ぐるっと流山　日韓交流親善ミニコンサート2024 in 流山

　令和6年10月13日（日曜日）、おおたかの森センターで「日韓交流親善ミニコンサート2024 in 流山」が開催されました。本イベントは日韓交流Rainbow代表・金淑花さん主催のもと開催され、約80人が参加しました。
　コンサートはパク・ジンキョンさんによる韓国伝統楽器のテグムの演奏で幕を開けました。高音の澄んだ旋律と深みのある低音を響かせる演奏で、韓国の伝統的な音色を披露しました。80センチメートル以上のテグムを肩に乗せて奏でる独特の演奏姿は、東洋独特の文化を感じさせるものでした。
　

　また、韓国で「大韓民国創作郷土歌謡祭大賞」を受賞した歌手・ソン・ジヒョンさんは、「船を出せ」「焼き栗音頭」を歌い、韓国の美しい伝統衣装に身を包んで観客を魅了しました。日本の民謡とは異なるリズムと歌い方で季節にぴったりの歌声を届け、会場からは温かい拍手が贈られました。

　次に、「おおたかの森お囃子（はやし）会」による屋台囃子や獅子舞が披露されました。獅子が客席を回る際には、韓国の歌「故郷の春」が演奏される場面もあり、日韓の文化交流を象徴するシーンとなりました。獅子舞の最後には、「祝 日韓交流親善ミニコンサート2024 in 流山」と書かれた巻物が披露され、会場は大きな拍手に包まれました。

　コンサートの最後は、サムルノリの打楽器とともに韓国の歌「美しい江山」が響き、お囃子や獅子舞、ひょっとこ踊りも加わって会場全体が一体となりました。韓国の伝統舞踊と音楽に触れた観客からは、「生で韓国の文化に触れられてよかったです」「音楽と舞踊の迫力に圧倒されました」という声が聞かれ、民間レベルでの日韓交流が友好関係を築く原動力となったイベントとなりました。