手足口病にご注意ください

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ページ番号1022021  更新日 令和1年7月13日 印刷

手足口病が流行しています

 夏季は子どもの感染症が流行しやすい時期です。
 手足口病は、子どもを中心に主に夏に流行する感染症として、ヘルパンギーナや咽頭結膜熱(プール熱)とともに、代表的な「夏風邪」といわれています。
 例年、患者さんの90%前後を5歳以下の乳幼児が占め、5~6月から患者数が増加し、7月下旬に流行のピークを迎えます。

 今年は、令和元年第23週(6月3日~9日)の千葉県内の手足口病の「定点当たり患者報告数」(※1)が1.75人*となり、現行の調査体制となった平成11年以降の過去同時期と比較して最も多く、例年よりも早期に増加しています。その後、第25週(6月17日~23日)には5.13人*となり、国の定める警報基準値(5.0人*)を超えました。
 なお、第27週(7月1日~7日)には以下のとおりとなり、さらに増加しています。

  • 千葉県全体では14.22人*となり、現行の調査体制となった平成11年以降の最高値を記録しています。
  • 松戸保健所管内(流山市・松戸市・我孫子市)では18.80人*となり、千葉県内でも3番目に患者さんの報告が多い地域となっています。
  • 患者さんの年齢では、1歳児が39.1%、2歳児が23.5%、0歳児が12.3%、3歳児が10.0%となっており、3歳までの乳幼児が大半を占めています。なお、少数ですが成人の患者さんも報告されています。
  • 今年、これまで千葉県内の患者さんからは、コクサッキーウイルスA6(CA6)が検出されています。
定点当たり患者報告数推移
千葉県内の手足口病の定点当たり患者報告数*の推移
※1:定点当たり患者報告数*とは、定点医療機関(※2)からの1週間の患者報告数を定点数で割った値のことで、言い換えると1医療機関当たりの平均患者報告数のことです。
※2:定点医療機関とは、医療機関の中から選定され、インフルエンザや感染性胃腸炎など25種類の感染症の患者数を保健所へ報告いただいている医療機関のことです。

手足口病について

 手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹が出るウイルス性の感染症で、主に乳幼児を中心に夏季に流行します。

 原因となるウイルスには、コクサッキーウイルスA6(CA6)、A10(CA10)、A16(CA16)やエンテロウイルス71(EV71)などがあります。

症状

 感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。患者さんの約3分の1に発熱がみられますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどは、数日間のうちに治る病気です。

 まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。特にEV71に感染した場合には、他のウイルスによる手足口病と比べて、中枢神経系の合併症を引き起こす割合が高いことが知られています。
 また、手足口病の典型的な症状がみられずに重症になることもあるため、注意が必要です。

 なお、CA6に感染した場合には、他のウイルスによる手足口病と比べて水疱が大きいことや、症状が消失してから1カ月以内に一時的に手足の爪の脱落を伴う症例が報告されていますが、自然に治るとされています。

感染経路

 感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入ることによる感染)が知られています。

 特に、原因となるウイルスに感染した経験のない乳幼児が集団生活をする保育施設や幼稚園などでは、子ども達同士の生活距離が近く、濃厚な接触が生じやすい環境であることや、衛生観念がまだ発達していないことから、施設の中で手足口病の患者さんが発生した場合には集団感染が起こりやすいため、注意が必要です。

感染予防

 手足口病には有効なワクチンはなく、発病を予防できる薬もありません。

 一般的な感染対策としては、接触感染を予防するため、手洗いをしっかりとすることや、排泄物を適切に処理することが重要です。このほか、水疱内容にはウイルスが含まれているため、患者さんとの濃厚接触を避け、遊具を別にする等の対応が挙げられます。

  • 保育施設などでは、感染を広げないために、職員と子ども達がしっかりと手洗いをすることが大切です。
  • おむつを交換する時には排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしてください。
  • 手洗いは流水と石けんで十分に行い、タオルを共用しないでください。
手足口病は、感染しても発病せずウイルスを排泄している場合があり、治った後も比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあるため、発病した患者さんだけを長期間隔離しても有効な感染対策にならず、現実的でもありません。また、衛生観念がまだ発達していない乳幼児の集団生活施設では、施設内での感染の広がりを防ぐことは難しくなります。
しかし、発病しても軽い症状で治ってしまうことがほとんどであるという意味で、手足口病は感染してはいけない特別な病気ではなく、これまでほとんどの人が子どもの間にかかって免疫をつけてきた感染症です。

手足口病にかかったら

 手足口病には特効薬はなく、特別な治療法はありません。経過観察を含め、症状に応じた治療が行われます。

  • 基本的には発病しても軽い症状で治ってしまうことがほとんどですが、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため、経過観察をしっかりと行いましょう。
  • 高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずに尿が出ない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

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