ぐるっと流山 一茶双樹記念館・杜のアトリエ黎明で元日より新春企画展開催

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ページ番号1020524  更新日 平成31年1月25日 印刷

写真:元日の一茶双樹記念館

 一茶双樹記念館・杜のアトリエ黎明では、今年で11回目となる恒例の元日開館が行われました。年末から続いた厳しい寒さも少し和らぎ穏やかな元日となり、近くの赤城神社へ初詣にいらした方々などが大勢立ち寄り、両館合わせて約850人が来館しました。

写真:枯山水庭園と双樹亭

 「ここが好きで何度も来ています」というご夫婦、新年に集まった三世代の家族連れなどに加え、ここ数年は、最近流山に新居を構えたというお子様連れの家族の来館も増えており、歴史と文化を感じさせる建物と日本庭園に、「流山にはこんな素晴らしい所があるのですね」と、皆さん感動していました。

写真:写真と書が調和した展示風景

 両館では、1月1日(火曜日・祝日)~15日(火曜日)に新春企画展を開催しました。一茶双樹記念館では、「吉書と流山風景」と題し、西深井在住で日展に3度入選している実力派書家・茂野奈園さん(奈は正しくは「木」の下に「示」)による一茶の句などの作品と、市内在住の5人の女性写真家による流山風景写真を展示。墨香かぐわしい清新な書道作品、鋭い感性と温かな眼差しで流山風景を切り取った写真作品の数々が記念館の風情に引き立ち、素晴らしい展示会となりました。

写真:茂野さんを見守る参加者

 期間中の6日(日曜日)には、茂野奈園さんが枯山水の庭で障子紙や木札に筆をふるう「書道パフォーマンス」を開催。多くの参加者が見守る中、たすき掛けの茂野さんが腕前を披露。今年の干支から始まり、一茶や芭蕉の句など、大きな障子紙に一気に書き上げた作品は、その場で希望する方にプレゼントされました。参加者からのリクエストに応じる場面もあり、琴を勉強中という女性には「箏(そう)」の一字がプレゼントされ、勢いに溢れた作品を手に感動の面持ちでした。木札も次々と見事な作品に生まれ変わりました。参加者の皆さんは、茂野さんの揮毫を間近に触れ、展示作品もより深くご鑑賞いただけたようでした。寒空の一日でしたが、茂野さんの気迫が寒さを吹き飛ばしたひとときでした。

写真:縁側でくつろぐ元日のご来館者

 元日特別メニューとして提供されたお抹茶も好評で、ご来館の方々は、陽だまりの縁側に腰かけ、枯山水の庭園を眺め、また書や写真作品を鑑賞しながら、ご家族の語らいの中で、新たな年の始まりのひとときをゆったりと過ごされていました。

写真:赤城神社本殿写真(流山市立博物館発行「流山建物アラカルト」より)

 一茶双樹記念館向かい、大きな樹々に囲まれた杜のアトリエ黎明では、「華麗なる赤城神社展 2.~美しき社殿と詣でた著名人たち~」が開催されました。
 赤城神社は、群馬県の赤城山の山体の一部が流れてきてここに流れ着いたという言い伝えがあり、流山の地名発祥の地とされている神社です。博物館による詳細な調査が行われ、平成26年に本殿が市の有形文化財に指定されました。

写真:秋元洒汀プロフィールの展示

 杜のアトリエ黎明ゆかりの秋元洒汀は、醸造業の傍ら流鉄の発起人代表を務めるなど、当時の流山に並々ならぬ貢献をした事業家で、一方では、菱田春草ら多くの芸術家を支援し、自らも俳句・文学・写真等の芸術・文化活動に優れた才能を発揮しました。

写真:前島密揮毫「赤城明神」掛軸(複製)を中心に貴重な資料の展示

 洒汀は、当時の流山町民が皆そうであったように、赤城神社に対し深い信仰心を持ち、明治42年、一大事業として発議された拝殿新築に際して、資金面はもちろんのこと、さまざまなアイデアを出し、それらを実現させました。流山の名勝を生かした町民親睦の場「赤城倶楽部」の整備、拝殿の戸板に友人の日本画家・寺崎廣業の弟子達による日本画の描画、また、神社祭礼に合わせて流山の俳人達による句会開催と句集の奉納、さらに、明治期に日本の郵便制度を確立したことで知られる前島密に揮毫を依頼し「赤城明神」の掛軸を奉納します。

写真:著名人の手紙などの展示

 拝殿新築の前後においても、洒汀は、寺崎廣業をはじめ、田山花袋、竹久夢二など当時の著名な文人墨客たちを流山の自宅に招き、江戸川の舟遊びなどで盛んにもてなし、文雅の交わりを繰り広げ、その際は必ず、客人を率いて赤城神社に詣で、句会などを催しました。
 今回の企画展では、博物館の調査で撮影された本殿の写真を展示し、普段見ることのできない精密な彫刻が施された姿を紹介。また、企画展の主催者である杜のアトリエ黎明ゆかりの水彩画家・秋元由美子さんの協力により、会場正面には、前島密の「赤城明神」の掛軸(複製)、また、洒汀やその娘・秋元松子、竹久夢二などが流山に遊ぶ写真や、洒汀が著名人たちと交わした手紙など、数々の貴重な資料が展示されました。さらに、当時の先端を行き、趣味の域を超えた腕前であった、洒汀の写真作品の数々も展示され、ご来館の方は、これらの資料の一つ一つにじっくりと目を通し、知られざる赤城神社の華麗な系譜と、洒汀が生きた明治・大正期の豊かな流山と歴史文化に触れ、感嘆されていました。

写真:双樹亭おくのまの展示

 一茶双樹記念館・杜のアトリエ黎明をはじめ、見どころいっぱいの流山。新しい年、皆さんも、地元の良さを新発見・再発見しに、あちこち流山を探訪されてみてはいかがでしょうか。
 一茶双樹記念館は入館料大人100円、杜のアトリエ黎明は入場無料で9時~17時まで開館しています。お問い合わせは、一茶双樹記念館(電話04-7150-5750)まで。

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