農作物の高温・少雨への対策

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ページ番号1006667  更新日 平成29年9月15日 印刷

共通事項

 高温によりハダニ類、スリップス類、カメムシ類、ハスモンヨトウ、萎凋病、軟腐病、白絹病等の病害虫が発生しやすくなります。防除指針に基づいて防除に努めましょう。
 高温時に薬剤を散布すると薬害を生じる可能性があるので、散布時間帯等に注意しましょう。

施設等

 施設内の気温を下げるため、ハウスの内張り又は外張りに遮光資材を展張することや、農業ハウス用遮光塗料を吹き付け塗布することが有効です。ただし、遮光期間や展張時の天候によっては、施設内の光量が低下し、作物の種類によっては収量や品質の低下を招く恐れもあるので注意が必要です。
 循環扇・換気扇を導入して、施設内の空気を循環させるようにしましょう。

水稲

 登熟期の水不足は、乳白米等の白未熟粒の多発生による品質低下の原因となります。また、米粒の充実と品質向上のために出穂後25日までは水が必要であるため、出穂2週間前後までは湛水管理(水が不足する場合は間断かんがい)、出穂2週間後から25日後までは間断かんがいを行い、田面を湿らせておきましょう。
 また、田をよく見回って無駄のない水管理を心掛け、早期落水は絶対に行わないようにしましょう。

野菜

 敷きわらや反射フィルムなどを用いて土壌水分の蒸発を防ぐとともに、地温上昇の防止に努めましょう。
 灌水は、日中の高温時を避けて夕方または早朝に行うようにしましょう。なお、灌水の目安は、黒ボク土では、4日から6日おきに20ミリメートル(生育初期)から30ミリメートル(生育盛期)、砂壌土では、3日から4日おきに10ミリメートルから20ミリメートルです。
 灌水の目安は、土壌水分が30パーセントから40パーセントとなるようにしましょう。

