ぐるっと流山 森のゴスペルコンサート

ページ番号10545 更新日 平成24年7月30日

森のゴスペルコンサート0歳から87歳まで出演

森のゴスペルコンサート

 7月28日土曜日、森の図書館で「森のゴスペルコンサート」が行われ、120人の皆さんが歌声を楽しみました。流山ジャズフェスティバルの一環として流山文化のまちづくり実行委員会が主催したもので、昨年に続いて2回目。今回は、ゴスペルシンガーとして活躍しているGONZAさん、流山のゴスペルシンガーズ「THE TOMEDODE」、そして、育児ゴスペルサークル「irIos」の皆さんが出演されました。会場には、「流山ジャズフェスティバル」の幟が立ち、実行委員会やNPOながれやま栞のボランティアの皆さんが会場案内などに汗を流しました。


手話とコーラスを交え、客席と舞台がひとつに

  「Joyful Joyful」や「Hail Holly Queen」などのゴスペルの定番から「Fly me to the moon」や岡田葉音さんのピアノをフィーチャーしての「Sentimental Journey」などのジャズ、そして、日本のポップス「人生の扉」まで幅広い選曲で楽しいステージを構成。「アンセム・フォー・ユニティ(心をつなぐ賛歌)」では、手話コーラスを交え、客席と舞台がひとつになりました。「世界に一つの笑顔 私を照らす 生きている限り 前に道はある」というこの歌は、東日本大震災被災地復興支援のためにつくられた曲で、GONZAさんらが歌う「Anthem for Unity」をネットで視聴することができます。


GONZAさんは

 「岩手寄りの秋田出身」と自己紹介されたGONZAさんは、東日本大震災に触れ「テレビは視聴率のとれる番組ばかりで、もう東日本大震災は終わったような扱いですが、被災地に行ってみてください。まだ、復興も何も始まってもいない。忘れないでください」と呼び掛けました。そして、7月7日生まれの友人が自ら生命を絶った悲しい出来事があったばかりのメンバーが体験を語り、友人を偲んで「七夕」を合唱しました。この日の模様は、JCNコアラ葛飾の「デイリーニュース」で30日月曜日もしくは31日火曜日に放送される予定です。また、放送後はBBコアラでもご覧いただけます。
 


0歳から87歳まで出演

 GONZAさんは、女性ジャズシンガーなどが集まるYa!Voicesのメンバーとしても活躍されるなど"歌は人なり"の類稀なる楽しいキャラクターと、パワフルで温かい歌声と共に皆に愛されている秋田出身のソウルシンガーです。ことし、脳梗塞を患い入院で25キロ痩せたが、いまでも食事制限をして、6月に退院したばかりという体験談を語り、「食生活や生活習慣に気をつけて健康でいましょう」と会場に呼び掛けました。


「THE TOMESODE」のみなさん

 流山ゴスペルシンガーズ「THE TOMESODE」の皆さんは、留袖からのネーミングのとおり、既婚者ばかりのサークルです。「歌うから元気、元気だからよく笑う、笑門来福」がモットーだそうで、人生半ばを過ぎ「誉めて育てて、自画自賛」とのこと。各地でゴスペルを指導しているGONZAさんのサークルの中でも最年長、87歳の現役シンガーを中心に活動を続けています。「レディ・ガガではなく、レディ・ババです」というジョークで紹介されました。


ママさんゴスペル「irIos」

 ことしから新たに加わったママさんゴスペル「irIos」。ママもしくはプレママを主なメンバーとし、音楽と育児を通じていろいろな人と交流して、いろいろなことにチャレンジしてみたいと、いろいろシンガーズを略して「irlos」と命名。GONZAさんが、子連れでも気兼ねなく歌を歌い、お母さんと子ども(おなかの赤ちゃん)の双方にとって楽しく過ごせる時間を作り、産後うつや育児ノイローゼにならないようにと始めたサークルです。毎週金曜日に東深井福祉会館で練習を続けていますが、まだ3組のため参加者を募集しているそうです。この日は、乳幼児を抱いて参加された方もいて、0歳から87歳まで幅広いステージとなりました。
 


たくさんの人が詰めかけました

 奴隷として連行されたアフリカの方々は、その苦しい状況下で、救いを与えるゴスペルと出会い、アフリカ特有の跳躍するリズム、ブルー・ノート・スケールや口承の伝統などとヨーロッパ賛美歌などの音楽的・詩的感性が融合して現在のゴスペルの基調となる音楽が生まれたと言われています。後年になってジャズやロックなど様々なジャンルと結びついてその音楽性は今も進化し続けていますが、日本では、映画「天使にラブ・ソングを」 (1992)で歌われている「Oh Happy Day」がゴスペルブームの火付け役と言われています。


森のゴスペルコンサート

 次回の流山ジャズフェスティバルは、8月4日土曜日14時から流山市生涯学習センターで「魅惑のヴォーカル高橋伸寿&バンジョー青木研スペシャルジャズセッション」が行われます。日本ジャズヴォーカル賞大賞のベテラン高橋伸寿の魅惑のヴォイスと、世界的なバンジョー奏者青木研のコラボレーション。出演は、高橋伸寿、青木研、小林淑郎、吉田紀江、筒井政明、井桁賢一、日高弘の7人。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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