜」、第2部は藤島博文画伯による「日本人の心と美意識」と題しての講演でした。


大千画伯の講演の写真

 大千画伯は、世界の文化的潮流の中で変転してきた日本画について、そして、日本独特の絵画表現としての日本画について、スクリーンに絵画を映し中国画と日本画の比較をしながら分かりやすくお話いただきました。大千画伯が日本画の魅力に目覚めたのは、小林古径画伯の「鶴と七面鳥」をみてからだそうで、おおらかに自然と対峙する日本画の魅力を熱く語られ、会場ではメモをとる姿もありました。


博文画伯の講演の写真

 第2部でご講演いただいた藤島博文画伯は、昨年天皇即位20年奉祝画「平成鳳凰天平の図」を謹筆され、「アートサロンつくば鶴の里美術館」の開設や著書「美観革命」、総理大臣官邸にも飾られていた「黄鶴の図」などで、多くの美術愛好家の支持を集めていらっしゃいます。「日本人の心と美意識」と題した講演の中、日本画を描くときには、優しさ、激しさの両面を取り入れていくよう心がけていることなど、詩吟を交えながら人生の応援歌を贈ってくださいました。またこの日は、生涯学習センターで開催中の展示会の会場から、「黄鶴の図」が運ばれ舞台上で披露、来場者を驚かせました。


大千画伯の写真

 藤島画伯親子は流山市内の7小中学校で「一葉を描く」という課外授業を行い、日本画の魅力を子どもたちに伝えてくださいました。なお、両画伯の作品展が生涯学習センター(流山セントラルパーク駅下車3分)で4月11日まで行われています。まだ、ご覧になってない方は、ぜひ足をお運びください。入場料は600円、高校生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。開催時間は午前10時から午後6時です。

 また文化会館では、1月に開催し大好評だった「新選!流山寄席」の第2段を、4月10日(土曜日)午後2時から開催します。高座界の王、長嶋といわれている爆笑派、柳家権太楼師匠や、滑稽話から大作古典落語の名人、柳家喜多八師匠、映画に落語に大活躍の林家しん平師匠など、寄席通に好まれる実力派が出演します。さらに、流山市内在住の女性噺家、おいけ家金魚さんもゲスト出演。チケットは文化会館または生涯学習センターで販売中です。ぜひ、健康都市宣言のまち・流山市で、笑って健康を実感してください。多くの方のご来場をお待ちしています。お問い合わせは、文化会館(電話:04-7158-3462)まで。


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