ぐるっと流山 NAGAREYAMA SUMMER JAZZ

ページ番号7110 更新日 平成22年7月21日

流山でジャズフェスティバル開催 文化会館で本物のジャズを楽しむ

ジャズを演奏する奏者の写真

 7月18日(日曜日)、文化会館で、日本を代表するジャズドラマー猪俣猛さんのプロデュースによる「NAGAREYAMA SUMMER JAZZ」が開催され、多くの音楽ファンが生演奏を楽しみました。


ジャズを演奏する奏者の写真

 昨年12月に文化会館で、日本のジャズ界をリードし続けてきた伝説の3人によるWE3(ピアノ・前田憲男さん、ベース・荒川康男さん、ドラム・猪俣猛さん)によるプレミアム・ジャズコンサートが行われました。さらに今年3月にスプリングジャズコンサート、生涯学習センターではジャズヒストリー講座が4回にわたって行われました。この流れを受け、流山でジャズフェスティバルを開催しようという機運が高まり、流山ジャズフェスティバル実行委員会が立ち上がり、今回はその設立記念のイベントとして開催されました。


ジャズを演奏する奏者の写真

 この日は、猪俣猛さん(ドラムス)、江草啓介さん(ピアノ)、右近茂さん(テナーサックス・クラリネット)、成重幸紀さん(ベース)、曽根麻央さん(トランペット)によるジャズセッション。プロデュースした猪俣猛さんは、平成6年、「ジャパン・ジャスト・ジャズ・オールスターズ」を率いてニューヨーク・カーネギーホール、アポロシアターなどに出演。平成7年には南里文雄賞を受賞するなど、教育にも熱心で、全国のアマチュア音楽教育にも多大な貢献をしています。昨年には音楽生活60周年を迎え、サントリーホールで記念コンサートを盛大に行いました。


猪俣猛さんの写真

 NHKの「世界の音楽」「君はともだち」、日本テレビ「11(イレブン)PM」TBS「夜は気分で」など、多くの番組にレギュラー出演するなどご活躍の江草啓介さん、ハリー・アレンとテナーバトルを演じ好評を博した右近茂さん、雪村いづみやキャロススローンの世界ツアーなどにも参加した成重幸紀さん、豪華メンバーに加わり、8月下旬に渡米しバークリー音楽院に留学予定、流山から世界に羽ばたいていく19歳の曽根麻央さん。


曽根さんの写真

 「モーニン」で幕開けした1部では、江草さんの柔らかなピアノの音と、成重さんの渋いベースとともに、アンソニー・クインの映画「道」の「ジェルソ・ミーナ」を吹く曽根さんのトランペットが会場に響きわたります。だれでも一度は耳にしたことがある 「スィングしなけりゃ意味がない」で1部は終了。


ジャズを演奏する奏者の写真

 猪俣さんの曲間のMCでは、ジャズの歴史や、これから大きく育っていく曽根さんへのエールなど、暖かな言葉で語ります。ジャズの特徴は強力なビート。テーマがあり、決められた和音のなかで自分を主張するアドリブ。「ジャズはアドリブによって発展した面もあるが、これが長すぎると言語明瞭意味不明、独りよがりになって、お客様が「難解」と離れた面もある。流行に関係なく、残っている音楽は美しく、奇をてらったものは消えていってしまっている」と話していました。


CDを買い求める観客の写真

 2部はマイルス・デービスの「オール・ブルース」で始まり、ボサノヴァの「黒いオルフェ」、きらきら星にも似ているというルイ・アームストロングの「ワンダーフル・ワールド」、そして、最後の曲は「ナイトイン・チュニジア」。観客からはお礼の花束が5人のプレイヤーに贈られ、アンコール曲、チャーリーチャップリンの「エターナリー」でサマージャズは終了しました。聴衆の満たされた表情から、心に響いた様子が伝わります。


コンサート終了後の写真

 コンサート終了後は、流山ジャズフェスティバル実行委員会の委員が集まり、猪俣さんを囲みました。「花火を打ち上げるだけなら簡単だが、継続は難しい。線香花火のようでもいいから、長くよいものを続けられるジャズ祭にしたい」と猪俣さんは語ります。10月2日には流山市出身の世界的バンジョー奏者、青木研さんによる「BANJO ON STAGE」が生涯学習センターで、12月25日には猪俣猛さん率いるビッグバンドによる「NAGAREYAMA WINTER JAZZ」が文化会館で開催される予定です。問い合わせは、流山市生涯学習センター(電話:04-7150-7474)、流山市文化会館(電話:04-7158-3462)へ。


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