麻しん(はしか)にご注意ください

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ページ番号1019584  更新日 平成31年4月24日 印刷

麻しん(はしか)の発生について

麻しんの患者さんが増加しています ~県内でも発生しています~

 麻しん(はしか)について、日本は平成27年3月に世界保健機関(WHO)から麻しんの排除状態と認定されましたが、その後も海外で感染した患者さんなどから国内での感染拡大事例が発生しています。

 現在、大阪府など関西地方を中心に、全国で麻しんの患者さんの増加が報告されており、千葉県内でも、平成31年2月12日以降に麻しん(修飾麻しん(※1)3例を含む)の患者さん14例(県外医療機関届出分1例を含む)の発生が相次いで報告されています。

  1. 患者さん計15例のうち8例については、海外(ラオス・タイ1例、ベトナム2例、モルディブ1例、フィリピン4例)での感染が推定され、日本に帰国・入国後に発症した事例となっています。(発生届出日:2月12日~4月13日)
  2. その他7例については、1.の患者さんとの接触が確認されている方が3例(患者の家族1例を含む)、推定感染源が不明または調査中の方が4例となっています。(発生届出日:2月17日~4月19日)
  • 患者さん計15例の内訳について、年齢は、10歳未満1例、10歳代1例、20歳代5例、30歳代5例、40歳代3例となっています。性別は、男性10例、女性5例となっています。
  • 住所地は、野田市1例、四街道市1例、千葉市2例、茂原市2例、市川市2例、長生郡2例、木更津市2例、成田市1例、習志野市1例、大網白里市1例となっています。
  • 症状は、発熱15例、発疹14例、咳11例、鼻汁6例、結膜充血1例、コプリック斑1例、関節痛1例となっています。
  • 予防接種歴は、接種なし1例、1回接種7例、2回接種2例、不明5例となっています。
平成30年9月27日~11月17日に、松戸保健所管内(流山市・松戸市・我孫子市)および近隣市(柏市、印西市)において、海外での感染と推定される患者さんが確認され、本市2例を含む20例(修飾麻しん(※1)8例を含む)まで感染が拡大する事例が発生しましたが、平成30年12月25日に松戸保健所から終息が発表されました。

 麻しんは感染力が非常に強いため、感染拡大に注意が必要です。

  • 麻しんの患者さんと接触した可能性があると松戸保健所等から連絡があった場合は、その指示に従って健康観察等にご協力をお願いします。
  • また、下記にあげる麻しんの症状がみられ感染が疑われる場合は、必ず受診する前に医療機関に電話連絡し、その指示に従って受診してください。

 麻しんの予防、感染の拡大防止には、予防接種が重要です。

  • 定期予防接種や緊急任意予防接種の対象のおさんは、「早めに」「確実に」予防接種を受けましょう。
  • 海外に渡航する際には、予防接種を2回受けていない方などは、渡航前にあらかじめ予防接種を受けましょう。また、帰国後2~3週間程度は健康状態に注意しましょう。

 市民一人ひとりの感染予防対策へのご協力をお願いします。

麻しん(はしか)について

 麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100パーセント発症するといわれています。

 一昔前まで、麻しんは「誰でも一度はかかる子どものありふれた病気」「小さいうちにかかっておけば大丈夫」などと思われてきました。しかし、今日では、麻しんは「死ぬこともある恐ろしい病気」「ワクチンで防ぐことができる予防すべき病気」「地球上から排除できる病気」と考えられています。

症状

 麻しんウイルスに感染すると、通常10~12日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。約2~4日間38℃前後の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血などが続き、熱が1℃程度下がった後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。(より軽い症状や典型的ではない症状となることもあります。(※1))

 肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症するといわれています。その他の重篤な合併症として、患者数万人に1人程度とされ頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染(特に2歳未満)してから、数年の潜伏期間の後(特に6~10歳頃)に進行性の中枢神経疾患(「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」といいます。)を発症することもあります。

