ぐるっと流山 第5回音読・朗読発表会

ページ番号6891 更新日 平成22年12月12日

言葉と心を声にのせて

中学生の発表の写真

 南流山センター大ホールで「第5回音読・朗読発表会」が開催されました。市内の小学校7校、中学校3校、合計189名の子どもたちが、「言葉と心を声にのせて」というサブタイトルそのままのすばらしい発表をホールいっぱいに響かせ、延べ約600人の観客が子どもたちの発表に魅了されました。


小学生・中学生のコラボレーションの写真

 流山市では「音読ながれやま」という副教材を使った音読・朗読活動が盛んで、今年は小学生版に加えて新たに中学生版も完成し、取り組みの輪がさらに広がっています。流山市子どもの読書推進の会(伊藤基会長)では、日頃の子どもたちの音読・朗読活動の成果を発表する場として、この「音読・朗読発表会」を平成18年から毎年開催してきました。開催に当たっては、市民有志による実行委員会を立ち上げ、半年かけて話し合いを重ね、準備を進めてきました。そして当日は実行委員のほかにも、ボランティアとして多くの市民の皆さんから協力をいただきました。


高校生・大学生3人で結成した「流星朗読会」の皆さんの写真

 子どもたちの発表は、全部で19組。最初は八木南小学校の1年生・2年生が『かんがえごと』という詩を発表しました。続く子どもたちも、元気に楽しく、発表を続けていきます。小学校低学年の子どもたちを中心とした9組が発表を終えたところで第1部が終わり、ゲストステージに入ります。今年は流山市や周辺で語りの活動をしている渡邉多佳子さんが日本の昔話『へやの起こり』を、また、北部中学校出身で、いずれもNHK杯全国中学校放送コンテストでの入賞経験をもつ高校生・大学生3人で結成した「流星朗読会」の皆さんが星野富弘さんの詩とエッセイを、それぞれ披露してくれました。


小学生の発表の写真

 後半の第2部は10組、小学校高学年と中学生の出番です。より元気に楽しいものであったり、より深く詩情を感じるものであったり、動きに工夫がみられたりと、いっそう表現の豊かになった発表に、観客からは惜しみない拍手が寄せられていました。最後の発表は、初めての小学生・中学生のコラボレーションです。新川小学校4年生と北部中学校1年生・2年生とが一緒に壇上に立ち、宮沢賢治の人となりを紹介しながら、「風の又三郎」や「雨ニモマケズ」ほかを披露しました。すべての組の発表が終わった後、千葉県教育庁東葛飾教育事務所指導室長の熊谷美利さんから「言葉を大切に、声を合わせることの楽しさ、心地よさをよく表現してくれた」との講評をいただきました。


小学生の発表の写真

 そしてフィナーレは工藤直子さんの詩『くじらがいく』の群読です。実行委員のひとりでもある、新川小学校校長の坂本みどり先生の指導により、子どもたちは壇上に上がって、観客は自席で立って、会場にいる全員が声を合わせてこの詩を読みあげました。会場が一体になった瞬間でした。発表会を終えて、今年は中学生が発表者に加わり、また「読むこと」に意欲的に取り組んでいる高校生・大学生や大人の方がゲストとして登場したことから、発表に広がりができ、また会場の変更によってより聴きやすくなったこともあって、参加した子どもたちは他の発表にも真剣に聴き入り、大きな刺激を受ける機会となったようです。流山市子どもの読書推進の会では、来年以降も引き続きこの音読・朗読発表会を続けていく考えです。


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