平成30年流山市議会第1回定例会

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ページ番号1017435  更新日 平成30年2月15日

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 本日ここに、平成30年第1回定例会を招集いたしました。
 本定例会では、当初予算7件、補正予算6件、条例の新規制定2件、条例の一部改正19件、その他の議案3件の合計37件と報告2件について、ご審議をいただきますのでよろしくお願い申し上げます。
 市政に関する報告及び提案理由の説明に入ります前に、新年度に臨むにあたり、市政経営における基本的な考え方と所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます。

■はじめに
 現在、全国の77%の自治体で人口が減少する中、本市では、一昨年の人口増加率が791市の中で全国第1位、千葉県内では平成25年から5年連続第1位となるなど、人口が増加する自治体として、全国的にも注目を集める自治体となっています。
 しかしながら、日本の総人口は2008年を境に減少に転じ、地域社会が維持できなくなり崩壊していく事例が増えています。
 2050年頃には現在より2700万人減少し、総人口も1億人を下回ると推計されています。
 本市は、当面の間は土地区画整理事業等の宅地供給により、人口の増加が見込まれます。
 しかし、市民が安心して住み続けられる流山にする為に、やがて訪れる本市の人口のピークアウト以降も、人口が減りにくいまちづくりを今から進めることが必要です。
 本市では、都心から一番近い森のまちを、目指すべき都市イメージとして掲げ、緑豊かな住環境の整備等、良質なまちづくりを進め、都市ブランド力を高める一方、多くの方に流山市にお越しいただき、賑わいが創出できるまちづくりに取り組んでいます。
 とりわけ、本市が新拠点と位置付ける流山おおたかの森駅周辺では、平成30年度末に土地区画整理事業が概ね完了する見込みとなり、開発も佳境に入っています。
 本年12月末までに、西口駅前広場が新たな交通の要所として全面的に整備が整います。
 また、平成31年3月には、駅北口に市民窓口センターがオープンするとともに、音響に配慮したおおたかの森ホールや観光案内所がオープンする等、来年度末には、流山おおたかの森駅「東・西・南・北」すべての広場が全面的に開放され、東葛北部地域の拠点として、賑わいが創出されることを期待しています。
 その一方で、流山本町界隈や利根運河のほとり等、既成市街地においても、古民家再生プロジェクトや流鉄流山線を活用したイベント等、ツーリズム施策が功を奏し、市外からの来訪者や外国人の観光客も見られ、賑わいが増してきました。
 良質なまちづくりを推し進めるとともに多彩なイベント等により賑わいが創出され、定住人口も交流人口も増加することで、本市の知名度と地域イメージは全国的にも着実に向上しているものと認識しています。
 平成30年度も引き続き、「住み続ける価値の高い街」として、市民満足度の高い、また全国から選ばれるまちづくりを全力で推し進めてまいります。

■子育て環境や教育環境の充実
 初めに、子育て環境や教育環境の充実について申し上げます。
 本市では、高齢社会を見据え、DEWKS世代をメインターゲットに住民を誘致するため、子育て・教育環境の充実に努めています。
 その成果もあって、共働きの子育て世代の増加とともに、保育需要が高まり、待機児童の解消を図るため、保育所の整備を、喫緊の課題として取り組んでいます。
 平成30年度は、新たに5箇所の認可保育園、6箇所の小規模保育事業所を整備し、保育定員数を424人増員して、5,986人とし、待機児童ゼロを目指します。
 また、不足する保育士の確保にあたっては、平成30年4月より正規保育士へ月額43,000円を支給します。
 市内で働く保育士に対しては、月額最大82,000円の家賃補助を行うとともに、4月に採用された保育士に最大300,000円の就職奨励金を支給するなど、保育士確保策に努めてまいります。
 また、今後の児童・生徒数の増加に対応するため、小中学校の整備についても、保育所の整備と同様に、喫緊の課題として取り組んでまいります。
 3年後の児童生徒推計値、6年後の想定値を庁内で連携して精査し、とりわけ流山おおたかの森駅周辺で増加する児童・生徒数の傾向等をしっかりと見極め、新設小学校の建設や、中学校の整備について検討を進めてまいります。
 また、新設小学校の開校に合わせて、現在見直しを進めている、「おおたかの森小学校」、「八木北小学校」、「小山小学校」、「西初石小学校の一部」における新しい通学区域の方針を本年3月末までに決定し、平成30年度以降、在校生や保護者、関係者等へ周知を図ってまいります。
 一方で、保育ニーズの高まりに伴う学童クラブの整備については、平成30年度、新たに2箇所の整備を行い、定員数の増員に努めてまいります。
 また、保育士確保策と同様に、学童クラブの運営にあたり、平成29年度から放課後児童支援員に対し、月額1万円から3万円の処遇改善を行うとともに、平成30年度からは、非常勤職員の放課後児童支援員に対しても、処遇改善を行い、放課後児童支援員の安定した確保が図れるよう取り組んでまいります。

