ぐるっと流山 杜のアトリエ黎明で子ども絵画教室

ページ番号7141 更新日 平成22年7月30日

自由な発想で絵を楽しむ子ども絵画教室  秋には大人向けの絵画教室も

杜のアトリエ黎明で絵画教室の写真

 7月27日から29日、杜のアトリエ黎明にて3日間連続の講座「子ども絵画教室」が行われました。今年で3年目のこの講座は、一茶双樹記念館の和泉満さんを講師に、いろいろなテーマを自由な発想で描いてもらうものですが、デッサンや彩色の基礎なども、楽しく身につけられると人気となっています。また子どもだけでなく保護者も一緒に参加できます。


人物がテーマで自分の顔を描いている写真

 今年は1日目が静物で、2日目が人物、3日目が風景です。1日目の静物画では、野菜をモチーフに描きました。用意したのは、かぼちゃにカリフラワーに赤ピーマン、とうもろこし、きゅうり、トマトなど、色も形も様々な野菜です。色や形だけでなく、野菜をよくよく観察すると、表面がつるつるしていたり、ざらざらだったり、いぼいぼしていたりとそれぞれに特徴があります。その質感を出すのに子どもたちは苦労したそうです。


鏡でまじまじと自分の顔を見ている写真

 今回取材したのは、2日目の人物画です。各自が持参した鏡を覗き込みながら、自分の顔を描きます。自分の顔は知っているようで知らないもの。各自、自分の顔をまじまじと見つめながら、「こんなところにほくろがある!」など新たな発見をしていました。自分の顔というのは、人によってはとても難しいテーマのようで、輪郭までは描けるけど、顔のパーツがなかなか進まない子どもがちらほら。そういう時は和泉さんがちょっと手助けします。少し子どもの絵に描き加えると、子どもたちは方向性が掴めるようで、後は自分たちで描き進めていました。


自分の顔を描いている写真

 和泉さんは子どもたちの絵を見ながら教室を回りますが、どの絵も誉めてばかり。「子どもの絵は本当に面白い。上手い下手じゃない」と話します。背景いっぱいに空想の絵を描きこむ子や、ほくろの形を星型に描く子、実際に着ている服とは違うデザインにする子など、確かに子どもたちは、自分の見えている世界を感じたままに表しているようです。


真剣に描く子どもたちの写真

 姉妹で参加した姉の伊藤和奏ちゃんと妹の彩声ちゃん。「妹はいつもキラキラした目の絵ばかり描いている」(和奏ちゃん)という彩声ちゃんは、普段とは違って詳細に観察して描いた自分の絵を見ながら「初めてこんなに上手に描けた」と自慢げに絵を披露してくれました。絵が上手くなりたいと参加した齊藤龍成君は「野菜より描くのが難しかった」と、デッサンを描くのに手間取っていましたが、彩色では思い切りのよい色の塗り方を「これぞ水彩の塗り方だよ」と和泉さんに誉められ嬉しそうでした。今年で3年目の「子ども絵画教室」ですが、大人向けの絵画教室を望む声も強かったため、10月ごろに半年間単位の大人向けの絵画教室を予定しているそうです。詳細は杜のアトリエ黎明にお問い合わせください。


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