3.2 予測可能に関するガイドライン

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ページ番号1013933  更新日 平成25年3月5日

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ウェブページの表示や動作を、利用者が予測できるようにします。

3.2.1 フォーカス時の達成基準(A)

解説

 すべての利用者にとって、ページ参照中にそのページが自動更新したり予期せず他のページに移動すると、内容が把握しにくい上、混乱の原因となります。例えば、音声ブラウザの読み上げ時にページが自動的に更新されると、再度最初から読まなければならなくなります。
 このため、利用者が予期しない(意図しない)自動的な表示や動作は、予告なしには使用しません。

対応方法

新しいページを読み込む場合は、新規ウィンドウを開かないようにします。利用者の利便性を考慮し、新規のウィンドウで開く場合には、利用者に前もって警告します。また、自動更新するコンテンツの使用は原則禁止します。
CMSでは、新しいページを新規ウィンドウで開く場合、警告文言を自動で表示します。

3.2.2 入力時の達成基準(A)

解説

 全盲の利用者や弱視を持つ利用者は、新しいウィンドウがポップアップ(注25)で開くなど、画面上の変化がいつ起こるのかを把握するのが困難な場合があります。この場合、前もって利用者にポップアップが開くことを予告しておけば、利用者の混乱を最小限に抑えることができます。
 このほか、フォームの最後のコントロールに入力すると自動的にフォームを送信したり、ラジオボタン(注26)、チェックボックス(注27)、またはセレクトリスト(注28)を変更すると、事前の予告なしに新しいウィンドウを開いたり、自動的に新しいコンテンツを提示しません。

(注25)ウェブブラウザの画面上で自動的に別のウィンドウが立ち上がる仕組み。
(注26)複数の選択肢から1つだけを選択する際に使用されるボタン。
(注27)複数の選択肢からあてはまるものをすべて選択する際に使用される欄。
(注28)複数の選択肢から1つだけあるいはあてはまるものをすべて選択する際に使用されるプルダウン形式のリスト。

対応方法

任意のフォーカス管理は行わず、実行ボタンや決定ボタンを設定します。
CMSで作成する送信フォームでは、実行ボタンが用意されています。

3.2.3 一貫したナビゲーションの達成基準(AA)

複数のウェブページ上で繰り返されているナビゲーションは、同じ順序で提供します。

解説

繰り返し用いられているコンテンツをサイトの各ページで同じ順序で提示することによって、利用者が各ページのどこにそれがあるのかを予測でき、快適に利用できるようになります。
これは、認知能力の低下している利用者、ロービジョン(注29)の利用者、知的障害のある利用者に加えて、全盲の利用者にも役立ちます。

(注29)病気やけがなどのために十分な視力が出ない、視野が狭くなるなどの状態。

対応方法

CMSで作成したページでは、各ページのナビゲーションをテンプレートで自動生成します。

3.2.4 一貫した識別性の達成基準(AA)

同じ機能性を有するコンポーネントは、一貫して識別できるようにします。

解説

 全く同じ機能がウェブページによって異なるラベルを付けられていると、そのウェブサイトはかなり使いづらいものになってしまいます。また、認知能力の低下している利用者にとっても混乱の元となり、認知的負荷を増大させてしまう場合があります。
このため、文書のアイコン(注30)や似たような機能のアイコン等、複数のウェブページで使われている機能は一貫して識別できるようにします。
 この一貫性という考え方は、代替テキストにも当てはまります。アイコンまたはその他の非テキストコンテンツが同じ機能であれば、その代替テキストにも同様に一貫性をもたせなければなりません。

(注30)ファイルや機能などを示す絵記号。

対応方法

テンプレート側で制御する文書のアイコンや機能アイコンは、一貫性のあるラベルで作成します。

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