ぐるっと流山 「ありがとう崙書房出版」展

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ページ番号1021992  更新日 令和1年6月21日 印刷

森の図書館で7月20日まで開催中

写真:「ありがとう崙書房出版」展の展示の様子

 令和元年6月20日(木曜日)から7月20日(土曜日)まで森の図書館で「ありがとう崙書房出版」展が開催されています。流鉄流山駅のそば流山市流山2丁目にある崙書房出版は、1970年(昭和45年)創業。房総の歴史、地理、自然、人々、生活などにテーマを求め、千葉の風土に根差した出版社として地域の方々に愛されてきました。この崙書房出版が、今年7月末をもって解散することとなったことから、これまでの感謝の気持ちをこめて、読者や筆者の皆さんと一緒に企画した展示会です。

写真:多くの貴重な資料を展示

 展示されている主なものは、「利根川図志」復刻版全6巻をはじめ、人気シリーズ「ふるさと文庫」約200冊、流山にゆかりの著者の本、「崙書房出版小史」、「第2回ヌーベル文化賞」賞状、建設省関東地方建設局河川部の「利根川百年史発刊記念式典」での感謝状、創業当時の旧社屋の写真、本町界隈にあった旧社屋の絵、崙書房出版創立45周年記念会の写真など、多くの貴重な資料が展示されています。

写真:青木更吉さんの近影

 崙書房出版は、「読み手」を「書き手」に変えた地方出版としても有名ですが、読者から筆者になられた代表として流山市平和台にお住まいの青木更吉さんの写真も展示されています。青木さんは、「歴史とロマンの里 流山」をはじめ「流山の江戸時代を旅する」「みりん香る街 流山」「流山の伝承遊び」「東葛のわらべ歌」など、15冊を崙書房出版から上梓されていらっしゃいます。

写真:展示の様子

 流山市内にお住いのノンフィクション作家・佐野眞一さんは、著書「だれが「本」を殺すのか」(2001年、プレジデント社)の中で「首都圏にも地方出版社があることは案外知られていない。埼玉県浦和市のさいたま出版会、 千葉県流山市の崙書房、神奈川県秦野市の夢工房、東京都八王子市ののんぶる舎などがその代表格」として崙書房出版の小林規一社長についてかなりのスペースを割いて紹介されています。今回の展示会にも直筆のメッセージを寄せてくださっています。

写真:各種表彰状も展示されている

 いま、私たちが手軽に全国の地方出版の本を読めるようになったのは、1975年(昭和50年)、東村山市立図書館など東京三多摩地区の5市立図書館が、それまで大部分が販売の大きなルートに乗りにくく、入手困難な地方出版物を独力で調査収集し、「地方出版物展示会」を開催。全国各地の地方出版物への関心が高まりました。こうした機運もあって、翌1976年(昭和51年)に地方小出版流通センターが設立され、多種多様な出版物が自由に出版され、読者はそれらの出版物に自由に接し、読むことができるようになりました。当時の公立図書館司書の熱意を感じます。

写真:展示されている書籍の数々

 「広報ながれやま」6月11日号の4面「おとなりさん」では、崙書房出版で編集を担当される市内にお住いの金子敏男さんと吉田次雄さんが紹介されています。インターネットの急速な普及に加え、コミック人気などの影響もあり、情報の獲得手段が大きく変貌したことで、活字を主力にした出版業界は衰退。小林規一社長は、30年ほど前には200店舗ほどあった取り引き先の書店が現在60店舗ほどに激減したことも「地域出版の活動範囲を狭めた」とおしゃっています。

写真:人気シリーズ「ふるさと文庫」は現在217冊が刊行

 崙書房出版は、1970年(昭和45年)に地方出版の先駆として千葉県流山市に創業しました。常総(常陸・下総・上総)地方の基本文献の復刻「利根川図志」「東葛飾郡誌」「利根川治水史」など多数を世に出し、1976年(昭和51年)には地方小出版流通センターが設立され、1977年(昭和52年)に人気シリーズ「ふるさと文庫」が創刊されました。第1回配本は「利根運河」「七夕の大水」「猿島茶に生きる」など10冊で、現在は217冊が刊行されています。

写真:45周年記念会の様子

 さらに1987年(昭和62年)には建設省関東地方建設局河川部の「利根川百年史発刊記念式典」において「永年、利根川図志等の出版活動を通し利根川に関する歴史を広く人々に紹介された」として感謝状が贈られました。1988年(昭和63年)5月1日現在の流山駅前に移転。1989年(平成元年)にはヌーベル文化賞を受賞。1990年(平成2年)「利根川叢書」の刊行を開始。1991年(平成3年)には首都圏出版人懇談会を発足。1993年(平成5年)「手仕事の匠たち」、93ブックインとっとり「地方出版文化功労賞次席」を受賞。2015年(平成27年)創立45年、翌年9月24日に有志によって45周年記念会を開催。2019年(令和元年)7月末に解散予定となりました。

写真:崙書房出版の提供により展示されている資料

 「ありがとう崙書房出版」展は、6月20日(木曜日)から7月20日(土曜日)までの9時から17時(月曜休館。7月15日は開館、16日休館)まで森の図書館で開催中です。主催は森の図書館(指定管理者・株式会社すばる)、協力・提供は崙書房出版。お問い合わせは森の図書館(電話04−7152−3200)へ。
 なお、7月24日(水曜日)から8月31日(土曜日)には、中央図書館でも展示を開催予定です。こちらのお問い合わせは、中央図書館(電話04−7159−4646)まで。

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