ぐるっと流山 「CIRCUS~パパ・タラフマラの記憶展」

ページ番号10565 更新日 平成24年5月1日

CIRCUS~パパ・タラフマラの記憶展を開催中パフォーマンスイベントやトークショーも開催

CIRCUS~パパ・タラフマラの記憶展

 「CIRCUS~パパ・タラフマラの記憶展」が、流山市生涯学習センターで開催されています。会期は、4月28日土曜日から5月27日日曜日まで(10時30分から17時30分、5月16日水曜日のみ休館)。1982年から2012年までの30年間、世界の現代舞台芸術をリードしてきたパパ・タラフマラと、その作品制作に関わってきたさまざまなジャンルにおいて第一線で活躍しているアーティストやクリエイターたちが表現してきた美術作品の数々が展示されています。
 


美術作品の数々が展示

 舞台でしか見られなかったこれらの作品やオブジェが、演出家・小池博史さんの手によって、ギャラリー空間を舞台に、前回は1週間程度だった公開期間を今回は1か月に拡大して再び登場しました。ステージで表現される小池さん独特の、細部にわたるこだわりの空間構成、ライティングや音楽により、これら美術作品が、新たな空間世界の中で、再び光を放っています。パパ・タラフマラの世界の中に自分が存在している不思議な感覚を体験できる展覧会です。入場は、一般300円、高校生以下無料(障害者手帳をお持ちの方と同伴者1名は無料)です。


トークショー

 初日の4月28日土曜日には、小池さんとジョグジャカルタ在住のアーティスト・クスウィダナント・ジョンペットさんのトークショーが行われ、現代アートファンが市内外から駆けつけました。ジョンペットさんは、1976年ジョグジャカルタ(インドネシア)生まれ。これまでも廃材を集積したローテクな機械や道具を用いて、愉快な、でも本人は大真面目のマルチメディアパフォーマンスを繰り広げてきたアーティストです。 このトークショーの模様は、JCNコアラ葛飾の「デイリーニュース」で5月1日火曜日に放送予定のほか、ネット配信もご覧いただけます。


トークショー

 トークショーでは、舞台表現等で、インドネシアの人々の身体能力が優れていると感じるのはなぜかという司会の生涯学習センター・三橋綾子副センター長の問いに、小池さんは、「彼らがより大地に近い生活をしているからだろう」と分析。ジョンペットさんは、母国で地震等の自然災害が通じて、「自然とどう向き合って暮らしていくか」が大きな課題になっていることを紹介。ジョンペットさんは、小池さんがパパ・タラフマラ解散後第1作として流山で制作を進めている「注文の多い料理店」の舞台美術制作のために来日されているものです。


トークショーの様子

 この「CIRCUS~パパ・タラフマラの記憶展」の会期中、4つの関連イベントを開催します。(1)5月5日土曜日14時からパフォーマーの松島誠を講師にパフォーマンスイベント、(2)5月6日日曜日14時からパパ・タラフマラのパ フォーマー・あらた真生を講師にパフォーマンス イベント、(3)5月13日日曜日10時30分からバリ舞踊家で パフォーマーの小谷野哲郎を講師にパフォーマンスイベント、(4)5月27日日曜日14時から小池博史と伊藤悠を招きクロージング・トークイベントを開催します。


制作中のジョンペットさん

 小ギャラリーでは、5月4日まで日本に滞在されるジョンペットさんが「注文の多い料理店」の舞台オブジェを公開制作中です。昨年は、ベネチアビエンナーレで個展「サード・リーム」(第三の王国)を開くなどアーティストを自己探求者、社会活動家と考えるジョンペットさんが流山で生み出す舞台オブジェが楽しみです。「CIRCUS~パパ・タラフマラの記憶展」の会期中の5月14日月曜日から22日火曜日まで、ジョンペットが制作する舞台オブジェを同時公開します。小池さんが手掛ける現代舞台芸術の新旧作品が、CIRCUSと、この特別公開で同時にお楽しみいただけます。


展示品

 パパ・タラフマラは、これまでも中・高校生らを対象としたワークショップをはじめ大学生を対象とした身体表現ワークショップなどの開催、そして2009年に無料で行われたパンク・ドンキホーテの公開リハーサル、流山が初演となった白雪姫、解散公演となったファイナルin流山などで流山市民にとっては馴染みの深いパフォーマンス集団でしたが、ことし3月に30年間の歴史に幕を閉じ、新たな出発を再び流山からと、岩手県が生んだ宮沢賢治原作の「注文の多い料理店」を現在制作中で、6月23日土曜日に流山市文化会館で初演される予定です。


展示は5月28日まで

 小ギャラリーでは、5月4日まで日本に滞在されるジョンペットさんが「注文の多い料理店」の舞台オブジェを公開制作中です。昨年は、ベネチアビエンナーレで個展「サード・リーム」(第三の王国)を開くなどアーティストを自己探求者、社会活動家と考えるジョンペットさんが流山で生み出す舞台オブジェが楽しみです。「CIRCUS~パパ・タラフマラの記憶展」の会期中の5月14日(月)から22日(火)まで、ジョンペットが制作する舞台オブジェを同時公開します。小池さんが手掛ける現代舞台芸術の新旧作品が、CIRCUSと、この特別公開で同時にお楽しみいただけます。


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