ぐるっと流山 動物愛護セミナー

ページ番号32524 更新日 平成28年12月12日

災害時のペット同行避難と犬のしつけについて講演

講演する(公社)日本愛玩動物協会の白井百合さんの写真

 平成28年11月23日(水曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で、(公社)日本愛玩動物協会と流山市の共催による「動物愛護セミナー」が開催され、ペットの飼い主やペットに関心のある方など約30人の方が参加しました。このセミナーは、近年、犬や猫を飼育する家庭が増えていることから、災害時の同行避難の心得や、ペットと人が安心して暮らしていける方法を学んでもらおうと開催したものです。 
 講師の(公社)日本愛玩動物協会の白井百合さんからは、東日本大震災のときに同行避難できなかったために多くのペットが死亡したり、取り残されて被災地を徘徊していた例などのお話がありました。また、避難所での猫に対するケアについてもお話しいただきました。
 


熱心に話を聞く参加者の写真

 ペットの同行避難は、災害発生時に飼い主がペットと一緒に避難所まで安全に避難することで、避難所で飼い主と同居することではありません。同行避難には自助と共助と公助があり、特に自助と共助が重要で、避難所ではペットの管理はすべて飼い主の責任で行わなければならないこと、そのために必要なペットフードや薬、ケージなどの資材はすべて飼い主が日ごろから備蓄しておくべきだということなどが説明され、セミナーの参加者は熱心に耳を傾けていました。


講演する獣医師・対馬美香子さんの写真

 犬・猫の適正な飼い方ついては、獣医師である対馬美香子さんからお話があり、ペットを正しく飼うためには、まず健康面を考慮する必要があり犬は散歩時の注意、猫は室内飼いにするなど感染症への予防対策を行うこと、ペットに不妊手術を行うこと、ペットが地域社会に受け入れられるためにも正しいしつけを行うことなど、とても分かりやすく解説していただきました。
 講演終了後は、ペットのお悩み個別相談が行われ、同協会の専門指導員が親身に対応していました。また、同協会が東日本大震災などの被災地で撮影した動物救護所などのパネル展示を行い、災害時の同行避難の実態を紹介しました。参加者からは、「このセミナーはぜひとも定期的に開催してほしい」「できるだけ多くの飼い主さんにこのセミナーに参加してもらいたい」などの感想をいただきました。
 


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