平成25年流山市議会第1回定例会

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ページ番号1009768  更新日 平成29年9月15日

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(平成25年度施政方針に)続きまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。
 人口の動静及び財政状況については、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

はじめに「流山セントラルパーク駅前市有地活用事業」について申し上げます。
本事業については、学校法人暁星国際学園が千葉県と協議を進めていた幼稚園の設置計画が昨年末に承認されたことから、本年1月9日に事業契約を締結し、建設工事に着手しました。幼稚園の開園は、平成26年4月を予定しています。また、小学校については、平成28年4月の開校を目指し、設置計画の手続きが開始される予定です。

次に「JFMA(ジャフマ)賞【奨励賞】受賞」について申し上げます。
公益社団法人日本ファシリティマネジメント推進協会が主催する第7回日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞)で、本市が自治体として唯一、「奨励賞」を受賞しました。この受賞では、縦割り組織の壁を乗り越え、全庁的な取り組みを行っている「第二世代の公共FM(ファシリティマネジメント)」が評価されたものです。本市では、この取り組みで、約5億円の財政的なメリットの創出を見込んでおり、今後も自治体間及び民間事業者等と連携し、効果的・効率的なファシリティマネジメント施策を実践していきます。
なお、自治体の受賞は、全国で本市が6例目となり、来月13日に授賞式が行われます。

次に「防災リーダーの登録」について申し上げます。 
文化やスポーツなど、各分野で様々な知識や技能を持つ方々に登録いただいている「地域の人材活用」登録制度に、新しく「防災」に関する分野を設定しました。これは、防災に関する知識や技術を、自主防災組織やその他の団体などが主催する防災講話の講師や防災訓練の指導者として活躍いただく事を目的としています。今後もこの制度を活用し、地域や団体の防災力の向上を図ってまいります。

次に「群馬県太田市との災害応援協定の締結」について申し上げます。
3月7日、群馬県太田市と「災害時の相互応援に関する協定」を締結します。協定では、大規模災害が発生した場合に、車両、給食、給水、その他生活必需品の提供、応急的な医療救護、応急復旧用資機材の調達供給等を行うことを規定しています。なお、今回の締結は、東日本大震災以降、平成23年度に締結した大阪府池田市に次いで2例目で、姉妹都市などと合わせ、これまでに合計10の自治体と協定を結んだことになります。

次に「老人福祉センター本館の竣工」について申し上げます。
老人福祉センターの本館がこのたび完成し、4月1日からリニューアルオープンします。
なお、建替えに合わせて、新名称を「高齢者福祉センター森の倶楽部」とする条例改正案を今定例会に提出しております。
また、平成25年度は、工芸室、多目的室等を備えた別館の建設を予定しており、高齢者の皆さんにとって新たな生きがい活動の拠点として大いにご活用いただけるものと考えております。

次に「特別養護老人ホーム『月の船』の開設」について申し上げます。
特別養護老人ホームへの入所待機者の解消を図るため、本年2月1日、社会福祉法人あかぎ万葉により、「特別養護老人ホーム月の船」が開設されました。このホームは、先に開園した「城の星おおたかの森保育園」に併設しており、本市では初めて、東葛北部圏域では3例目となる、高齢者と園児との世代間交流が図れる機能を備えた、特別養護老人ホームとなっています。なお、保育園については、将来的に特別養護老人ホームへ転用できる設計となっています。

次に「私立保育所の整備」について申し上げます。
4月1日、南流山地区に定員120名の「えどがわ南流山保育園」が、江戸川台駅西口に定員45名の「ぽけっとランド江戸川台保育園」がオープンします。また、既存の「八木北保育園」と「おおたかの森ナーサリースクール本園」が増改築され、これら4園の整備により、新たに合計253名の定員を確保できることになります。今後も引き続き保育所の整備を図り、待機児童ゼロを目指してまいります。

