ぐるっと流山 老舗呉服店の土蔵を有形文化財に指定

ページ番号22855 更新日 平成26年9月25日

呉服ましやの土蔵は、土蔵造りの様式を今に伝える建造物

有形文化財指定書の交付式

   9月18日、教育長室で、流山市指定有形文化財の指定書交付式が行われました。これは、流山市教育委員会が9月5日、呉服ましや土蔵を流山市指定有形文化財(建造物)第33号に指定したことから行われたものです。所有者で5代目の古坂稔さんと、6代目古坂多さんが教育長室を訪れ、後田教育長から指定書が手渡されました。呉服ましやは、古くはみりんの醸造を営んでいましたが、8代古坂喜左衛門が安政6年(1859)に呉服店を創業し、現在に至っています。土蔵は何度か改造や修理を受けていますが、正面土扉や窓の土戸は当初のままの形態を保っており、明治期の土蔵造りの様式を随所に残す貴重な建造物となっています。


 


教育長室にて

   指定書を手渡された5代目の古坂さんは「流山の歴史を守りながら、少しでもご協力できればと思っています。今回の有形文化財の指定をうれしく思います」とお話ししてくださいました。また、古いものを残し、次の世代に受け継いでいくことの大変さや、明治時代当時の地図を蔵から最近見つけたことなど、大変興味深いお話をしていただきました。小学生の子どもたちが、まち探検や校外学習などでましやの土蔵を見学することもあるそうです。


教育長室にて

    後田教育長は「歴史あるお話を伺う機会がないので、こうしてお話を聞くと、さらに愛着を感じますね。貴重な資料や当時の物などは蔵がなかったら保存されていなかったことを思うと、よくぞ今まで残していただきました」と155年のましやの歴史に感心されていました。今回、呉服ましやの土蔵が指定されたことで、市の有形文化財は29件となりますが、流山本町周辺の建築物としては初の指定となりました。


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