平成26年流山市議会第1回定例会

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ページ番号1009764  更新日 平成29年9月15日

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施政方針に続きまして、市政に関する諸般の報告を申し上げます。人口の動静及び財政状況については、お配りした資料により、報告に代えさせていただきます。

はじめに「障害者支援施設「みどり園」の管理運営」について申し上げます。
柏市、流山市及び我孫子市の3市で組織する東葛中部地区総合開発事務組合が運営する障害者支援施設「みどり園」では、施設の老朽化などから、「みどり園民営化基本方針」に基づき、平成23年度からPFI事業による居住棟、管理棟及び共同生活介護事業所(ケアホーム)の建設を進め、本年1月に建設事業が完了しました。
平成26年4月からは、PFI事業者の「社会福祉法人 大久保学園」が指定管理者として当該施設の管理運営を行います。
なお、新たな施設の定員は、現在と同じ、障害者支援施設「みどり園」で80名、共同生活介護事業所「みどりの家」(ケアホーム)で20名の合計100名となり、本市の入所者は、指定管理者制度移行前と同じ20名となる見込みです。

次に「首都圏駅PR広告の実施」について申し上げます。
本市の魅力を首都圏に広くアピールするため、3月17日から31日まで、東京駅などJR主要7駅及び、大手町など東京メトロ重点2駅に「母になるなら流山市。」の大型駅貼り広告を展開します。また、広告展開に合わせ、流山市公式ホームページの特設PRページと組み合わせることで、本市のイメージ定着と更なる市の知名度の向上が図られるものと期待しています。

次に「流山セントラルパーク駅前市有地活用事業」について申し上げます。
昨年1月に着工した、学校法人暁星国際学園とスターツコーポレーション株式会社の共同事業である、幼稚園及び店舗併用共同住宅建設のうち、幼稚園部分が本年2月初旬に完成しました。
今後、3月に千葉県から幼稚園設置認可を取得し、4月に開園する予定です。店舗併用共同住宅部分については、4月の完成を目指し、工事が進められています。
なお、小学校の建設については、平成28年4月の開校を目指し、千葉県との協議が引き続き進められていく予定です。

次に「『西平井・鰭ケ崎地区、鰭ケ崎・思井地区』における字の区域及び名称の変更」について申し上げます。
「西平井・鰭ケ崎地区」と「鰭ケ崎・思井地区」の両地区における区画整理事業の換地処分に合わせて実施する、字の区域及び名称の変更に当たり、昨年8月に設置した「流山市行政区域制度審議会」から、去る2月10日に答申書が提出されました。今後、この答申内容を尊重し成案手続を進めてまいります。

次に「庁舎レイアウト変更による利便性の向上」について申し上げます。
平成26年度に実施する、下水道建設課及び下水道業務課の水道局への移転と、それに伴う、本庁舎事務室のレイアウト変更により、
土木部を第2庁舎2階に集約するとともに、コミュニティ課と防災危機管理課を隣接させることで来庁者の利便性の向上を図ります。
また、空きスペースとなる第三庁舎を福祉関連事業者に貸付け、公有資産の有効活用を図ります。今回の貸付では、年間約480万円の歳入が見込まれており、これを活用することで、市民が利用する窓口や待合スペースの整備など第一庁舎一階の利便性の向上を図ってまいります。

次に「『臨時福祉給付金』並びに『子育て世帯臨時特例給付金』の給付」について申し上げます。
本年4月からの消費税率引き上げに際し、低所得者や子育て世帯への影響を緩和するため、国の臨時的措置として、「臨時福祉給付金」並びに「子育て世帯臨時特例給付金」を支給します。
臨時福祉給付金は、市民税(均等割)が課税されない方などが給付対象者となり、一人につき1万円を支給し、対象者が老齢基礎年金等の受給者の場合には5千円が加算されます。なお、平成25年度でみると市内で約4万7千人が対象者となり、総額約6億4,500万円の支給事務となります。
また、子育て世帯臨時特例給付金は、臨時福祉給付金の給付対象者及び生活保護被保護者を除いた方などが給付対象者となり、対象児童一人につき1万円を支給するものです。なお、平成25年度でみると、市内で約2万人が対象児童数となり、総額約2億円の支給事務となります。
支給に際しては、多様な手段により市民への周知を図り、給付対象者からの申請に早急に対応できる体制を整えてまいります。

