サル痘について
サル痘は、昭和45年(1970年)にヒトでの感染が発見されて以来、中央アフリカから西アフリカにかけて流行していました。
令和4年(2022年)5月以降、従前のサル痘流行国への海外渡航歴のないサル痘患者が欧州、米国等で報告されていましたが、令和4年(2022年)7月25日、初めての国内におけるサル痘患者の発生が確認されました。
サル痘とは
サル痘は、サル痘ウイルスによる感染症です。
国内では、感染症法上の四類感染症に指定されています。
発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状や発疹の症状が出ますが、多くの場合2~4週間持続し自然軽快します。
小児例や、あるいは曝露の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがあります。
感染経路
・アフリカに生息するげっ歯類をはじめ、サルやウサギなどウイルスを保有する動物との接触
・感染した人や動物の病変・体液・血液との接触(性的接触含む)
・感染した人との接近した対面での飛沫への長時間の曝露
・患者が使用した寝具等との接触
症状
・発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0~5日程度持続し、発熱1~3日後に発疹が出現しますが、発熱やリンパ節腫脹などの前駆症状が見られない場合もあります。
・皮疹は顔面や四肢、会陰部、肛門周辺や口腔などに多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となりますが、異なる段階の皮疹が同時に見られる場合があります。
治療と予防法
・治療は対症療法になります。
・天然痘ワクチンによって約85%発症予防効果があるとされています。しかしながら、天然痘は1980年にWHOから根絶宣言がされており、国内では1976年に小児への天然痘ワクチンの接種が中止されています。
・流行地では感受性のある動物や感染者との接触を避けることが大切です。
・マスク着用、咳エチケット、手指衛生が大切です。
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