ぐるっと流山 チャリティ・グリーン・ジャズ・フェスティバル

ページ番号7508 更新日 平成23年8月22日

猛暑を吹き飛ばす手づくり音楽祭

The POWERHOUSEの皆さん

  チャリティ・グリーン・ジャズ・フェスティバルが8月13日(土曜日)、流山おおたかの森駅前で午前11時30分から午後8時まで行われ、多くのジャズファンが詰め掛けました。市民有志の手づくりによる初のジャズフェスティバル「JAZZ in 流山」の一環として行われました。トップを切って軽快な音楽を披露してくださったのは、The POWERHOUSEの皆さん。07 年に茨城県南のアマチュアプレイヤーが集まって結成されたビッグバンドで、流山で育ったメンバー、流山で子育てをしたメンバーも在籍しています。宮本雅郎さん、宮本友子さん(アルトサックス)、河上隆太郎さん、栗城稔さん(デナーサックス)、山口和雄さん(バリトンサックス)、鈴木雅己さん、関根渉さん、山田翔さん(トランペット)、田中千晶さん、櫻井篤美さん、大内美佐雄さん(tos)、三徳洋子さん(ピアノ)、石橋崚さん(ドラム)、帆足昌太さん(ベース)らがセプテンバーなどを奏でると自然と手拍子が駅前広場に広がりました。

  次にステージを盛り上げたのは、ご存知・流山が生んだ世界的バンジョー奏者・青木研さんが率いるデキシーバンドDixieland Cracker jacksの皆さん。筒井政明さん(トランペット)、後藤雅広さん(クラリネット)、加藤真人さん(テューバ)、山本勇さん(ドラム)、渡辺恭一さん(テナーサックス)らがステージに現れると、客席のファンの方々が「青木」と書いた手づくりの団扇を振りながら声援を送ります。被災地復興チャリティという目的もあった今回のステージでは「世界は日の出を待っている」などを演奏。「聖者の行進」では、ステージを降りて、客席を回りながら賑やかな演奏をすぐそばで聴かせてくださいました。

  暑さもピークに達した2時近くには、涼しげなウクレレの音楽に乗ってフラダンスが披露されました。 Revamatai Ora、Halau Ka Pua Pikake I Milia、Hula Studio Ka Lei Alohaの皆さんが、レイや花を身につけたダンサーが音楽に合わせ華麗なフラを舞うと、暑さも忘れて、波の音が聞こえてくるような雰囲気に一変。小さな子のダンスにはひときわ大きな拍手が贈られていました。この日は、お盆休みという人も多く、久しぶりに流山に帰省したという家族連れの方は、「子どもたちはかき氷を食べ、私はビールを飲んで、いい夏休みの思い出になりそう」と感想を聞かせてくださいました。


沖縄創作エイサー隊・炎舞太鼓の皆さん

  大きな太鼓の音を響かせながら登場したのは、沖縄創作エイサー隊・炎舞太鼓の皆さん。エイサーは、沖縄県でお盆の時期に踊られる伝統芸能で、この時期に現世に戻ってくる祖先の霊を送迎するため、若者たちが歌と囃子に合わせ、踊りながら地区の道を練り歩くものです。炎舞太鼓は、平成13年、石垣島出身の上里好博さんが立ち上げ、こうした伝統的なものを残しつつ、創作の振付などを考案しながら舞う若者たちです。エンディングでは、「皆さん、腕をあげて左右に襖を開けるようにして・・・」と、客席もステージも一緒になって踊りました。

  市立柏高校吹奏楽部と言えば、高校生でありながら人気番組「24時間テレビ」ではグランドフィナーレで演奏するなど活躍ぶりは有名ですが、そのイチカシの卒業生たちで結成されたジャズバンド LA FIESTAもなかなか人気です。ラ・フィエスタの意味は「お祭り騒ぎ」。 集まるとお祭り騒ぎのごとく楽しい演奏が始まる清水亮さん(テナーサックス)、染谷秀平さん(ベース)、樋田哲也さん(ピアノ)、野上孟さん(フォラム)、根本智史さん(ps)の明るいライブに猛暑を忘れたひとときを楽しみました。会場には、井崎市長もプライベートで立ち寄り、熱心に聴き入っていました。