次に「私立保育所の整備及び駅前送迎保育ステーションの拡充」について申し上げます。
本市では、これまで千葉県下でもトップクラスの保育所整備を進めてまいりましたが、国の基準による待機児童数は、平成25年4月1日時点で57人発生いたしました。そこで、平成25年度も引き続き「千葉県安心こども基金」を活用した保育所整備に取り組んだ結果、本年4月1日に、「けやきの森保育園おおたかの森園」と「おおたかの森ヒルズナーサリースクール」を新たに開設することとなりました。
また、増え続ける児童への対応としてさらに既存の「南流山聖華保育園」が分園を整備し3園合わせて299人の定員を増員することが出来ました。
送迎保育ステーションについては、「おおたかの森送迎保育ステーション」をおおたかの森ヒルズナーサリースクールとの併設施設として増築し、送迎バスも1台増便いたします。
来年度は、新たに7施設で合計629人の定員増となる保育所整備を予定しており、引き続き待機児童の解消を目指してまいります。

次に「学童クラブの整備」について申し上げます。
本市の学童クラブの需要は、保育所の需要増と同様に急増しており、今後も増加を続けていくものと認識しております。そのような状況から、本年4月1日から江戸川台小学校区に定員規模各45名の施設となる「江戸川台第2学童クラブ」、「江戸川台第3学童クラブ」を、また、小山小学校区に定員40名の「第2おおたかの森ルーム」をそれぞれ開設いたします。また、流山小学校区の「おおぞら学童」を増築し、定員20名分を拡張します。
今後も、入所希望児童の増加が予測されることから、施設の拡張や放課後の教室の有効活用について計画的に検討してまいります。

次に「農業振興基本指針の見直し」について申し上げます。
農業を取り巻く社会環境の変化に対応するため、平成19年に策定した「流山市農業振興基本指針」の見直しを行いました。今般の見直し作業では、農業者と市民双方から意向調査を行うなど、現状と課題を整理し、さらに、有識者や産業振興審議会委員の方々からのご意見をいただきながら、本年2月初旬に作業を終え、議会の皆様に同指針を配布すると共に、市ホームページに掲載いたしました。
今後、本市の農業の特性である、「消費地に近い」、「消費者が多い」といった利点を生かした「市民の需要に応える農業」の確立をめざし、市民と共栄する農業の活性化を図ってまいります。

次に「産業振興審議会からの新川耕地有効活用に関する答申」について申し上げます。
新川耕地有効活用計画及び都市計画マスタープランにおいて「産業系土地利用ゾーン」となっている一部で遊休化が進んでいます。
このため、昨年9月、産業振興審議会に対し、遊休農地の有効活用について諮問したところ、本年2月7日に答申がありました。
答申内容では、「他の産業を興す土地開発ができるよう市が支援すべき」となっていることから、市では、今後、新川耕地の活用方法について具体的な検討をしてまいります。

次に「つくばエクスプレス沿線整備事業」について申し上げます。
都市機構が施行する新市街地地区では、本年3月31日に予定していた換地処分が困難となり、事業期間を3ヵ年延伸する事業計画の変更を本年度内に行います。
なお、換地処分の翌日に予定していた字の区域及び名称の変更告示についても事業期間延伸により3ヵ年延伸となります。
北口都市広場及び初石方面から駅へのアクセス道路となる東武鉄道沿いの歩行者専用道路の整備が完了し、来月上旬に開放いたします。
これにより、歩行者の道路ネットワークが向上します。また、南口では、流山おおたかの森ショッピングセンター拡張部が完成し、来月7日に開業します。
新館は、地上6階建て、約300台の駐車場と6店舗、市民から強く要望のあった、郵便局も開局します。なお、この建物は、利便性に配慮して既設のショッピングセンターと歩行者専用ブリッジで結ばれます。
千葉県が施行する、運動公園周辺地区では、平成27年4月の小中学校併設校開校までに、周辺の宅地及び道路等について、土地利用が可能となるよう順次整備が進められています。
同じく千葉県が施行する木地区では、 地区の中心を通る都市計画道路3・4・31号「木・南流山線」が2月25日に全線開通します。
これにより、南流山駅との道路ネットワークが向上し、周辺宅地の活用が促進されるものと期待しています。
市が施行する西平井・鰭ヶ崎地区では、 都市計画道路3・3・2号「新川・南流山線」の整備において、都市計画道路3・5・16号「西平井・三輪野山線」との交差点からセントラルパーク駅に向かう中交差点までの区間で、平成26年度末に2車線での暫定供用開始を目指し、県警など関係機関との協議を進めています。
鰭ヶ崎・思井地区では、 仮換地(案)を土地区画整理審議会に説明し、1月28日から関係地権者へ個別に説明する供覧を実施しました。3月から、順次仮換地指定を行い、事業の促進を図ってまいります。

