ぐるっと流山 日本画ライブ

ページ番号6698 更新日 平成22年4月5日

"ハープが奏でる日本の心"  オカリナにトークショーなど交え初の試み

日本画の前でハープの演奏の写真

 4月3日(土曜日)、生涯学習センターで日本画ライブ"ハープが奏でる日本の心"と題した日本初の試みが行われ、多くの日本画ファンや音楽ファンが詰めかけました。同センターの大ギャラリーで4月11日まで開かれている藤島博文・大千展の関連企画として開催されたものです。日本人が持つ造形芸術の代表である「日本画」。その美しさと音楽が奏でる響きで、新たな世界を作り出せたら…。そんな想いから西洋音楽のなかでも古くからある楽器「ハープ」と日本画が出合いを演出したライブとなりました。

 生涯学習センターの浅野副センター長の司会で、日本画壇の重鎮・藤島博文画伯とハープ奏者・田中淳子さんを招いての鼎談をはじめ、明治7年に創業し、創業130年を超える老舗銀座十字屋の中村千恵子社長を招いてのトークショー、さらにハープの音色と相性のよい楽器「オカリナ」の山田恭弘さんも加わり豊かな音色の共演にステージに置かれた藤島画伯の作品が映えおしゃれな演出の2時間でした。

 ハープは、CD「風の音にのせ」などで有名な田中さん。オカリナは、NHK世界の音楽でレギュラー出演されていた山田さん。「シルクロード」や「コンドルは飛んでいく」、「埴生の宿」「ひき潮」などの演奏に合わせて藤島画伯の作品がステージに映し出されました。エンディングでは「花」と「故郷」を演奏に合わせて全員で合唱し、ステージと客席がひとつになって盛り上がりました。


銀座十字屋の中村社長のトークショーの写真

 客席にはハープが置かれ、休憩時間には実際にハープを奏でたり触れたりできる機会も設けられました。日本画からインスパイヤした曲をグランドハープ、アイリッシュハープ、アルパという大小3種類のハープで演奏するという初の試みに大きな拍手が贈られていました。


ハープとオカリナの共演の写真

 また、藤島博文・大千画伯の親子講演会が4月6日(火曜日)午後1時30分から文化会館ホールで開催されます。天皇陛下御即位二十年奉祝画「平成鳳凰天来之図」を謹筆され、「鶴の里美術館」や 著書「美感革命」、内閣総理大臣官邸の作品などでも多くのファンを持つ博文画伯と、西洋美術と東洋美術は、共に素晴らしい人類の至宝との思いから国境を越えた絵画に挑み続けている大千画伯の親子講演会です。


藤島画伯の絵の前で演奏の写真

 第1部は「日本画の魅力と美の系譜」と題して藤島大千画伯が、第2部は「日本人の心と美意識」と題して日本画壇の重鎮・藤島博文画伯が講演をされます。入場無料。申込不要。この講演会を前に、藤島親子は流山の7小中学校で「一葉を描く」という課外授業を展開し、日本画で人間力を磨く授業をしてくださいました。お問い合わせは文化会館(電話:04-7158-3462)へ。

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