次に「体験型宝探しイベント『流山ねずみ小僧伝説』の実施」について申し上げます。
「がんばろう!千葉」市町村復興基金交付金を活用し、2月1日から 2か月間、本市に伝わる義賊「金子(かねこ)市之丞(いちのじょう)」の物語をモチーフとした、宝探しイベント「流山ねずみ小僧伝説」を実施しています。このイベントは、パンフレットに書かれたヒントをもとに本町を回遊しながら宝を見つけていくもので、開始からすでに2,000名を超える皆様に参加をいただいています。期間中、本町周辺の交流人口が増加し、飲食、購買等による経済効果が図られるものと期待しています。引き続き、ツーリズム事業を推進し、地域の活性化を図ってまいります。

次に「太陽光発電設備設置『屋根貸し』モデル事業の実施」について申し上げます。
1月17日、京和ガス株式会社と太陽光発電設備を設置する「屋根貸し」のモデル事業について基本協定を締結しました。この事業は、流山市クリーンセンターのごみ焼却施設屋上部に、20年間の貸し付けで、太陽光発電設備を設置するものです。
同社では、本年6月から電気事業者に売電を開始する予定であり、年間発電量は、およそ96,000キロワットアワーで、標準的な家庭28世帯分の消費電力量に相当します。市では、20年間で貸付料と固定資産税をあわせて約650万円の歳入を見込んでいます。引き続き、地球温暖化防止の取り組みとして、公共施設への太陽光をはじめとする再生可能エネルギー設備の導入を進めてまいります。

次に「除染作業の進捗状況」について申し上げます。
 「流山市除染実施計画」に基づき実施している除染作業については、1月31日現在、除染対象となった公園264箇所のうち、210箇所の除染が終了しました。残りの公園についても鋭意取組んでおり、本年度中に完了する予定です。
通学路については、小学校付近の測定を行い、基準以上の数値が確認された延長約40キロメートルについて除染を実施し、1月末に作業が完了しました。
住宅については、2月15日現在、977件約61%の除染が終了し、残り約39%についても本年度中の完了を目指し、鋭意取り組んでいます。
その他スポーツフィールド、福祉会館や自治会館の除染も実施しており、いずれも本年度中に完了する予定です。
なお、本年度除染した小中学校等の施設については、本年1月末からモニタリングを実施しており、今後も定期的にモニタリングを行い継続的な監視を行っていきます。
引き続き、除染対策に努力してまいりますので、市民の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

次に「東京電力株式会社に対する賠償請求」について申し上げます。
東京電力に対し、 昨年11月30日に提出した平成23年度の学校給食における放射能物質等の検査に要した費用32,907円の損害賠償請求については、昨年の12月28日に同額の入金がありました。
また、10月30日に行った平成23年12月以降に生じた焼却灰保管費用、2億3,447万9,883円の請求は、現在、東京電力株式会社で審査を行っており、審査決定額については本年度中に入金が完了するよう強く求めています。
なお、本市の実情を考慮し、損害賠償の枠組みが拡大されるよう、本年1月12日、「東京電力株式会社が補償する損害賠償の枠組み拡大を国から働きかけをすることに関する要望書」を環境大臣に提出しました。今後も焼却灰の保管や剪定枝等の収集運搬に費用を要することから随時、東京電力株式会社に対し賠償請求を行ってまいります。

次に「手賀沼流域下水道終末処理場の一時保管場所への搬出」について申し上げます。 
 森のまちエコセンターに一時保管をしている剪定枝等の焼却により発生した溶融飛灰については、本年1月8日から手賀沼流域下水道終末処理場へ搬出を開始し、1月末日までに約80tを搬出しました。搬出した焼却灰の放射能濃度は8,400ベクレルから13,700ベクレル程度となっています。我孫子市及び印西市の周辺の住民の方にはご心配をおかけしますが、引き続きご理解とご協力を頂きます様よろしくお願いいたします。
森のまちエコセンターに保管している剪定枝等では、近隣住民の皆様に臭気問題でご迷惑をおかけしておりますことに、お詫び申し上げますとともに、現在、古い剪定枝等から随時焼却処理を行っておりますので、近隣住民の皆様には引き続きご理解とご協力を頂きます様よろしくお願いいたします。

