ぐるっと流山 大しめ縄行事

ページ番号6979 更新日 平成22年10月13日

重さ500キログラムの守り神 赤城神社の「大しめ縄行事」

長さ10メートルの藁棒を編む大しめ縄行事の写真

 10月11日、流山6丁目の赤城神社で「大しめ縄行事」が行われました。流山市指定無形民俗文化財にもなっているこの行事は、地元の自治会と大しめ縄行事保存会(山崎政治会長)が、翌週の土曜日・日曜日に行われる例大祭を前に、神社入口に掲げられている長さ約10メートルの大しめ縄を編み上げるものです。


3本の藁棒を編みあげる様子の写真

 朝8時から始まる大しめ縄作りは、地域の皆さんが3班に分かれ、竹を芯にして藁を並べ、縄でぐるぐると巻いて作ります。正午近くまでかけて作られた3本の藁の棒は、数十人の男が総出で囲んで編み上げるのですが、やはり普通のヒモのように編めるものではなく、垂直に持ち上げて倒すことで編んでいきます。青い空に高く掲げられた藁棒は、まるで天に昇る龍のようです。 


大人数十人が力を合わせて作っている様子の写真

 約1時間かけて編み上げた大しめ縄は、重さ約500キログラム、直径約1メートル。毎年、原料となる藁の供給量により若干の大きさの違いがあるそうで、大きいときには700キログラムといわれているそうです。男たちが、完成した大しめ縄をチェーンと綱で神社入口に掲げるのもひと苦労。ようやく持ち上げられた大しめ縄に、最後に花結びといわれる結び方で「獅子頭」を作って出来上がりです。


重さは500キロを超えるという大しめ縄の写真

 大しめ縄作りには、通りかかった人々もその大きさにビックリ。見学に来ていた、ゆうゆう大学でも歴史を勉強しているという鰭ヶ崎の蒲谷こと子さんは「一昨年から3年連続で見学に来て、念願かなってようやく通しで見ることができました。浅草出身で祭りが大好き。大勢で大しめ縄を作る迫力に感動しました」と話してくださいました。 


獅子頭をつけて完成の写真

 山崎会長は「昔はこの地域の田の藁を使っていましたが、今では、田んぼをやる農家が無くなり、新川耕地の農家に作ってもらっています。できる限り、市内の藁で続けていきたいですね」。10月16日(土曜日)・17日(日曜日)には例大祭。特に17日には神輿が街を練り歩き、午後6時の宮入では、赤城神社の本殿に向かう38段の急階段を神輿が一気に駆け上がる勇壮なクライマックスが。毎年、これを一目見ようと多くの方が大祭の見学に訪れます。 


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