ぐるっと流山 まちなか森づくりプロジェクト

ページ番号18486 更新日 平成25年9月25日

新東谷防災広場ゲートボール場に166本 宮脇方式による植樹の第一弾

ゲートボール場に植樹

 9月23日、新東谷防災広場で本年度の「まちなか森づくりプロジェクト」の第一弾となる植樹が行われました。この植樹は、NPO法人地球の緑を育てる会の主催で、平成22年度から23年度に流山市の街づくり顧問でもあった宮脇昭横浜国立大学名誉教授の指導により、日本財団からの助成を受けて本年度市内5か所で実施するものです。流山市は、市民団体等の皆さんとサポート委員会を立ち上げ協力を行う形で事業を行っています。今回の植樹は、東谷自治会や防災広場を利用する団体を中心に約110人に参加していただき、防災広場ゲートボール場の周囲を囲むように166本を植樹しました。

 


1本1本丁寧に

 自治会館で行われた講演で宮脇名誉教授は、なぜ今森が必要なのか、そして本物の森とは何なのかを熱く語りました。直接足を運んで撮影してきたという阪神大震災や東日本大震災のスライドでは、都市部で多くの建築物が倒壊する中、都市公園などで樹齢を重ねた木々がしっかりと根を張り街を守る姿を映していました。「人間が生きるためには街づくりも経済活動も必要なことで、その中で小さくてもいいから街中に木を植えておくことにより、いざという時に命を守ってくれる。一番大切なのは、あなたであり、私であり、愛する人たちの命なんです」と訴えました。


苗木を植樹

 植樹は「宮脇方式」と呼ばれる宮脇名誉教授独自の方法で行います。宮脇方式は、植生上その土地にあった複数の植物を自然に近い状態で競合させながら育成するもので、樹木の生育も早く手もかからない方法だということです。宮脇名誉教授は、シイ、タブ、カシの常緑広葉樹が、地域にあった本物の森を組成する中心になると話し、スダジイ、タブノキ、ウラジロガシなどおよそ20種の木の名称を参加者が一斉に復唱する場面も見られました。


宮脇方式で

 宮脇方式では苗の競合を促すため、一般に言われるよりも苗を密に植えます。ゲートボール場の周囲に80センチメートルほどの幅で耕された区間に6班に分かれ植えられた166本の苗は、その後、いずれ土に返る稲わらで土壌表面を覆い縄で括られ完成しました。稲わらは、乾燥防止や雑草抑制などの効果があるそうで、宮脇名誉教授も「一つひとつの苗をきちんと最後まで正しい植え方で植えるのが大事」と指導する傍ら、参加者との記念撮影にも応じていました。


166本を植樹

 この宮脇方式による植樹の第2弾は、9月29日に行われる下花輪福祉会館(ほっとプラザ下花輪)会場ですが、広報やホームページ等で参加者募集を行ったところ多くの市民の皆様にお申し込みをいただき誠にありがとうございました。講演会場等の都合により現在募集を控えている状態ですので、ご興味をお持ちの方はぜひ、11月4日に行うクリーンセンター会場へのお申し込みをお願いします。【問い合わせ・申し込み:流山市環境政策課(電話04-7150-6083)】


集合写真
植樹を終えて記念撮影


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