次に「株式会社関東実技の民事再生手続に伴う対応」について申し上げます。
株式会社関東実技に対する損害賠償請求の訴訟については、昨年12月28日付けで、千葉地方裁判所松戸支部に訴状を提出しました。
その後、本年1月28日付けで、株式会社関東実技の申立代理人弁護士から民事再生手続開始申立の連絡がありました。 市では、2月5日付けで民事再生手続が開始されたとの報告を受けたことから、履行保証保険の手続きを含め、今後の状況に応じた最善の方策を検討し、同社からの債権回収に努めてまいります。

次に「ぐりーんバスの「松ヶ丘ルート」と「野々下・八木南団地循環ルート」の接続」について申し上げます。
ぐりーんバスでは、「松ヶ丘ルート」と「野々下・八木南団地循環ルート」とを接続し、流山おおたかの森駅と南柏駅を結ぶ直通運行を、本年6月から開始します。今後、広報や市ホームページへの掲載や沿線自治会への回覧等によるPRを行ってまいります。このように、ぐりーんバスのルートを増やすことにより、移動にかかる利便性や市民サービスの向上が図られるものと考えています。

次に「つくばエクスプレス沿線整備事業」について申し上げます。
UR都市機構が施行する新市街地地区では、西口暫定駅前広場の一般車両用乗降場が完成しました。また、南口駅前センター地区では、未整備エリアの工事に着手するため、既存ロータリーが閉鎖されました。
広域的な幹線道路である都市軸道路及び江戸川台駒木線の一部区間で暫定での供用が年度内に開始されます。
また、都市軸道路鉄道交差部については、実施設計を行っており、来年度に工事が発注されます。
(仮称)新市街地地区小中学校併設校用地では、従前の建物移転が完了し、本年秋を目指す建築工事の着工に向け造成工事が進められています。
豊かな自然環境を再生し、地域コミュニティの核として整備してきた大堀川防災調節池が本年度末に完了予定であり、来年度から散策路等で一般供用が開始されます。
千葉県が施行する運動公園周辺地区では、流山セントラルパーク駅前商業地へのアクセス道路となる都市計画道路3・4・11号野々下思井線と3・3・28号中駒木線の交差点に信号機が設置され、本年1月に商業地に隣接する区間の暫定供用が開始されました。
また、駅環状線については、支障となっていた共同墓地の仮移転が完了し、4月上旬の全線開通に向けて整備が進められています。
なお、駅西口では、今春の開業を目指し、株式会社ケーヨー及び株式会社マミーマートが事業展開する複合商業施設の建築工事が進められています。
同じく県が施行する木地区では、事業期間を平成26年度から平成30年度に見直し、資金計画及び土地利用計画を変更する事業計画変更が認可され、2月19日に公告されました。
また、地区の中心に位置する、大街区の保留地と千葉県住宅供給公社の換地については、3事業者からの企画提案を受け、2段階一般競争入札が行われた結果、長谷工コーポレーション、住友商事、ヤオコーの3社から成る連合体が103億3,400万円で落札し、契約の手続きが進められています。今後、この提案による事業が南流山地域全体のまちづくりに寄与すると共に、賑わいのある街の形成が期待されます。
市が施行する西平井・鰭ヶ崎地区では、現在の区域を、「西平井・鰭ケ崎地区」と「鰭ケ崎・思井地区」の2地区に分けると共に、鰭ヶ崎・思井地区に残る貴重な斜面緑地を保全する事業計画について、昨年12月12日から12月25日まで縦覧を行いました。
本年1月17日付けで「西平井・鰭ケ崎地区」の事業変更と「鰭ケ崎・思井地区」の新規事業の認可申請を千葉県に行い、認可された事から、昨日2月20日に公告しました。
保留地については、本年度27画地を売り出し、7画地の契約を行い、2画地について契約手続き中です。そのほか、現在2画地に申し込みがあり、残り16画地については、先着順による販売を実施しております。

