2.1 キーボード操作可能に関するガイドライン
すべての機能をキーボードから利用できるようにします。
2.1.1 キーボードの達成基準(A)
解説
マウス操作が前提となっている情報提供の例では、マウス操作を前提にしたJavascript(注16)や、キーボード操作に対応していないFlashコンテンツ(注17)などの特定技術によるプラグインや埋め込まれたアプリケーションで描画されたページがあります。
このほか、次のようなウェブコンテンツはキーボード操作であっても利用困難な利用者がいるため、好ましくありません。
- 利用者が短時間のうちに複数の打けんを繰り返したり、実行しなければならない
- 打けんが受け付けられるまで、キーを長い間押下しなければならない
また、テンキーでマウスポインタを操作するマウスキーの使用では、この達成基準を満たしたことにはなりません。
(注16)ウェブブラウザ上で動きや対話性を付加するために利用される言語。
(注17)音声や動画、アニメーションを組み合わせて作成されたコンテンツ。
対応方法
キーボードから利用できない特殊なアプリケーションや特定技術、特殊なキーボード操作が必要なウェブコンテンツの使用を禁止します。CMSでは、特定技術を組み込みできないように、HTMLタグを手動で入力できることを禁止します。
2.1.2 キーボードトラップなしの達成基準(A)
解説
ウェブページ上の一部分にフォーカスを「閉じ込める」ことがないようにすることで、キーボードやその他のキーボード・インターフェースを使用している全ての利用者(例:全盲の利用者および身体障害を持つ利用者)が、ウェブコンテンツを利用できるようになります。
対応方法
任意のフォーカスは設定せず、Tabキーでのフォーカス移動が可能な状態に設定します。CMSでは、テンプレートで対応します。
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