■安心の長寿社会の実現
 次に、安心の長寿社会の実現について申し上げます。
 平成29年4月現在、本市の65歳以上の人口は43,629人、5年前と比べ約23%の増となり、長寿社会対応の街づくりは、本市の重要な課題です。
 とりわけ、需要が高まる介護の受け皿については、高齢者支援計画に基づき、段階的に特別養護老人ホームの整備を推進し、高齢者の将来不安の解消に努めてまいります。
 また、健康長寿の実現に向け、高齢者の社会参加を促すとともに、介護予防教室の開催等により、身近な地域での介護予防の取組みを推進してまいります。

■不測の災禍に備える防災体制
 次に、不測の災禍に備える防災体制について申し上げます。
 いつ起こるかわからない災害への備えに対して、防災意識の高揚を図り、自治会間の連携等、防災体制を整えるとともに、より実践的な総合防災訓練を実施し、災害時の速やかな連絡体制の構築や職員等による迅速な対応等、防災体制の強化に努めてまいります。
 また、豪雨による河川の氾濫情報をいち早く市民の皆様へお知らせするため、国土交通省が関東東北豪雨以降、順次エリアを拡大している「緊急速報メールを活用した洪水情報の配信」を、平成30年5月から流山市エリアでも受信できるよう準備を進めています。
 防災行政無線や安心安全メールと合わせて市民の皆様へ情報提供を行い、災害対応能力を強化してまいります。

■健全財政の維持と効率的・効果的な市政経営
 次に、健全財政の維持と、効率的・効果的な市政経営について申し上げます。
 地方自治体の財政破たんを未然に防ぐことを目的として制定された「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく健全化判断比率において、本市の財政状況は、これまでも健全であると判断されてきました。
 この健全な財政状況を将来にわたって維持していくため、独自の基準や仕組みを規定した健全財政維持条例を、去る12月議会に議決いただきました。
 1円まで活かす市政経営を推し進めるべく、この条例の理念のもと健全財政を維持し、引き続き、効率的・効果的な市政経営に努めてまいります。

■平成30年度主要事業について
 次に、具体的な施策の展開として、「平成30年度主要事業」について、総合計画の施策体系ごとに主なものについて申し上げます。

 はじめに、「整備・開発と自然環境のバランスがとれた流山」について申し上げます。
 本市のまちづくりの中心となる「つくばエクスプレス沿線整備事業」のうち、UR都市機構が施行する、新市街地地区では土地区画整理事業の最後の仕上げの年となりました。
 また、流山おおたかの森駅北口では、市有地活用事業に伴い土地利用者の増加が見込まれることから、駅自由通路と1階を結ぶエレベーターを整備し、利便性向上を図ってまいります。
 運動公園周辺地区では、平成34年度末の事業完了に向け、段階的に整備を進めてまいります。
 また、総合運動公園に幼児・児童向けの大型複合遊具を整備してまいります。
 木地区では、事業完了に向け整備のスピードを上げ、良質な住環境の創出に努めてまいります。
 西平井・鰭ケ崎地区では、平成30年度末の事業完了に向けて、換地計画の策定や土地の登記準備を進めてまいります。
 また、鰭ケ崎・思井地区では、約99%の仮換地指定を行い、昨年度に引き続き、造成工事等を実施し、平成31年度末の事業完了に向けて、整備を進めてまいります。
 公共空間の形成については、良好な景観形成のため、景観計画を改正するとともに、屋外広告物条例の制定を目指してまいります。
 また、良質なまちづくりの推進に向けた景観シンポジウムを開催し、景観計画の周知と意見交換を行ってまいります。
 道路事業については、JR常磐線に架かる名都借跨線橋の整備を進めるとともに、安心・安全な通学路の確保のため東小学校前通学路の歩道幅員の拡幅工事を行うほか、大畔地区の新設小学校建設に合わせ、周辺の道路整備を行ってまいります。
 上水道事業については、北部地域の主要配水管である、西初石5丁目配水管、下花輪駒木線配水管の耐震化を計画的に実施してまいります。
 また、下水道事業では、西深井、向小金2・3・4丁目、美原3・4丁目、西初石6丁目、前ケ崎地先の公共下水道の整備を進めてまいります。

