ぐるっと流山 流鉄開業100周年記念祭

ページ番号29483 更新日 平成28年3月17日

市民の生活を支え走り続けた100年を祝う

大勢の人で賑わう会場の写真

 平成28年3月12日(土曜)、流鉄流山線の流山駅と馬橋駅およびそれらの周辺を会場に、流鉄開業100周年記念祭が盛大に催されました。流鉄は、1916年に「流山軽便鉄道株式会社」として走り始めて以来、100年にもわたり流山市民の足として走り続けている鉄道です。市民に寄り添い、そして市民から愛されているこの鉄道の開業100周年を祝いに、この日は親子連れなど大勢の方が訪れ、いすみ鉄道、銚子電鉄、山万ユーカリが丘線、新京成電鉄、つくばエクスプレス、西武鉄道の6社も駆けつけてくれました。
 会場では駅前ロータリーのステージのほか、車両が丸ごと展示スペースになった流鉄ミュージアムなどの見て楽しめるブースや、ロードトレインの乗車などの体験型のブースがたくさんあり、どこも大勢の人で賑わいました。


開会のあいさつを行う市長の写真

 馬橋駅でセレモニーが行われたあと、流山駅でも開会のあいさつが行われました。
 まず流鉄株式会社・小宮山英一取締役社長が「市民の皆さまにはご利用いただきありがとうございます。経営は大変ですが、これから100年の計を立てていきます。これからも流鉄をお願いします」とおっしゃいました。
 続いて、井崎市長は「みりんや農産物を運ぶことから始まり、現在は通勤通学など市民の足となり、流山本町界隈の観光にもつながっている。これからも都心から一番近いローカル線として盛り上げていきたい」と抱負を述べ、海老原市議会議長が「流鉄が今後さらに200年、300年と続きますよう願っております」とこれからの流鉄への期待を語りました。更に松戸市長や松戸市議会議長、流山商工会議所会頭、流山観光協会会長もそれぞれ流鉄の開業100周年を祝いました。


車両と綱引きを行っている写真

 記念祭は馬橋駅でセレモニーが始まった時刻ですでに始まっており、流山駅での開会のあいさつが終わった時点で、すでに受け付けを終了してしまうほど大好評のブースがいくつもありました。
 そのうちの1つが「流鉄車両と綱引き」。普段乗っている流鉄の車両と力比べができるとあって、多くの子どもがチャレンジしました。怪我をしないように注意事項を聴いた後、20人もの子どもたちが協力して引っ張りますが、いくら力を入れてもびくともしない車両・流星号。それならばと保護者の方々も参加して再度チャレンジすると、見事引っ張ることができました。東初石6丁目からお越しの田中宏悠くん(7歳)は「引っ張ってみてとても重かったけど、最後に動いてよかった」と、景品をもらって笑顔でした。


運転席にすわる子どもたちの写真

 車両が丸ごと模型やジオラマなどの展示場となっている流鉄ミュージアムは、非常に多くの方が詰めかけ、皆さん夢中になって見入っていました。そんな中で聞こえてくる警笛と、「次は、鰭ケ崎、鰭ケ崎」というアナウンス。車両の先頭部分、運転席では流鉄の制服を着て写真撮影をしていました。松戸市からお越しの加藤聡一朗くん(9歳)は「毎週のように流鉄に乗って鰭ケ崎のおばあちゃんの家に行っています」と教えてくれました。将来は電車の運転手になりたいという聡一朗くんは、制服を着ることができて喜びもひとしお。妹の朱美恋ちゃん(4歳)も「流鉄は好きで、うれしかった」と運転席に座れたことに喜んでいました。


ステージで漫才を行うコンパスの写真

 会場の各地でそれぞれ盛り上がる中、中央ステージでも多彩なパフォーマンスが披露されました。大江戸助六流菖友会の和太鼓演奏や東洋学園大学ゴスペルチーム「Heavenly Gospel Team」の素晴らしいパフォーマンスが披露される中、会場を笑いで包んだのは、流山に縁がある漫才コンビ「コンパス」。
 ツッコミ役の中島和彦さんの話の内容を、ボケ役で流山育ちの西本宏一がすべて流山のことにすり替えてしまう漫才に皆さん大笑い。中島さんは富山出身ですが、トーク中に「流山は第2の故郷です! 」と宣言すると会場からは大きな拍手が起こりました。コンパスのお2人はこの日、さまざまなブースでの司会も担当し、笑いをおりまぜながら進行していました。
 


加賀谷さんが歌っている写真

 また、この日は流山出身のシンガーソングハイカーである加賀谷はつみさんのライブもありました。マイクテストを兼ねて歌った1曲で、周りの空気が一変。引きこまれるような伸びやかな声に、通りすがりの流鉄利用者も思わず足を止めて聞き入っていました。
 毎月のように登山を行い、さらに山頂でのライブも行う加賀谷さん。流山でライブを行うのは、前日にも市内で行われたイベントや、この記念祭が初めてとのことでした。「出身地である流山で歌いたいという願いがかなったこと」や、自身も学生時代に利用していたという「流鉄の100周年という節目を祝うイベントに参加できたことに感謝します」と話し、気持ちを込めて歌い上げると、会場は一体感に包まれました。
 


小学生の絵を眺めている人の写真

 100周年を迎えた流鉄では、記念事業の1つとして「フォトスクープハイキングin流鉄沿線」を、4月10日(日曜)まで開催しています。
 流鉄沿線で樹木の幹や枝に動物に似た模様がある「珍樹アニマル」を探して写真に撮り、流鉄各駅でスタンプを集めると流鉄オリジナル缶バッジがもらえます。全エリア制覇賞や抽選でもらえるプレゼントもありますので、ぜひご参加ください。
 参加方法など詳細は、流鉄各駅で配布のチラシをご覧になるか、市役所流山本町・利根運河ツーリズム推進室(電話04-7168-1047)までお問い合わせください。


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