2.4 ナビゲーション可能に関するガイドライン
利用者がナビゲートしたり、コンテンツを探し出したり、現在位置確認のための手助けする手段を提供します。
2.4.1 ブロックスキップの達成基準(A)
解説
複数のウェブページ上で繰り返されているコンテンツブロック(ヘッダー(注18)、グローバルナビゲーション(注19)、ローカルナビゲーション(注20)等)をスキップできるようにします。
利用者自身がこれらのブロックをスキップできると、コンテンツ内を一つずつ行き来する必要はなくなり、詳細情報が掲載されたウェブページのメインコンテンツへ直接移動できるようになります。また、視覚障害を持つ利用者が、ナビゲーション部分などの繰り返しブロックを何度も聞くことがなくなります。
(注18)ホームページの上部。
(注19)ウェブサイト内の各ページに共通して設置されるサイト内の主要コンテンツ情報を示すナビゲーション。
(注20)同一階層内のコンテンツ情報を示すナビゲーション。
対応方法
共通のコンテンツブロックをスキップするリンクを作成します。
CMSで作成するページでは、共通のコンテンツブロックをスキップするリンクを自動生成します。
2.4.2 ページタイトルの達成基準(A)
解説
ページタイトル(HTMLの<title></title>で囲まれた部分)は、ブラウザのタイトルバーに表示されるだけでなく、検索結果やサイトマップに表示されたり、お気に入りの登録名になる重要なものです。
さらに、ページタイトルが適切に設定されていると、利用者はページの内容を読んだり解釈したりすることなくコンテンツを見つけやすく、自身の現在位置を確認しやすくなります。
対応方法
CMSで作成するページでは、ページタイトル欄に入力するテキストをHTML内の<title></title>として自動生成します。
2.4.3 フォーカス順序の達成基準(A)
解説
視覚障害を持つ利用者は、Tabキーを押下してフォーカスが予期しない位置へ移動してしまうと、ウェブページ内で迷子になる恐れがあります。また、画面拡大ソフトで拡大率を高くしている利用者には、ページのごく小さい一部分のみしか見えない場合があり、フォーカス順序が論理的でないと誤った文脈でコンテンツの一部分を解釈してしまう恐れがあります。
ウェブページの内容を理解しやすい順序でフォーカス移動できることで、上記のような混乱がなくなります。
対応方法
任意のフォーカスは設定せず、Tabキーでのフォーカス移動が可能な状態に設定します。CMSでは、内容を理解しやすい順序でフォーカス移動できるように、ページを自動生成します。
2.4.4 リンクの目的(コンテキスト内)の達成基準(A)
解説
リンク名称だけでリンク先を正しく推測できない場合、認知に制約のある利用者が必要のないコンテンツへ行ったり来たりして現在位置を見失ったり、視覚障害を持つ利用者が、リンクの文脈からリンク先を判断できません。
また、音声ブラウザにはリンク部分のみを読み上げる機能もあるため、「ここ」「こちら」「クリック!」などその言葉だけではリンク先内容を推測できません。
対応方法
リンク先の内容を想像できる情報を含んだリンク名称を設定するよう、流山市公式サイトホームページ作成ガイドラインでルールを定めます。
2.4.5 複数の手段の達成基準(AA)
解説
サイトマップや検索機能の提供など利用者に複数の探索手段を提供することで、利用者が自分のニーズに最も合う方法によってコンテンツを見つけられるようにします。
対応方法
CMSでは、サイトマップを自動で作成します。また、検索機能を提供し、任意のキーワードによる絞り込みを行ない、必要なコンテンツを見つけやすくします。
2.4.6 見出し及びラベルの達成基準(AA)
解説
ウェブページにどんな情報があるのか、およびその情報がどのように構成されているのかを、利用者が理解しやすくします。見出しが明快で内容を説明していれば、利用者は自分の探している情報をより容易に見つけられ、コンテンツ内の様々な部分間の関係性をより容易に理解できます。
また、ラベルが分かりやすければ、利用者はコンテンツ内にある特定のコンポーネントを識別しやすくなります。
ラベルおよび見出しを長くする必要はなく、単語一つまたは一文字だけであっても、コンテンツを見つけてナビゲートする手がかりとして適切であれば、それだけで十分な場合もあります。
対応方法
リストページには、ページ概要文を掲載し、リンク先のページにどんな情報があるのか、利用者が理解しやすくします。
2.4.7 フォーカスの可視化の達成基準(AA)
解説
キーボードだけでそのページを操作している利用者が、キーボードで操作しているコンポーネントを視覚的に常時確認できるようになります。また、注意力欠如、短期記憶の制約、または遂行機能における制限のある利用者が、フォーカスがどこにあるのかを見つけることができるようになります。
対応方法
HTMLのテキスト入力フィールドがフォーカスを受け取ったときは、テキストフィールドの中の入力箇所に点滅する垂直なバーを表示させます。また、ユーザインタフェースのコントロールがフォーカスを受け取ると、その周りに視覚的に認識できる枠線が表示されるようにします。
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