 次に、「生活の豊かさを実感できる流山」について申し上げます。
 路上喫煙の防止については、歩行者の安全確保やきれいな街づくり推進のため、路上喫煙等指導員によるパトロールを強化するとともに、平成30年度から直接罰方式を導入し、路上喫煙防止重点区域内においては違反者からその場で過料を徴収してまいります。
 生物多様性の保全については、生物多様性ながれやま戦略に基づき、動植物等のモニタリング調査や植樹などを行ってまいります。
 廃棄物処理については、平成31年度から10年間の廃棄物行政の指針を示す一般廃棄物処理基本計画と、自然災害から円滑な復興を担うための災害廃棄物処理計画を策定してまいります。
 引き続き、ごみ焼却施設の安定稼動に留意し、法令に基づき適切な処理を行っていくとともに、焼却灰や排ガス等の放射性物質のモニタリング測定や一時仮置きしている草木等についても適正に処理してまいります。
 さらに、ごみ焼却施設やし尿処理施設の基幹整備に備え、計画的に基金を積み立ててまいります。
 消防・防災については、消防本部・中央消防署の移転に向けて、移転候補地の地盤調査等を行っていくほか、東消防署の消防ポンプ自動車や南消防署の救助艇、消防団第20分団の小型動力ポンプ付
積載車を更新整備してまいります。
 また、八木北小学校及び流山小学校にアルミ製コンテナの防災備蓄倉庫を新たに設置するとともに、既設の市内32カ所の防災備蓄倉庫並びにおおたかの森ホール内の防災備蓄倉庫に備蓄する食糧や防災資機材を整備してまいります。
 コミュニティの推進については、自治会活動の拠点である自治会館の建設に際し、宮園、西初石五丁目第一、東急団地、木、第一住宅初石団地の5つの自治会へ補助及び貸付を行ってまいります。
 コミュニティホームについては、第1コミュニティホームは廃止の手続きに入り、第2コミュニティホームは建替え工事を実施してまいります。
 第3コミュニティホームについては、土地区画整理事業の進捗状況にあわせ協議を継続してまいります。

 次に、「学び、受け継がれ、進展する流山」について申し上げます。
 教育環境の充実については、新市街地地区の今後の、児童・生徒数の増加に対応するため、大畔地区に平成33年度開校の小学校の建設を進めてまいります。
 また、平成34年度開校を目途に中学校の建設計画も進めてまいります。
 さらに、平成33年4月の通学区域の変更と併せ、八木北小学校の校舎を平成32年度中の供用開始に向け、増改築を進めてまいります。
 おおたかの森小中学校においては、安全で快適な教育環境を整えるため、既存校舎の普通教室、特別教室にエアコンを整備してまいります。
 ファシリティマネジメントの一環として、小山小学校、おおたかの森小中学校を除く市内小中学校の光熱費を削減するため、照明をLED化する民間による省エネルギー化事業・ESCO(エスコ)を実施してまいります。
 教育の質の向上についても、身体的な支援を要する児童生徒をサポートする学習サポート教員や指導員を増員し、一人ひとりの教育的ニーズに応じたきめ細かな教育を行ってまいります。
 また、小学校における英語の教科化に向け、外国人講師の増員により英語教育の一層の充実を図り、児童・生徒が英語や外国の文化に触れる環境を整えてまいります。
 芸術文化活動の推進については、流山おおたかの森駅前に音響に配慮した多目的ホールの「おおたかの森ホール」が平成31年4月に開館を予定していることから、必要な備品を整備するほか、年間を通して開催を予定しているオープニングコンサートの準備を進めてまいります。
 生涯学習の推進については、中央図書館及び文化会館の老朽化したエレベーターの更新を行うとともに、おおたかの森センター等の駐車場不足を解消するため、新たにつくばエクスプレスの高架下に駐車場を整備するほか、南流山センターの外壁タイルの改修工事を行い、利用者の安全確保と利便性の向上を図ってまいります。
 スポーツの振興については、人口増加に伴うスポーツ・レクリエーションニーズに対応するため、新川耕地スポーツフィールドを移転整備した、市内最大の屋外施設となる「流山スポーツフィールド」が4月にオープンするほか、おおたかの森スポーツフィールド及び駐車場の拡張に向けた設計等を進めてまいります。
 また、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおけるオランダ代表チームの事前キャンプ受入れに向けて、関係機関と協議を進めるとともに、市民の機運醸成を図ってまいります。

