ぐるっと流山 流山おおたかの森駅前で第3回流山ジャズフェスティバル

ページ番号17959 更新日 平成25年8月15日

第3回流山ジャズフェスティバル

  8月10日(土曜日)、記録的な猛暑の中、流山おおたかの森南口都市広場で「第3回流山ジャズフェスティバル」のメインイベント「グリーンジャズ」が開催され、終日、多くの人出で賑わいました。市内のスタジオやギャラリー経営者、自治会ジャズ愛好グループなどで組織され、企画運営から資金集め、チラシ配布などまでボランティアで行っている流山文化のまちづくり実行委員会が主催しました。7日(水曜日)から同広場では、森のナイトカフェが行われ、ガールズバンドなどが出演するミニライブも行われていました。この日は、大人の雰囲気が漂うジャズを中心に正午から夜まで特設ステージで本格的なコンサートが展開されました。


「松戸スウイングセピア」の皆さん

  正午からの幕開けは、松戸市音楽協会や松戸市社会教育団体など地域に密着し、近郊のジャズファンによって昭和55年に結成された「松戸スウイングセピア」の皆さん。20代から60代という幅広い年代層のメンバーで構成されています。年1回の定期演奏会をはじめ、各種イベント・ダンスパーティ等の出張演奏で幅広く活動中です。結成33年のベテランビッグバンドは、ステージから「暑いですから水分補給しながら聴いてください」と呼びかけていました。

 


会場となった駅前広場

  会場となった駅前広場には、飲食ができるテーブルや椅子、売店などのブースが並び、夏祭りの様相。宮崎県小林市からいらした伊藤さやかさんは、「仕事の出張で上京して流山ジャズフェスティバルを知り友人と来ました。地域のアマチュアバンドも一流のプロも一緒に参加できて素晴らしいですね」と感想を聞かせてくれました。全国各地で40度を超える気温が記録され、酷暑となったこの日、汗びっしょりのボランティアの方々が、会場に水を打って涼を演出しながらの運営です。


BELL’Z(ベルツ)

  続いての出演は、東葛地域ではお馴染みのBELL’Z(ベルツ)。平成14年末に「イチカシ」こと市立柏高校吹奏楽部の卒業生を中心に結成されたビッグバンドです。流山の会場ということもあり、市内にお住まいの清水亮さんのサックスをフィチャーしながらセプテンバーなどで盛り上げます。毎回、グレンミラー楽団やカウントベイシーオーケストラのナンバー からラテン、ファンク、歌謡曲まで幅広いレパートリーを演奏して楽しいステージを演出してくれる若者たちです。


曽根麻央&フレンズの皆さん

  続いて流山が生んだ若きトランぺッター曽根麻央&フレンズの皆さん。曽根さんは、9歳の時に親子バンド「そねそねくらぶ」で音楽活動を開始。原朋直氏、杉木峯夫氏に師事。2010年に、流山市文化会館で開催されたWE3(前田憲男さん、猪俣猛さん、荒川康夫さん)との共演アルバムをリリース。現在、米マサチューセッツ州ボストンのバークリー音大に留学中です。この日は、ベースの伊藤勇司さん、ドラムスの木村紘さんとの出演で、歌に、キーボードに、トランペットにと、オリジナル曲も交えて披露しました。


「KEI MIURA&SuperBombers」の皆さん

  再び、今回のジャズフェスのテーマである「ビッグバンド」に戻って、ステージには「KEI MIURA&SuperBombers」の皆さんが登場。平成9年にバンド名にもなっている三浦啓さんを中心に結成されたバンドで、習志野など県内を中心に活動している社会人ビッグバンドです。日大ブルースウィングジャズオーケストラのOBが多く、他の社会人ビッグバンドや大学時代からの友人で構成されています。

 


ザ・サードコーストジャズオーケストラ

  そして、この近郊では有名なザ・サードコーストジャズオーケストラが登場。自然の宝庫「三番瀬」にちなんで名付けられたバンド名の通り、船橋を拠点に活動している社会人ビッグバンドです。ベイシー、エリントン、ラテン、フュージョン、ポップス等オリジナルアレンジも含めた幅広いレパートリーを持ち、船橋市社会教育関係団体として、地域に密着した演奏活動をしています。


「漫響楽団」

  昼間は、流山市生涯学習センターで「笑って健康!お笑い大行進31」に出演されていた漫才コンビの皆さんが、ステージ衣装を着替えて、第3回流山ジャズフェスティバルに駆けつけてくれました。「漫響楽団」という「おぼん・こぼん」、「ホームラン」、「すず風にゃんこ・金魚」、「ロケット団」らで構成された漫才協会が誇るお笑い芸人ばかりのビッグバンドです。「ミュージシャンですからお笑いはやりません」と会場を笑わせます。


神村英男バンド

  つくばエクスプレスの開業記念イベント以来、出演を続け、流山ではお馴染みの神村英男バンドが登場する頃には、駅前広場は人波であふれていました。早大ジャズ研在学中にプロ入りし、渡辺貞夫YAMAHAリハ・オ-ケストラや自己のバンド、東京ユニオン、世良譲グル-プ、原信夫とシャ-プス&フラッツなどに入団されていた神村英男さんが粉川忠範さん、後藤輝夫さん・原とも也さん、本田富士旺さん、五十川博さん、島田忠夫さんというベテランミュージシャンと夏の夜を盛り上げます。


ミッキーカーチスさん

  そして、ファンがお待ちかねのミッキーカーチスさん。神村バンドの演奏中、ステージ横で、ボランティアの皆さんが団扇で風を送っていましたが、急に、ハーモニカを持ってステージに裸足で駆け上がると、会場の熱気は頂点に達しました。映画「ロボジー」や、流山でも撮影されたテレビドラマ「咲きのヒマワリ ボクの人生、リニューアル」などで俳優としても知られ、作詞家、落語家、華道家など多彩なジャンルでご活躍のミュージシャン、ミッキーカーチスさん。拍手や声援に笑顔で応えながら75歳とは思えない迫力で歌い演奏します。待ち時間にステージ横でおぼん師匠とご一緒だったからか、ステージでは小噺も披露し会場が盛り上がりました。流山ジャズフェスティバルは、流山市生涯学習センターで6月から始まり、今月24日、江戸川堤で開催される「流山花火大会」のライブまで約2か月間続きます。


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