 麻しんは発症してしまうと特別な治療法はなく、今なお先進国であっても患者1,000人に1人の割合で死亡する可能性があるとされています。

感染経路

 麻しんウイルスの主な感染経路は空気感染で、その感染力は非常に強く、その他にも飛沫感染や接触感染により、人から人へと感染します。

 また、発症した人が周囲に感染させる期間(感染力を有する期間)は、症状が出現する1日前から解熱後3日間まで(全経過を通じて発熱がみられなかった場合、発疹出現後5日間まで)とされています。なお、症状が出る直前から発疹が出現するまでの期間(「カタル期」といいます。)が特に感染力が高いとされています。

潜伏期間

 感染すると約10~12日間の潜伏期間を経て発症します。(21日間程度の場合もあります。(※1))

※1:修飾麻しん

 幼少時に1回のみワクチンを接種しているなど、麻しんに対する免疫が不十分な状態で感染した場合は、より軽い症状や典型的ではない症状となることがあり、このような麻しんを「修飾麻しん」といいます。

 例えば、潜伏期間が長くなったり、高熱が出ない、発熱期間が短い、発疹が手足だけで全身には出ないなどがあり、風しんなどに似た症状を呈することもあります。感染力は典型的な麻しんと比べて弱いとされていますが、気付かずに周囲への感染源になることがあるため、注意が必要です。

麻しん(はしか)の感染が疑われる時

 麻しんは感染力が非常に強く、空気感染により直接の接触がなくても同じ空間を共にするだけで周囲に感染させてしまう可能性があります。

 麻しんの患者さんと接触した可能性があると松戸保健所等から連絡があった場合は、その指示に従って健康観察等にご協力をお願いします。

 また、発熱や発疹(※2)など麻しんを疑う症状が現れた場合は、必ず受診する前に医療機関に電話連絡し、麻しんの患者さんとの接触の可能性や海外渡航歴の有無とともにその旨を伝え、医療機関の指示に従って受診してください。なお、受診の際には公共交通機関等の利用は避けてください。

  • ※2:麻しんは通常、発熱後に一度熱が下がってから、再度の高熱と共に発疹が出現します。麻しんの患者さんとの接触や麻しん発生地域に滞在した後、発疹以外の症状が出現した場合も注意しましょう。

麻しん(はしか)を予防するために

 麻しんは感染力が非常に強く、空気感染もするので、手洗いやマスクのみでの予防はできません。また、発症してしまうと、麻しんに対する特別な治療法はなく、症状をやわらげるための処置しかありません。麻しんを予防する唯一の手段は予防接種です。

 麻しんからお子さんや自分自身を守るのはもちろんのこと、周囲の人を感染の危険にさらさないために、予防接種を受けることが重要です。

予防接種について

定期接種について

 予防接種法に基づく「定期接種」の対象になる方は、原則無料で予防接種を受けることができます。対象になる方は、確実に定期接種を受けましょう。なお、麻しん(麻しん風しん混合ワクチン(MR))予防接種は、定期接種の時期を逃すと任意接種(自費)となり、約1万円かかってしまいますのでご注意ください。

麻しん第1期・第2期定期接種について【1歳児・年長相当児】
麻しん第1期・第2期定期接種の対象のお子さんで、まだ受けていない方は、「早めに」「確実に」麻しん(麻しん風しん混合ワクチン(MR))の予防接種を受けましょう。対象になるのは、第1期(1回目)が「1歳以上2歳未満」、第2期(2回目)が「5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間」です。詳細については、下記のリンク先ページをご覧ください。
風しん抗体検査・風しん第5期定期接種について【風しんの抗体保有率が低い世代の成人男性】
これまで風しんの定期接種を受ける機会が一度もなかった、特に抗体保有率が低い世代である昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性については、国における「風しんの追加的対策」として、「風しん抗体検査・風しん第5期定期接種」が全国で原則無料で実施(令和4年3月31日まで)されることになりました。市から無料クーポン券が届いた方は、この機会にぜひ風しんの抗体検査を受けましょう。その結果、抗体価が低かった方は、確実に風しん(麻しん風しん混合ワクチン(MR))の予防接種を受けましょう。詳細については、下記のリンク先ページをご覧ください。

