ぐるっと流山 歴史資料に感謝状

ページ番号10469 更新日 平成24年4月13日

屏風の修理に使われていた文書が歴史資料に埼玉県立文書館から感謝状届く

感謝状の贈呈

 4月5日、市内にお住まいの吉野利子さん・久夫さん親子のもとに、埼玉県立文書館から感謝状が届けられました。339点にのぼる文書を寄贈したことに対して送られたものです。
 


修復作業

 これらの文書は、屏風の修復をきっかけに、その絵の「下」から発見されたものです。過去の修理に使われた「下張り」文書が、貴重な資料となることがあるのを知っていた吉野さんは、修理工房に文書の保存も依頼。ぴったりと重なっていた文書が、1枚1枚丁寧に剥がされて手元に戻ってきました。その文面を見ると、埼玉県内で明治初期に作成された文書であることがわかりました。すぐに流山市立博物館に連絡し、紹介された埼玉県立文書館に寄贈することとなりました。


下張り文書

 文書館では昨年秋から目録作成を進めており、今回発見された資料は、現在の埼玉県越谷市付近の戸長役場に関連する貴重なものであることが判明しました。中には、当時の興行の様子を思い描くことができる貴重な文書などもあり、民俗学の視点からも興味深い資料だということです。


屏風

なお、修理を終えた吉野家の屏風は、源平合戦を描いた六曲一双。作者や制作年代等の詳しいことはわかっていませんが、修復を経てよみがえった姿は鮮やかで見事なものです。


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