ぐるっと流山　子どもたちの健やかな成長を願う大会

   11月22日（土曜）、流山市生涯学習センターで「流山市青少年健全育成推進大会」が行われました。子どもたちの健やかな成長を願って流山市青少年育成会議が毎年開催しているもので、善行少年や育成団体の表彰などを中心に続けられています。同会議の宇佐見憲雄さんの司会で式典とアトラクションがそれぞれ進められました。育成団体として昭和63年から小学校などで邦楽の演奏や指導を続けている流山市邦楽三曲会が表彰され、客席から大きな拍手が贈られていました。

   続いて青少年育成功労者として流山市少年野球連盟から立柳篤さん、西浦克さん、田崎喜一さん、小泉博康さん、増田勝巳さんが、流山市小学校長会から後藤義介さんが、流山少年サッカー連盟から川島祐二さん、北本英也さん、千川克己さん、安斉竜二さん、大西康之さんが、流山市ボースカウト・ガールスカウト連絡協議会から嶋田敏裕さん、阿久津裕一さんがそれぞれ推薦を受け表彰されました。受賞者を代表して、後藤義介さんは「子どもたちの通学の安全のために声を掛け、見守りを続けることで、子どもたちに元気をいただいています」と謝意を述べました。

 

  流山市中学校長会から推薦を受けた八木中の藤村泰雅さんと宇野響貴さんは、草地が燃えているのを発見し消火活動を行ったことから、また、流山市高等学校長会から推薦された流山おおたかの森高校の児玉和哉さんと穴見涼輔さんは、転倒していた高齢者を授業で学んだ救急法で救ったことからそれぞれ善行少年として表彰されました。

  続いて、青少年を健全に育てる運動啓発標語・ポスターの入選者が表彰されました。標語は218点の応募作品の中から、20人の児童・生徒の作品が入賞しました。入賞者を代表して、「さしのべよう　1人1人の　やさしい手」という標語をつくった流山小学校5年生の吉野彩希さんが青少年育成会議の樫村あい子会長から賞状と記念が手渡されました。

  一方、ポスターは89点の応募作品の中から15人の児童・生徒の作品が入選しました。入選者を代表して「あたたかい　私の家族」というほのぼのとしたポスターを描いた北部中学校2年生の北村望さんに賞状と記念品が贈られました。入選作品は、この日、会場となった流山市生涯学習センターのホールロビーに展示され、来館者の皆さんが足を止めて鑑賞していました。

  アトラクションとして向小金小学校吹奏楽部の児童が、ステージの上と客席の前で身体を動かしながら次々と難しい曲に挑戦。「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー」などの演奏や歌を披露し、満席の聴衆を魅了しました。会場には、向小金小の仁井山校長をはじめ、教育委員、市議会教育福祉委員会、小中高校の各校長会長、県会議員、公益財団千葉県青少年協会など多くの関係者の皆さんが駆け付け、子どもたちの素晴らしい演奏に聴き入っていました。

   この日、大会では青少年を取り巻く環境の急激な変化やその問題の深刻化に対応するため、関係団体が連携を深め、それぞれの持つ教育的役割を再認識し、家庭や学校、地域が一丸となって青少年の健全な育成のために引き続き努力をしていくという趣旨の宣言を青少年育成会議の酒巻由美子運営委員が読み上げ、会場の賛同を得て、今年度の大会宣言としました。

  今回の大会を主催した流山市青少年育成会議は、青少年問題の持つ重要性に鑑み、広く住民の総意を結集し、次代を担う青少年の健全な育成を図ることを目的に昭和53年に発足した団体です。同会議では、さまざまな場での啓発活動などを展開しています。その一環として、来年1月17日（土曜）、「ほっとプラザ下花輪」前の多目的広場で親子たこあげ大会を予定しています。お問い合わせは流山市教委・生涯学習課（04－7150－6106）へ。

  子ども達の健やかな成長のためには、家庭をはじめ学校や地域が手を携えて取り組むことが大切です。そこで、12月6日（土曜）には市内7か所で青少年を取り巻く社会環境の浄化を願って「地区のつどい」が行われます。この活動は、流山市民生委員児童委員協議会や柏地区保護司会流山支部、松戸人権擁護委員協議会流山部会、流山市青少年相談員連絡協議会、流山市PTA連絡協議会、流山市青少年指導センター連絡協議会、流山市学校警察連絡協議会、流山市小中学校長会ら日頃から青少年のために活動されているさまざまな団体によって毎年行われるものです。どなたでもご参加いただけます。お問い合わせは、流山市青少年指導センター（04－7159－5400）へ。