任意接種について

 定期接種の対象ではない方でも、麻しんにかかった事がなく、予防接種を2回受けていない方は、かかりつけ医などに相談の上、予防接種(任意接種)を検討しましょう。

 特に、不特定多数の方と接触する方(医療機関・学校・児童福祉施設等の職員など)は、麻しんを発症すると、学校や職場等で感染を拡大させてしまう危険があります。麻しんの罹患歴や予防接種歴を母子健康手帳などで確認し、麻しんにかかった事がなく、予防接種を2回受けていない方は、予防接種を受けることをお勧めします。罹患歴や予防接種歴が不明の場合は、抗体検査を検討してください。なお、ワクチン接種の際は、風しん対策も考慮して、麻しん風しん混合ワクチン(MR)の接種を推奨します。

 風しん第5期定期接種を除き、大人の麻しん(麻しん風しん混合ワクチン(MR)を含む)予防接種は、予防接種法に基づかない「任意接種」です。任意接種は有料となり、接種費用は医療機関によって異なります。接種費用、予約の必要性の有無、診療時間、ワクチンの在庫等については、医療機関へ直接お問い合わせください。まずは、かかりつけ医にご相談ください。

 なお、流山市医師会にご協力いただき、任意の麻しん・風しん予防接種の実施医療機関を調査しましたので、参考にしてください。

風しん任意接種費用の助成について【妊娠希望女性とその配偶者等で風しんの抗体価が低い方】
流山市では、妊婦さんの風しん感染を予防し、赤ちゃんの先天性風しん症候群を防ぐための「千葉県風しんワクチン接種補助事業」に基づく措置として、妊娠を希望する女性とその配偶者の方などに対して千葉県が実施する風しん抗体検査(無料)で抗体価が低いとされた方を対象に、風しん(麻しん風しん混合ワクチン(MR)を含む)予防接種(任意接種)の費用助成を実施(令和2年3月31日まで)します。対象になる方は、この機会に風しんの抗体検査を検討しましょう。その結果、抗体価が低かった方は、風しん(麻しん風しん混合ワクチン(MR)を含む)の予防接種を検討しましょう。詳細については、下記のリンク先ページをご覧ください。

海外渡航に際して

 日本を含む多くの国では、麻しん対策としてワクチンの2回接種が行われています。こうした対策の結果、麻しん排除を達成する国が増加しています。その一方で、アジア・アフリカ諸国など、依然として多数の患者さんが報告されている国・地域があります。

 日本は、平成27年3月に世界保健機関(WHO)の西太平洋事務局から、麻しんの排除状態と認定されましたが、その後も海外で感染した患者さんを契機とした国内での感染拡大事例が発生しています。

 なお、麻しんの発生がない、あるいは非常に少ない国・地域では、滞在中に麻しんを発症すると、感染の拡大防止のため、発症した本人はもとより、同行者も移動を厳しく制限されることがあります。

  • 海外に渡航する際は、厚生労働省検疫所「FORTH」や外務省「海外安全ホームページ」(関連情報の外部リンク先)などで、あらかじめ渡航先の感染症発生情報等を確認しましょう。
  • あらかじめ麻しんの罹患歴や予防接種歴を母子健康手帳などで確認し、麻しんにかかった事がなく、予防接種を2回受けていない方は、渡航前に予防接種を受けましょう。(罹患歴や予防接種歴が不明の場合は、抗体検査を検討してください。)
  • 帰国後2~3週間程度は健康状態(発熱や発疹(※2)などの症状)に注意しましょう。

世界における麻しん発生状況

  • 麻しん患者報告数上位10カ国(平成30年6月~11月)は、ウクライナ、インド、ブラジル、フィリピン、マダガスカル、タイ、イエメン、コンゴ民主共和国、スーダン、マレーシアの順となっています。
  • 日本の渡航国別輸入麻しん症例報告数(平成30年)は、タイ17例、フィリピン7例、ベトナム5例、マレーシア1例、インド1例、シンガポール1例、ネパール1例、バングラデシュ1例、その他5例となっています。
  • アジア・アフリカ諸国だけでなく、ヨーロッパ諸国やニューヨーク市などの日本人観光客も多く訪れる国・地域でも、麻しんが流行してます。

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