ぐるっと流山 第270回サロンコンサート~子守歌
ページ番号6998 更新日 平成22年10月29日
「~子守歌~心地よいひとときを」
10月29日(金曜日)、市役所1階ロビーで月末恒例のサロンコンサートが開かれました。今回は、「~子守歌~心地よいひとときを」と題し、歌われている国も時代もさまざまな子守歌が、ピアノ、ヴァイオリンとソプラノで演奏されました。出演は、清水寛子さん(ソプラノ)、梅田恵里さん(ヴァイオリン)、桑山麻理子さん(ピアノ)、岡安弘子さん(司会)です。
最初はシューベルトの「子守歌」。この曲は、「眠れ眠れ母の胸に」で始まる多くの方になじみのある曲です。続けて、皇后美智子陛下が高校時代に作詞された「ねむの木の子守歌」が披露されました。昭和41年にはレコード化もされ、大ヒットした曲です。日本の子守唄として、山田耕作「中国地方の子守歌」も紹介されました。岡山で江戸時代から親しまれていた「ねんねんもりの歌」という歌をもとに作られたそうです。ここまでの3曲は日本語の歌詞があり、会場の皆さんは美しい楽器と言葉の響きにひととき穏やかな表情で聴き入っていました。
続いては、「子どもの領分」より「象の子守唄」(ドビュッシー)が、ピアノで演奏されました。ユーモラスな旋律がゆったりとしたテンポで演奏され、思わず眠りにさそわれてしまいそうな一曲でした。ヴァイオリンが加わって、次は「スペイン民謡組曲」より「子守歌<ナナ>」(ファリャ=コハンスキー編曲)です。16分音符を1つずつずらした伴奏がゆりかごの揺れを思わせる、こちらも独特な子守歌でした。
最後は、ショパンの「子守歌」、そしてブラームスの「子守歌」が続けて演奏されました。ショパンの曲は彼ならではの美しい旋律を持った名曲として紹介されました。また、ブラームスの曲は、3拍子で構成され、やすらぎに溢れるメロディです。この日は、曲に合わせて首を揺らしながらリズムをとる観客の方が多くいらっしゃいました。子守歌にはこうして、聴き手を引き込んでやすらぎを与える力があるのかもしれませんね。
次回の第271回サロンコンサートは、11月26日(金曜日)午後0時15分から、同じく市役所1階ロビーで開催されます。テーマは「バロック~バロック音楽の楽しみ~」です。ヴィヴァルディやバッハといった代表的なバロックの作曲家の名曲をおとどけします。お問い合わせは流山市音楽家協会までどうぞ。
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