 次に、「だれもが充実した生涯をおくることのできる流山」について申し上げます。
 子育て環境の整備については、冒頭説明したとおり、待機児童解消に向けて、私立保育所及び小規模保育事業所の整備を進めるほか、更なる保育士確保のために、「特例保育士処遇改善事業」を拡充してまいります。
 また、保護者の利便性向上と負担軽減のため、流山おおたかの森駅前と南流山駅前の2カ所の送迎保育ステーションから市内全域の保育所へ園児の送迎を引き続き行ってまいります。
 学童クラブについては、主な整備について申し上げますと、平成31年度の開設に向けて、おおたかの森小学校区に40人を1単位として10単位最大400人規模に対応できる施設の整備をはじめ、西初石小学校区についても3単位120人規模の学童クラブの整備を進めるとともに、平成30年度から長崎小学校区の「ひよどり学童クラブ」を定員50人から100人規模に増設するのに合わせてトイレ等の改修を行ってまいります。
 さらに、社会福祉法人が設置する「(仮称)えどがわ学童クラブ」について、学童運営を委託し、放課後児童の健全育成のための環境整備を図ってまいります。
 高齢者施策については、高齢者が要介護状態にならないよう、介護予防の取り組みを進めていくとともに、今後さらに増加する介護需要に対して、不足が予想される介護人材の確保のための事業を実施してまいります。
 また、平成30年度から平成32年度までを計画期間とした第7期高齢者支援計画期間中に、ユニット型個室と多床室を併設した特別養護老人ホームの整備を進めてまいります。
 障害者施策については、障害者が自立した日常生活及び社会生活を送れるよう相談支援をはじめ、障害福祉サービス等の充実を含めた様々な支援を行ってまいります。
 また、児童発達支援センターつばさ学園では、医療的ケアが必要な児童の健康面等を考慮し、教室の床暖房の整備を行ってまいります。
 妊娠から出産、子育てのサポートについては、保健センターに開設した妊婦専用相談スペースでの相談業務を強化し、妊娠期からの切れ目のない支援を引き続き行ってまいります。
 医療体制の整備では、予防接種による高齢者の肺炎球菌予防接種をはじめとする各種定期接種を引き続き実施してまいります。
 また、乳幼児の増加を視野に入れ集団健診における医師や歯科医師の配置数を拡充し、健診体制の充実を図るとともに、医師会への夜間小児救急医療確保負担金を増額し、小児医療の環境整備に努めてまいります。
 さらに、骨髄移植などを必要とする患者を救うために、新たな骨髄・末梢血幹細胞提供者であるドナーとそのドナーが勤務する事業所に対して助成金を交付し、骨髄移植の推進を図るとともに、普及啓発を行ってまいります。
 保健センターの施設整備については、老朽化に伴い、外壁を全面改修するほか、受変電設備工事を実施してまいります。
 また、保健センターと初石公民館の利用者のための駐車場を、それぞれ50台、計100台分増設し、来所者の利便性向上を図ってまいります。
 福祉会館の整備については、東深井福祉会館と野々下福祉会館のトイレの改修を行ってまいります。
 また、下花輪福祉会館については、隣接する流山スポーツフィールドが平成30年4月から供用開始されることに伴い、入浴施設の利用者の増加が見込まれることから、入浴施設の増設工事を実施してまいります。
 南流山福祉会館については、大広間の冷暖房設備を入れ替えるとともに、体育室に新たな冷暖房を設置し、利用者の利便性向上を図ってまいります。
 生活困窮者世帯に包括的・継続的に支援する「生活困窮者自立支援事業」については、新たに「学習支援事業」を実施し、支援内容の充実を図ってまいります。
 