多くのジャズファンが詰め掛けました

  この日、炎天下で1日司会を務めたのは市内にお住まいの豊村直美さん。フジテレビやラジオ日本などの司会をはじめ東京モーターショーなどイベントでの司会をされた方で、青少年育成関係など多方面で活躍されています。このジャズフェスティバルは、流山文化のまちづくり実行委員会が主催、流山市教委や生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社、駅ライブ実行委員会が共催、一茶双樹記念館指定管理者株式会社グリーンダイナミクスや江戸川大学、NPO法人ながれやま栞、NPO法人コミュネット流山、スタジオエンザ、東神開発株式会社、株式会社ティーアンドティー、TX グランドアベニューおおたかの森、株式会社プラスワン他各社の協力を得て、流山市と流山市音楽家協会が後援、また、独立行政法人日本芸術文化振興会の助成を得て開催しているものです。


榊原光裕さんが率いるバンド・HAPPY TOCO

  今回のチャリティ・グリーン・ジャズ・フェスティバルの「チャリティ」は、東日本大震災による被災地の復興を願って開催されました。その被災地のひとつである仙台に、ことし9月で第21回目を数える定禅寺ストリートジャズフェスティバルという日本で最も多くのバンドが集まる大規模なジャズフェスティバルがあります。このフェスティバルで第1回から実行委員として関わり、音楽監督も務めていらっしゃる榊原光裕さんが率いるバンド・HAPPY TOCOが招待されました。榊原光裕さん(ピアノ)、佐藤聡子さん(ヴァイオリン)、岸川雅裕さん(ドラムス) 、佐藤弘基さん(ベース)らによって、平成20年に結成されたジャズユニットです。榊原さんは、「長い時間がかかる被災地の復興に関心を持ち続けてほしい。被災した友人たちのメッセージを届けに来ました」と呼び掛けました。


曽根麻央&フレンズが登場

 夕方、少し涼しくなってきた頃、曽根麻央&フレンズが登場。曽根さんは、昼間、生涯学習センターで猪俣猛さんらとサマージャズコンサートに出演し、ベテランのジャズメンに交じって演奏し、すぐに隣の駅の会場に駆け付けてくれました。フレンズは、流山在住の若きトランペッター・曽根麻央さん(トランペット、ヴォーカル)を中心に、同じく流山にお住まいの山田拓斗さん(ヴァイオリン)、小山尚希さん(ベース)、秋葉正樹さん(ドラムス)、柳準一さん(ピアノ)ら新進気鋭の若手ミュージシャンたちです。曽根さんがエンディングで歌った「ミスターボージャングル」に惜しみない拍手が贈られました。

 夜は、神村英男ジャズセッション&渡辺明日香の皆さんです。神村英男さん(rトランペット)をはじめ神村晃司さん(ピアノ)、後藤輝夫さん(テナーサックス)、杉山シゲオさん(ベース)、島田忠夫さん(ドラムス)、そして、渡辺明日香さん(ヴォーカル)という流山おおたかの森駅では、駅コンサートやサマーフェスティバルなどでお馴染みの方々も多いのではないでしょうか。9月23日(祝日)・24日(土曜日)の2日間は、流山市文化会館で、公募のアマチュアバンドから鈴木孝二とスウィンギーズ、猪俣猛ジャズテット+田村美沙+ヒダノ修一、The 3rd、KKRプラチナペンショナーズ、秋満義孝トリオ+1、そして、今回も好評だった青木研&Dixieland Cracker jacks、神村英男バンドの皆さんら約100人以上のミュージシャンが出演するJAZZ in NAGAREYAMAが行われます。お問い合わせは流山市生涯学習センター〈電話:04-7150-7474)へ。

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