ぐるっと流山 第69回流山市文化祭(コーラス・俳句・民謡・詩吟・歌謡)
令和6年11月16日(土曜日)、文化会館で第69回流山市文化祭「第32回合唱祭」が開催されました。
「流山市民の歌」の全体合唱で始まった合唱祭は、今年度から新たに流山市合唱連盟に加盟した「流山市少年少女合唱団」も参加し、計16団体が日頃の練習の成果をいかんなく発揮し、ホールいっぱいに歌声を響かせました。
観客はコーラスの美しい響きに聞き入ったり、リズムに合わせて身体を揺らしたり、出演者の演出に合わせて一緒に手拍子をしたりと、出演者と観客が一体となった会場は大いに盛り上がりました。各団体の技術の高さと歌への情熱が存分に披露され、合唱祭は大盛況のうちに終演となりました。
同じく11月16日(土曜日)、初石公民館では「俳句大会」が開催されました。
選句の前の講話では、俳誌「パピルス」主宰の坂本宮尾先生から、「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎(すてっちまをか(漢文表記))」という句で、いまだ封建的であった時代の俳壇に衝撃をもたらし、俳句を通じて女性の生き方を叱咤激励し続けた「竹下しづの女」とその俳句について講演いただきました。
今年は120人から主観や情景など作者の感性を磨き上げた240句もの出句がありました。上位入賞の方は以下のとおりです。(敬称略)
市長賞(1位)朝川裕彦「身に沁むや肩幅ほどの手術台」
市議会議長賞(2位)茶谷静子「あとがきを先に読む癖秋ともし」
教育長賞(3位)藤埜まさ志「白鳥の白は千里の空が研ぐ」
俳句協会長賞(4位)松尾涼「取り消しの出来ぬ言の葉帰り花」
11月17日(日曜日)には、文化会館で「民謡大会」が開催されました。
まずオープニングとして流山市民音頭を出演者と観客みなで歌いました。日ごろから民謡に親しんでいる方々の生歌と三味線の生音が民謡の気分を盛り上げます。その後、老若男女さまざまな歌い手が次々に出演し、力強い歌声をホールいっぱいに響かせました。
大会中盤には、流山市民謡連合会に加盟する各会の会主が披露するプログラムや、三味線の合奏、合唱などもあり、観客は日本の伝統芸能の伸びやかな歌声を心ゆくまで堪能していました。
同じく11月17日(日曜日)、スターツおおたかの森ホールでは「第65回吟詠大会」が開催されました。
詩吟は、漢詩や和歌、その他さまざまな形態の詩に、節をつけて吟じ、自分の声で詩歌に込められた感情などを表現する芸術です。
大会は、参加者全員による古荘嘉門「失題」の大合吟で始まり、今年も尺八琴古流の斎藤政道大師範の尺八伴奏に乗せ、古今の詩の吟詠が次々に披露されました。
出演者最年長は御年94歳になる韻の会の海野麗龍さん、力強い吟声を響かせ、他の出演者の模範となって、会場に元気を届けていました。
この日は梁川星巌「常盤孤を抱くの図」に乗せての詩舞や、吉田松陰「磯原客舎」に乗せての剣舞も披露され、剣舞を舞った流山吟詠会の山田光龍さんの気迫のこもった熱演に、会場からは大きな拍手が贈られていました。
11月24日(日曜日)には、文化会館で「歌謡部発表会」が開催され、人気の歌から懐かしの名曲まで幅広いジャンルの楽曲が披露されました。
出演者は曲のイメージに合わせて用意した衣装に身を包み、日ごろの練習の成果を存分に発揮して個性豊かなパフォーマンスを披露し、観客から大きな拍手を送られていました。
台詞入り歌謡コーナーでは、曲の合間に、舞台を見ているかのような台詞が入り、台詞が終わるとさらに大きな拍手が送られ、会場は大いに盛り上がりました。
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