 次に、「賑わいと活気に満ちた流山」について申し上げます。
 商業の振興については、商店街の負担軽減を図るため、商店街が管理する街路灯を市に移管し、防犯灯や道路照明としての維持管理を行うとともに、商業団体等が実施する空き店舗の賃料補助や商店街の活性化のためのアドバイザー派遣事業について助成を行い、商店街の活性化と賑わいの創出の支援を行ってまいります。
 また、国が進める「働き方改革」の流れを踏まえ、テレワークを実現するためのサテライトオフィスの設置を側面から支援するとともに、ジョブサポート流山等において、求職者への相談業務を行うほか、各種セミナーを開催し、就労支援を推進してまいります。
 ふるさと納税については、市内産品や市内産業の体験など、魅力ある返礼品を充実させ、本市へのふるさと納税寄附金額の増加、並びに本市の知名度と都市イメージの向上を図ってまいります。
 農業の振興については、引き続き、新規認定就農者への経営支援をはじめ、農業後継者や新たな農業を営む方に資金融資を実施し、農業者の支援を行うとともに、学校や保育所の給食に流山産の米と野菜を提供し、地産地消を推進してまいります。
 観光の振興については、おおたかの森ホール内に観光案内所を設置し、流山本町や利根運河地域などの観光情報を提供し、観光客へのサービス向上と本市の魅力発信に努めてまいります。
 併せて、両地域の街並みや歴史的建造物を活用したギャラリーや飲食店の開設を支援するとともに、流鉄流山線や利根運河交流館でイベントを実施し、流山本町及び利根運河地域の活性化を図ってまいります。
 
 最後に、「公・民パートナーシップによる構想実現と効率的、効果的行財政運営」について申し上げます。
 健全な行財政運営については、現総合計画の期間が平成31年度で終了することから、次期総合計画の策定にあたり、市民意識調査や市民会議、審議会等の市民参加の手続きを実施し、基本構想・基本計画の素案づくりを進めてまいります。
 また、安定した財源確保を図るため、市税や保険料など、納期限後も納付の確認が取れない方に、納付の催告を行う市税等納付コールセンターを設置し、収納率向上と収納額の確保に努めてまいります。
 情報セキュリティ対策においては、マイナンバー制度の開始に伴い、情報セキュリティの強化を施すとともに、新たな脅威に対する情報収集に努め、個人情報等の安全管理を徹底してまいります。
 おおたかの森出張所については、平成31年3月におおたかの森ホール内に移転し、おおたかの森市民窓口センターとして開所します。
 合わせて、利用者の利便性を考慮し、近隣地に駐車場を整備してまいります。
 男女共同参画については、第3次男女共同参画プランに基づき、市民や職員などに対し、男女共同参画意識の向上を図るための啓発を行うとともに、引き続き、女性が抱える諸問題を解決するための相談業務を行ってまいります。

 以上、具体的な施策として、主な事業を説明させていただきましたが、それ以外にも、多くの事業があります。
 これら、平成30年度に実施を予定しているすべての事業が、これからの流山市及び市民生活にとって、欠くことのできない重要な事業と考えています。
 市制施行から50年を経て、本市の都市機能は充実し、多くの人々で賑わう街となってきています。
先人・諸先輩方から脈々と受け継がれてきた流山市政のさらなる発展へ向け、平成30年度も、18万5千市民が安心して住み続けられるよう、「住み続ける価値の高いまち」の実現に向けて全力投球で取り組んでまいります。
 市民の皆様、並びに議員各位のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げ、平成30年度市政経営に臨む私の施政方針といたします。

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