ぐるっと流山 「和っ!JAZZ」コンサート

ページ番号7599 更新日 平成23年6月20日

流山育ちのTAMAOさんがライブ パリ公演を前に着物で日本語ジャズを  

「和っ!JAZZ」コンサート

 6月19日(日曜日)、生涯学習センターで「和っ!JAZZ」というコンサートが行われ、約200人のジャズファンが日本語で、着物で歌う実力派女性ジャズシンガーの歌声を楽しみました。今秋にはパリ公演が予定されているジャズシンガーTAMAO(たまお)さんが、流山の音楽仲間をゲストに迎え、東日本大震災の被災地復興支援のためのチャリティジャズライブを行ったもので、流山初のジャズフェスティバルのオープニングコンサートとして企画されたものです。


着物で歌うジャズシンガー

 世界中で演奏され、歌われているJAZZ。そして日本でも。しかし歌われるほとんどが英語。かつて日本を席巻したJAZZブーム。歴史に名を残す歌手が数々登場しました。そこで歌われたJAZZは日本語だったのに。さらに進化させた日本発信のJAZZを再びと、松戸生まれ、流山育ちのTAMAO(たまお)さんが、日本語で、和で、着物でと、そして結成されたTAMAO and JAZZIESTA TOKYOは、ヨーロッパ各地のステージを踏んできた実力・個性派。新進気鋭プレイヤーが彩をなし、オリジナリティーあふれるJAZZを時に懐かしく、時に新しく、時に楽しくお届けしました。


オリジナリティー溢れるジャズ

 この日は、客席に市内野々下にお住まいのTAMAO(たまお)さんのお母さんの姿もありました。「懐かしい実家でのライブです」と始まったコンサート。TAMAO(たまお)さんのバンドは、今年11月に国際文化交流を目的としたコンサートをフランス・パリで行います。TAMAO(たまお)さんは、「3月11日の未曾有の災害を経験した日本人アーティストとして、海外に日本文化を発信していくということの使命の大きさを感じております。これから復興していかんとする日本の起爆剤になれればとの想いもあります」とツアーへの意気込みを語ってくださいました。


デイリーニュースで放送予定

 TAMAO(たまお)さんは、お母さんが大の洋楽好きであることから、幼少のころよりあらゆる洋楽に親しみ、口ずさんで育ったそうで、千葉大学薬学部在籍中にはバンド活動を始め、亀淵友香・矢野誠・丸山生子・信太美奈各氏に師事し、歌唱・作詞作曲・発声を学まれたそうです。ロック・ポップス・ソウル・ゴスペル(自らのクワイアーを持っており、そのディレクターを務めています)に傾倒し、ジャズの世界に入り、歌うにつれて日本人である自分のアイデンティティーを強く意識するようになり、日本語でジャズを表現する独自のスタイルを作るに至りました。訳詞は自ら手がけ、すでに100曲を超えています。このコンサートの模様は、6月22日(水曜日)、JCNコアラ葛飾の「デイリーニュース」で放送される予定です。


ギターやヴァイオリンなどとも協演

 バックには、コンコルド出身のベウシスト、マット・ホーガンさん、クロード・チアリや雪村いずみらをはじめ数多くのアーティストのサポート・コラボレーションをしているギタリスト、水口昌昭さんを迎え、さらに、昨秋から流山おおたかの森駅前で弦楽器専門店を進出されたアントニオ斉藤さんがヴァイオリンで友情出演。客席に降りて「シェルブールの雨傘」を歌ったり、自らの作詞に「流山おおたかの森駅」や「流山セントラルパーク駅」、「つくばエクスプレス」などを入れて「皆で移ろう、住もう流山」と歌った「Route66」を会場の手拍子と共に歌ったり、さらには新潟地震のときに復興を願って作った「狂おしい夏」、ビリーホリデーの「God Bless The Child」も日本語で披露するなど馴染みのある懐かしい曲が新鮮な歌に生まれ変わって会場に響きました。


日本語でジャズを表現する独自のスタイル

 野々下からいらした熊本雅子さんは、「ジャズをじっくり聴けて満足です。日本語のジャズもいいですね。初めて聞く歌もあったのですが、一曲一曲に風景が思い浮かびました」、また野田市からいらした石原典武さんは、「伸びやかな歌声に感動しました。着物で歌うジャズ、新鮮に感じました」、美原の小島英司さんは、「テネシーワルツなど懐かしい曲が日本語で聴けて嬉しかったです。懐かしのジャズ、もっと聴きたいです。今後の企画に期待します」、古間木の尾田絹代さんは、「きれいな歌声でした。素敵な催しですね」とそれぞれに感想を聞かせてくださいました。また、TAMAO(たまお)さんは、「パリから帰ったらまた流山でコンサートをしたい。ジャズほど自由な音楽はないのですから日本語で歌うのもいいですよね」と抱負を語ってくださいました。


流山初のジャズフェスティバルはまだまだ続きます

 流山初のジャズフェスティバルのオープニングとなった今回の「和っ!JAZZ」。次回は、7月10日(日曜日)に「曽根麻央ボストンカルテットジャズ」で、10代、20代の若手実力派ジャズメンが流山に集結します。また、8月13日(土曜日)には「NAGAREYAMA  SUMMER  JAZZ」として、猪俣猛(ドラム)、八木隆幸(ピアノ)、木村将之(ベース)、曽根麻央(トランペット))、右近茂(テナーサックス)、池田雅明(トロンボーン)などが生涯学習センターで、さらに同日、流山おおたかの森駅前では、青木研&Dixieland Cracker jacksをはじめ、被災地から「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」招待バンドHappyToco、神村英男ジャズセッション&渡辺明日香などを招き、9月23日(祝日)、24日(土曜日)の文化会館で行われるフィナーレまでさまざまなジャンルのジャズをお楽しみいただこうと実行委員会の皆さんが準備を進めています。  


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