ぐるっと流山　サロンコンサート新人演奏会

第267回サロンコンサート 　7人の新人たちによる演奏会

　　7月30日、毎月恒例の市役所ロビーでの定期演奏会、第267回サロンコンサートが開かれました。今回のテーマは、第18回新人演奏会～羽ばたけ、遥かなる大空へ～。音楽家協会では、新人のオーディションを行い、16人の応募者から7人を選びました。今回のオーディションでは実力者が集まり、予定の5人を上回る採用となりました。そのため開始時間もいつもより早めての開催です。

　青木佑衣さんは、6歳のときにピアノを習い始めました。小学校5年生の時に、体育の授業で小指をけがして、ピアノが弾けない時期があり、その時に自分にとっていかにピアノが大切な存在であるかを知ったそうです。東京音楽大学ピアノ科で学び、多くの先生に師事。現在はピアノ講師として活動中です。

　犬島仁美さんは平成4年生まれの18歳。5歳よりヴァイオリンを始めました。第46回東京国際芸術協会新人演奏会に出演し、優秀新人賞を受賞。現在、東邦女子高等学校音楽科3年在学中の若手のホープです。伴奏の江崎萌子さんは現在高校2年生です。

　山下暁子さんは我孫子市在住。お茶の水女子大学文教育学部芸術・表現行動学科音楽表現コースを経て、同大学院人間文化創成科学研究所比較社会文化学専攻修士課程修了。在学中よりソロ、伴奏、室内楽などで活動。現在は同大学院博士課程に在学中。音楽学を専門として、論文執筆など研究活動を行っています。

　瀧澤和貴子さんは東深井中学校出身で、中学3年生の頃より、声楽のレッスンに通い始めました。東京音楽大学を卒業後、同大学大学院声楽専攻独唱領域を修了。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第29期マスターコースも修了しています。今年4月よりは藤原歌劇団準団員に所属しています。

　天野由美子さんは、4歳よりピアノを始め、桐朋女子高等学校音楽科を経て、平成14年桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻を主席で卒業しました。平成15年からは活動の場をフランスに移し、平成16年にはイタリアのViotti国際コンクールでセミファイナリストとなりました。平成20年に帰国後、現在はピアノ講師などしながら、後進の指導にも力を入れています。

　小高根ふみさんは、八木中学校の出身で、都立芸術高校を卒業後、東京芸術大学音楽学部ヴァイオリン専攻を卒業しました。その後、同大学院修士課程ソルフェージュ科にヴァイオリン専攻生として初めて入学。ヴァイオリンと並行して、ソルフェージュ教育研究に取り組みました。在学中から数多くの演奏会に出演。現在は、同大学教育研究助手および音楽教室での講師として勤めながら、研鑽を積んでいます。

　掛札文香さんは、中学校時代吹奏楽部でパーカッションを担当し、全国大会に出場。幼少時代からピアノ、エレクトーン、作曲を学び、小学校時代に作曲した「創校記念日を祝う歌」は現在も毎年子どもたちに歌い継がれています。武蔵野音楽大学、同大学大学院を卒業後は、ソロの他に伴奏にも力を入れ、昨年はモーツァルトの「魔笛」、「コジ・ファン・トゥッテ」のコレぺティトールを務めました。

　次回のサロンコンサートは8月27日開催で、午後0時15分開演です。テーマは学校コンサート～輝け流山の子ども達！～。鰭ヶ崎小学校と常盤松中学校と南流山中学校の生徒たちが出演する予定です。また10月17日には流山市音楽家協会25周年コンサートを文化会館で開催します。チケット販売など詳細については流山市音楽家協会までお問い合わせください。

• 流山市音楽家協会(新しいウィンドウで開きます)