ぐるっと流山 ヂンガラ餅行事

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ページ番号1020512  更新日 平成31年1月17日 印刷

五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う市指定無形民俗文化財

写真:社殿に集まる関係者

 平成31年1月13日(日曜日)、三輪茂侶神社で「ヂンガラ餅行事」が行われました。裸の男衆が餅を奪い合い餅の割れ具合により、その年の農作物の作柄を占う「ヂンガラ餅行事」は、雷神社の「鰭ケ崎おびしゃ行事」、赤城神社の「大しめ縄行事」と並ぶ、市指定無形民俗文化財です。古くから伝わるこの行事は、ヂンガラ餅保存会(堀江啓亮会長)により運営され、この奇祭を一目見ようとする多くの見物客が参道に訪れました。

写真:登場する男衆

 縁起がいい末広がりの「八づくし」で、8升の御神酒と8升の鏡餅(上3升、下5升の円い重ね餅)、野菜や果物、海産物など8種類の供物が神殿に供えられ、また、8種類の具材を入れたけんちん汁が用意されます。また開催日も、以前は毎年1月の「8日」に行われていました。
 社殿には同神社の氏子や来賓などが集まり、大太鼓を合図に式典が開式。諏訪神社の上田権禰宜により修祓の儀、献餞の儀、祝詞奏上、玉串奉天などが、習わしにのっとり厳粛に執り行われました。

写真:餅を奪い合う男衆

 その後、次の年の当番へ引き継ぐ「当渡し」が行われ、スルメをつまみに杯が交わされましたが、現在は保存会により行事は行われているため、形式上の実施となっています。
 「餅取り」を行うため、社殿の畳を上げ、窓ガラスを取り外し、準備が整うと、大太鼓の音が鳴り響き、社務所に控えていた男衆が法被を身にまとい登場。参道には、見物客が花道をつくり、紙吹雪が舞う中をゆっくりと男衆が社殿に向かいます。

写真:外に出てぶつかり合う男衆

 上半身さらし一枚になった男衆のなかに、鏡餅の下の部分、5升の餅が投げ入れられると「わっせ、わっせ! 餅を上げろ! 餅を上げろ! 」と餅を求めて両腕を延ばしながら、男衆は9メートル×6メートル程度の社殿のなかを四方八方に激しく移動。激しい掛け声とともに、汗が周囲に飛び散り、激しい揉み合いが続きます。

写真:割れた餅を披露する様子

 30分ほどの激しい揉み合いの末、男衆が代わるがわる社殿の柱に餅を打ちつけ、直径40センチほどの餅がついに割れ、歓声とともに大きな拍手が鳴り響きました。割れた餅を手にした権禰宜の古谷さんが「今年も豊作間違いなしでございます」と宣言すると、さらに大きな拍手が起こりました。餅取りに使われた餅は、食べると風邪をひかなくなると言い伝えられ男衆に配られます。

写真:紅白餅を振舞う様子

 参道では、紅白餅などが振る舞われ、見物されていた多くの方々で行列ができていました。三輪野山から家族と一緒に参加した塚田直太郎君(流山北小2年)は「今回で見るのは2回目です。この前よりも外に出てきてくれる回数が多くて、大人の人たちがいっぱいぶつかり合っているところを見られてとても楽しかったです」と笑顔で話してくれました。また、少年野球の練習後に行事に訪れた橋本創君(西初石小5年)は、「大人の人たちの大きな声と激しいぶつかり合いが凄く迫力あって格好良かった」と語ってくれました。

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