次に「運河駅施設整備事業及び運河駅東口周辺整備事業」について申し上げます。
運河駅施設整備事業については、工事に支障をきたす強固な石材が残されていた事などから作業に遅れが生じ、当初、平成25年3月末であった事業期間を平成25年12月末まで延長しました。
運河駅東口周辺整備については、駅東口と「ふれあい橋」を結ぶ歩行者専用道路及び駅前道路の工事を2月に着工しました。
全体工事の完了は、関係機関との協議や各工事の工程調整を行いながらの施工となるため、本年11月末頃を予定しています。
運河駅施設及び東口周辺施設の使用開始時期については、今後各工事との調整を図りながら決めてまいります。

次に「名都借跨線橋道路拡幅改良事業及び前ヶ崎・向小金1号道路拡幅事業」について申し上げます。
名都借跨線橋道路拡幅改良事業については、昨年5月に行った意見交換会での要望等を取り入れた修正案を策定しました。これをもとに2月17日に地元説明会を開催したところです。平成25年度は、関係機関との協議に基づき、延長約330mについて橋梁部を含む道路詳細設計及び用地測量を実施する予定です。なお、向小金福祉会館からたけの子ルーム前の前ヶ崎・向小金1号補助幹線については 平成25年度から用地買収に着手していく予定です。

次に「(仮称)新流山橋建設事業」について申し上げます。
(仮称)新流山橋、いわゆる江戸川新橋については、昨年8月、江戸川手前区間の高架に伴う都市計画変更手続きが完了したことから、千葉県では、平成25年度から用地買収及び物件補償調査を行う予定としています。本市では、昨年12月20日に国土交通省に出向き、直接道路局長に、早期事業化と財源に関する国の支援について要望書を提出しました。引き続き、国及び県に対して、新流山橋について強く要望活動を行い、早期の完成を目指してまいります。

次に「東部スポーツフィールド用地の取得」について申し上げます。
平成23年5月にオープンした「東部スポーツフィールド」は、これまで旧県立流山東高等学校のグラウンドを千葉県から無償で借用していました。市では、市民の皆さんがスポーツフィールドを恒久的に利用できるよう、千葉県に有償貸与している流山中央交番、初石交番、運河交番の用地とこのグラウンドを交換し、本年2月8日に市の財産として正式に取得しました。

次に「DOWAハイテック株式会社に対する損害賠償請求」について申し上げます。
昨年5月、国の水質基準を超えるホルムアルデヒドが検出され、本市の給水区域内全戸が断水被害にあったことについて、同年12月26日、DOWAハイテック株式会社に対して1,890万4,000円の損害賠償請求を行いました。請求では、本年1月18日を履行期限としていましたが、現在のところ支払いする旨の回答を得ていません。このため、損害を受けた他の団体と連携を図りながら、訴訟などの法的手段を視野に入れ、最善の方策を検討してまいります。

次に「江戸川台浄水場更新事業の完了」について申し上げます。
平成19年度から整備を進めていた江戸川台浄水場の更新事業が完了し、本年3月から給水を開始します。この事業では、5,000トンの配水池や電気機械設備機器のある管理棟を更新しました。
平成25年度は、旧施設の管理棟の撤去や場内の外構工事を予定しておりますので、引き続き周辺の皆様や関係者のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

次に「消防指令業務の共同運用」について申し上げます。
平成25年4月から、流山市、松戸市、市川市、野田市、鎌ヶ谷市、浦安市の6市で消防指令業務の共同運用を開始します。松戸市消防局に設置された千葉北西部消防指令センターでは、通報の一括受信によって、災害地点を速やかに特定し、一番近い管轄区域の車両を迅速かつ的確に出動させることが可能となりました。
これにより、救急車両の到着時間の短縮や救命率の向上が図られる他、大規模災害などに対して、近隣の消防本部と広域かつ組織的な活動が可能となるため、迅速な応援体制が確立されるものと期待しています。
 

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