ぐるっと流山 西平井二階畑遺跡現地説明会

ページ番号13641 更新日 平成24年11月7日

発掘調査の進め方を説明

 11月3日(土曜日)、西平井二階畑遺跡で現地説明会が開催されました。当日は天候にも恵まれ約200人の参加者が訪れました。遺跡の調査は西平井・鰭ヶ崎地区土地区画整理事業に伴い、平成11年度から断続的に行われています。今回の7次調査では、今から約8000年前の縄文時代から江戸時代にかけての様々な人々の営みが見つかっています。


土器を覗きこむお子さん

 見学会では、発掘調査の進め方、発見された遺構、出土した遺物について解説が行われました。発掘作業員が遺構(建物や柱など)を掘り下げたり、土が埋まっていった状況の測量や掘り上がった遺構の測量調査の様子を見ながら説明を受けていました。調査では、獣を捕まえるために縄文人が2m以上も掘った落し穴や煮炊きをした炉穴(ろあな)、奈良時代のすり鉢大きな穴や平安時代の住居跡、戦国時代に掘られた地下式坑という地下室など、同じ場所に色々な時代の生活の跡が発見されています。


縄文人が掘った落とし穴を覗く見学者の皆さん

  今回の成果の一つとして三輪野山の茂侶神社から鰭ヶ崎の東福寺まで続いていたと思われる道路跡の一部が見つかりました。道は、古くから存在していたようで、少なくとも中世には使われていたようです。道を挟んだ台地上には、古墳時代から平安時代にかけての大集落が見つかっており、現在も交通量の多い道は、古代から流山のメインストリートだったかもしれません。


発掘調査のようす

  出土した遺物では、古代のすり鉢形遺構から発見された遺物が並べられ、見学にきた子どもたちは、大きな甕をのぞきこんだり、坏を手にとって感触を確かめていました。参加者からは、「身近なところにこんなものがあったなんて信じられない。」、「発掘調査のすごさや面白さを感じられました。」、「また是非参加したい。」との声が聞かれました。


発見された遺構の説明 

   11月23日(金曜日)には、古代の集落跡が見つかっている加町畑遺跡(かまちはたけいせき)の現地見学会が開催されます。皆さんも身近にある歴史に触れてみてはいかがでしょうか。


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