品目別事項

トマト(促成及び抑制栽培)
 高温による土壌の乾燥や水不足によって、活着不良、生育不良、着果不良、尻腐れ果など障害果が発生しやすくなり、CMVなどのウイルス病を含めた病害及び虫害も発生しやすくなります。
 活着不良、生育不良、着果不良などの対策として、本圃は、定食前に100ミリメートル以上の灌水をして下層土壌の含水率を高めておきましょう。
 また、定食後に敷きわらなどを行い、土壌水分の蒸発防止と地温の上昇を抑制して、活着を促進させましょう。
 定植後に芯の部分(生長点)が萎れそうな時は、速やかにして活着を促しましょう。萎れが少ない場合は灌水を控えましょう。
 活着後、日中萎れる場合は、葉水をかけ、遮光などを行い、ハウス内温度の上昇を抑えましょう。
 尻腐れ果などの障害果対策として、土壌水分の不足は尻腐れ果の発生を助長するので、適正な灌水により根部形成を促しましょう。また、尻腐れ果の発生が予想される場合は、予防的にカルシウム剤の葉面散布を行いましょう。
 病害虫対策として、防除指針に基づいて、オオタバコガ、トマトハモグリバエ、スリップス類、葉かび病などの防除に努めましょう。
キュウリ(抑制栽培)
 高温による土壌の乾燥や水不足によって、活着不良、生育不良、CMVなどの病害が発生しやすくなります。
 活着不良、生育不良などの対策として、本圃は、定植前に100ミリメートル以上の灌水をして下層土壌の含水率を高めておきましょう。また、定植後に敷きわらなどを行い、土壌水分の蒸発防止と地温の上昇を抑制して活着を促進させましょう。
 CMVなどのウイルス病対策として、防除指針の基づいてアブラムシ類の防除を行いましょう。
ショウガ
 高温による土壌乾燥や水不足によって、地上部の生育抑制や地上部の肥大不良が起きやすくなります。
 ショウガは根が浅く貧弱なので、灌水による生育促進効果が大きく、特に生育初期(3本から5本分けつまで)は効果が大きいので、根ショウガでは1回約20ミリメートル、葉ショウガでは1回約15ミリメートルの灌水をし、敷きわらなどで乾燥防止に努めましょう。
サトイモ
 高温による土壌の乾燥や水不足によって生育不良が生じ、減収の原因となります。
 中生(蓮葉系)から晩生(土垂系)品種の子イモ、孫イモの芽なし(芽つぶれ症)、ひび、割れなどの品質低下が起きやすくなりますので、5日に1回程度、約20ミリメートルの灌水を行うようにし、中耕培土は根を痛めないように灌水してから行いましょう。灌水を開始したら、収穫まで継続して灌水します。
 また、ハダニ類、アブラムシ類、ハスモンヨトウなどの害虫が発生しやすくなるので、防除指針に基づいた防除を行いましょう。
ネギ
 高温による土壌の乾燥や水不足によって、生育停滞が生じ、収穫の遅れ、減収、活着不良、害虫による食害による枯死株等の発生、ハモモグリバエ・スリップス類・シロイチモンジヨトウなどの虫害、萎凋病・軟腐病・白絹病などの病害発生を招くことになります。
 本圃に十分な灌水をしてから定植しましょう。定植後は、乾燥防止のために植溝に敷きわらをしましょう。
 簡易定植具「ひっぱりくん」を利用したペーパーポット苗は、鎮圧不足による土壌乾燥しやすいので、定植後に鎮圧をやり直しましょう。
 一度に多量の灌水を行うと軟腐病などの発生を助長させてしまうので、1回あたりの灌水量は10ミリ程度とし、複数回に分けて行いましょう。
 土寄せは時期を遅らせるか、少なめにし葉鞘部の肥大を促しましょう。
 病害虫の発生に注意して、防除指針を基に適期防除に努めましょう。
キャベツ・ブロッコリー
 高温による土壌の乾燥や水不足によって、苗の生育不良、葉焼け、コナガなどが発生しやすくなります。
 育苗期には、適宜灌水して白寒冷紗で常時被覆するなど日除けをしましょう。黒やシルバーなど遮光率の高い寒冷紗を用いる場合は、日照不足による軟弱徒長苗になりやすいので、被覆は10時から15時までとし、朝夕は寒冷紗を取り除きましょう。
 害虫の防除は、防除指針に基づいて適期に行いましょう。
ニンジン(夏蒔き)
 高温による土壌の乾燥や水不足によって、播種遅延に伴う収量低下や尻細、短根、発芽不良、黒葉枯病、線虫の被害が発生しやすくなります。
 D-D油剤などによる土壌消毒の効果は、高温乾燥時にはガスの拡散が早く効果が劣るので、土壌消毒の2日から3日前に20ミリメートル以上の灌水を行いましょう。
 土壌消毒は、消毒剤をあらかじめ予冷庫、暗冷所などに保管しておくなど温度を下げた状態で、まだ低い早朝に行いましょう。
 播種作業は耕運直後の朝露の残る早朝に行いましょう。播種粒数を多くして十分鎮圧しましょう。
 かんがい施設のない圃場では、播種粒数を3割から5割多くし、播種深を2センチメートルと深くし、覆土を厚くして十分鎮圧しましょう。
 除草剤は乳剤または水和剤を用いて、水量を多めにして散布しましょう。
 病害虫の防除は、防除指針を基に適切に行いましょう。なお、かんがい施設のない圃場では粒状タイプの殺線虫剤を用いましょう。
ナス
 高温による土壌の乾燥や水不足によって、果実の肥大遅延が起こりやすくなりますので、灌水チューブ等を用いて20ミリ程度の灌水を行いましょう。
 ハダニ類、スリップス類、コナジラミが発生しやすくなりますので、害虫防除は、防除指針に基づいて適期に行いましょう
花き
 敷きわら又はマルチなどにより、土壌水分の蒸発防止に努めましょう。
 キクは、干害を受けやすく特に粘質田や転換畑では、根の張りが浅くなるため被害が大きくなりやすくなります。葉の萎れに注意して週に1回程度10ミリメートルから20ミリメートルのかん水を行いましょう。
 アスター、ケイトウなども土壌が乾く場合は、灌水を行いましょう。
 ハダニ類、アブラムシ類、スリップス類などは、干ばつ時に発生しやすいので、防除指針に基づいて防除しましょう。

参考

千葉県農林水産部担い手支援課「高温・少雨における農作物の技術対策」

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