ぐるっと流山 「LEGEND OF JAZZ TRIO WE3プレミアムコンサート」

ページ番号7294 更新日 平成23年12月12日

伝説のジャズトリオWE3 客席のリクエストで即興演奏コンサート

「LEGEND OF JAZZ TRIO(レジェンドオブジャズトリオ) WE3プレミアムコンサート」

 12月11日(日曜日)、流山市文化会館で「LEGEND OF JAZZ TRIO(レジェンドオブジャズトリオ)WE3プレミアムコンサート」が行われ、多くのジャズファンが大人のジャズ演奏を堪能しました。流山文化のまちづくり実行委員会と流山市教育委員会の共催で開催されました。往年の名曲の数々を伝説のジャズトリオが奏でました。出演は、ドラムが猪俣猛さん、ベースが荒川康男さん、ピアノが前田憲男さんという日本ジャズ界の至宝が流山で2年ぶりのクリスマスコンサートを開催したものです。


ドラム・猪俣猛さん

 猪俣猛さんは、流山市生涯学習センターの「ジャズヒストリー講座」で講師を務められるなどジャズファンのための活動を続けられています。21歳で「スイングジャーナル」誌の新人賞に輝き、「渡辺晋とシックス・ジョーズ」を経て、名門「西條孝之介とウエストライナーズ」に参加し、後にリーダーとなりました。「We3」もこの時期に生まれ、名実ともに日本を代表するトリオとして現在に至っています。一昨年7月にはサントリーホールで音楽生活60周年コンサートを開催しました。

 前田憲男さんは、名門「ウエストライナーズ」で、ピアノと作編曲の両面で活躍。斬新なハーモニー感覚とプレイが注目を集め、以来テレビやステージも多数出演され、近年では「キングオブジャズ~21世紀へ贈る~」の音楽監督も務められました。現在はご自身のバンド「ウインド・ブレーカーズ」をはじめ、幅広い音楽活動を通して、その卓越したセンスは日本屈指と言われています。


ベース・荒川康男さん

 荒川康男さんは、バークリー・ミュージック・カレッジ(作編曲科)を卒業され、帰国後「佐藤允彦トリオ」「サウンドリミテッド」等を経て、現在は「前田憲男とウインド・ブレーカーズ」「We3」で活躍を続ける一方、アレンジャー、スタジオ、オーケストラとの共演も多く、幅広く活動されています。また、音楽理論、編曲の講師としての活動も行っています。


ジャズ辞典的な存在のトリオ

 WE3は、なんと半世紀もの間、日本のジャズ界をリードしてきた、まさにジャズ辞典的な存在のトリオです。この日、円熟したアーティストたちによるハートフルな演奏は2部構成。1部では、猪俣猛さんの司会進行でクラシックの名曲にも挑戦。2部では、前田憲男さんにマイクがバトンタッチされ、すべて客席からのリクエストに応える形で進行しました。猪俣さんが「ビッグバンドでしか演奏しない」とこだわりを持っていらっしゃる「シング・シング・シング」もリクエストの声があがり、客席に応えて「トリオとしては初めて」と演奏してくださるなど素敵なクリスマスプレゼントとなりました。


多くのジャズファンが大人のジャズ演奏を堪能

 コンサートの最後は、客席の皆さんが立って、WE3の演奏に合わせて「ホワイトクリスマス」を合唱。舞台と客席がひとつになったエンディングに大きな拍手や歓声が贈られました。今回のコンサートを企画した流山文化のまちづくり実行委員会では、12月24日(土曜日)に生涯学習センターでヒダノ修一さんを招いて津軽三味線等と和楽器によるクリスマスコンサートを、さらに1月15日(日曜日)には文化会館でクミコさんを招いて「東日本大震災被災地支援チャリティINORI(祈り)コンサート」を開催します。お問い合わせは流山市生涯学習センター(電話:04-7150-7474)へ。 

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