次に「市民総合体育館建替え事業の進捗」について申し上げます。
市民総合体育館建替えについては、去る1月24日に安全祈願祭を執り行い、工事に着手しました。現在、杭工事を行っており、本年度内に、杭工事の3分の2程度が施工出来る見込みです。
なお、工事に当たり、支障となる高木20本程度を伐採する予定ですが、体育館完成までに景観に配慮した整備を行う事にしています。
今後も、安全を最優先し、平成27年11月完成、翌28年春のオープンを目指してまいります。

次に「流山・下花輪1号補助幹線(旧県道)の整備」について申し上げます。
市道224号流山・下花輪1号補助幹線(旧県道)の流山1丁目交差点から流山3丁目の流山揚水機場までの区間、約800メートルの道路補修工事が今月末に完了します。
この補修工事に併せ、流山本町界隈への観光客等の安全性に配慮した歩行者空間の確保や、通過交通における速度抑制対策を主な目的とした改修工事も行っています。
流山本町の道路改修工事に当たっては、計画の段階から地元自治会長等を含めた協議会を発足させ、千葉県警察本部等の協議経過を踏まえ、整備計画の立案を行いました。今回の道路整備により、更なる地域の活性化が図られるものと期待しています。

次に「名都借跨線橋道路拡幅改良事業及び前ケ崎・向小金1号道路拡幅事業」について申し上げます。
市道261号名都借跨線橋道路拡幅改良事業については、本年度で橋梁部を含む道路詳細設計及び用地測量を完了し、平成26年度から用地取得を開始します。
また、「向小金福祉会館」前から「たけの子ルーム」前までの市道262号前ケ崎・向小金1号道路拡幅事業については、全体の約6割の用地取得が完了しました。平成26年度は、墓地共有地を含めた残りの用地取得を進め、平成27年度の工事着手を目指してまいります。

次に「(仮称)新流山橋建設事業」について申し上げます。
(仮称)新流山橋建設事業については、今年度、側道部を含む橋梁取付区間について、千葉県が用地取得に向けた関係地権者との交渉を開始しました。
また、渡河部及び取付区間の高架部については、去る1月15日に千葉県県土整備公共事業評価審議会が開催され、新規着手に係る答申があり、現在、千葉県においてパブリックコメントが行われています。
今後も、積年の課題である(仮称)新流山橋の建設について、早期に整備着手が行われるよう、千葉県に全面的に協力してまいります。

次に「流山市立おおたかの森小・中学校の建設状況」について申し上げます。
おおたかの森小・中学校建設事業の進捗状況については、昨年12月中旬に着工した杭工事が本年1月末に完了しました。
現在、基礎の躯体工事を行っており、本年度末には、全体工事の約15%程度の進捗率となる見込みで、順調に工事が進んでいます。
今後も、安全を最優先とした取り組みを行い、平成27年4月の開校に向け準備してまいります。

次に「文部科学大臣表彰の受賞」について申し上げます。
流山市中央公民館に対し、文部科学大臣所管の「第66回優良公民館表彰」の受賞が決定しました。この賞は、全国の公民館のうち、特に事業内容に工夫をこらし、地域住民の学習活動に大きく貢献しているものを優良公民館として表彰するものです。
今回の受賞は、これまでの中央公民館の活動に加え、高齢者から暮らしの知恵などを聞き取り、記録し次世代へと語り継ぐ「聞き書き講座」の取組みが評価されたものです。
平成25年度は、千葉県で本市と木更津市が受賞し、3月4日に文部科学省で表彰式が行われます。
今後も公民館活動を通じ、本市の生涯学習活動の充実を図って参ります。

次に「南消防署新庁舎の開署及び救急体制の充実」について申し上げます。
平成24年10月に着工した南消防署新庁舎が本年1月に完成し、去る2月16日に開署式を行い、新たな消防拠点での業務を開始しました。これにより、南部地域の消防力の充実強化が更に図られるものと期待しています。 
また、本市では、近年の人口及び高齢者の増加に伴う救急需要の増加に対応するため、平成26年度から救急隊を1隊増隊し、5隊体制にする予定です。
 

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