ぐるっと流山 高橋伸寿&青木研スペシャルジャズセッション

ページ番号10529 更新日 平成24年8月6日

高橋伸寿&青木研スペシャルジャズセッションでベテラン歌手と新進気鋭奏者がコラボ

高橋伸寿&青木研スペシャルジャズセッション

魅惑のヴォーカル高橋伸寿&バンジョー青木研スペシャルジャズセッションが、8月4日土曜日、流山市生涯学習センターで開催され、多くのジャズファンが往年の名曲の数々を堪能しました。日本ジャズヴォーカル賞大賞のベテラン高橋伸寿さんの魅惑のヴォイスと、世界的なバンジョー奏者青木研さんのセッションです。流山ジャズフェスティバルの一環として、普段なかなか見ることができない有名な二人のコラボレーションを企画したものです。


出演者の皆さん

出演は、高橋伸寿さん、青木研さん、小林淑郎さん、吉田紀江さん、筒井政明さん、井桁賢一さん、日高弘さんの7人。客席には、「昔からの高橋さんのファン」とおっしゃる浅草の皆さんをはじめ、「青木さんをずっと応援しているんです」と胸を張る宮園ジャズ楽会の皆さん、そして、流山ジャズフェスティバルを楽しみにしているジャズファンの皆さんらが詰め掛け、応援用の手づくり団扇などを手にコンサートを楽しみました。


出演者が客席へ

この日は、ヴォーカルが二人出演されることもあり、バンジョー奏者の青木さんがギターを演奏するという珍しい場面も見られました。高橋さんは、戦後間もなくの音楽事情もユーモアたっぷりに話され、ジャズの歴史が学べたコンサートとなりました。また、出演者全員が、舞台を降りて客席を歩きながら歌や演奏を目の前で楽しんでいただく趣向などサービス精神旺盛なミュージシャンに、会場も大いに盛り上がりました。


ヴォーカルの高橋伸寿さん

ヴォーカルの高橋伸寿さんは、1954年、明治大学在学中にナイトクラブ・シンガーとしてスタートし、57年には新東宝映画「天城山心中」で映画デビュー。その後、赤坂の一流ナイトクラブや米国TV局NBC、CBS等に出演。NHK音楽番組「我が心のスタンダード」等に出演。また、都内ライヴハウスやホテルオークラ、フォーシーズン・ホテル、英国の客船オーシャン・パール号でのショー出演など幅広く出演しています。クルーナー唱法で唄う男性ジャズ・シンガーで、日本ジャズヴォーカル賞大賞を受賞されています。この日は、歌や映画の歴史を軽妙に語りながら映画主題歌の「慕情」などを披露しました。


バンジョーの青木研さん

バンジョーの青木研さんは、世界的な4弦バンジョー奏者です。1978年千葉県流山市出身。楽しげなステージングと華麗なテクニックで観客を魅了。2010年秋にはサンノゼのバンジョー大会に招聘されヘッドライナーを担当、2011年夏にオクラホマシティ、FIGA主催の全米バンジョーコンヴェンションに招聘され好評を博しました。日本では数少ない、ソリストとして演奏することのできるバンジョー奏者です。この日は、「世界は日の出を待っている」や「聖者の行進」などを演奏しました。


小林淑郎さん

クラリネットとサックスを担当されたのはベテラン小林淑郎さん。クラリネット、サックスプレイヤーとして「ディキシー・キャッスル」に所属し現役で活躍中です。トラディショナルジャズ界では知らない人はいないという大御所です。人柄をそのまま映し出すような温かくてユーモアのある音は必聴。この日も小林さんのサックスをフューチャーした映画音楽なども数多く選曲され、やさしい音色で会場を魅了しました。
 


ヴォーカルの吉田紀江さん

ヴォーカルの吉田紀江さんは、女史聖学院フォークソングクラブを卒業後、アメリカンロックバンドでヴォーカル活動し、1999年楽器店ジャズヴォーカル科入校をきっかけにジャズヴォーカルに転向しました。ソロボーカルだけでなく、ジャズコーラスを学び、女性3声ジャズコーラスユニットAnegoesを結成。04年高橋伸寿氏に師事。浅草のライヴハウスを中心にライヴ活動中です。この日は「センチメンタルジャーニー」などを熱唱しました。


トランペットの筒井政明さん

トランペットの筒井政明さんは、福岡県出身で、関西大学時代にビックバンドのバンマスを務めました。卒業後上京し、1978年スウィングジャーナル最優秀新人賞を授賞。小林陽一バンド、高瀬アキバンド、チャーリー石黒と東京パンチョス、1982年からは「薗田憲一とデキシーキングス」にも在籍、日本のみならず海外へも親善使節として遠征。現在も同バンドやご自身の「筒井政明&レッドシェーカーズ」などモダンジャズからスウィング、ディキシーまで幅広く演奏し、都内ジャズクラブやコンサート、小中高の学校公演などに出演しています。


テューバの井桁賢一さん

テューバの井桁賢一さんは、1967年群馬県出身。12才よりテューバを始め、宮川暉雄氏、日下文夫氏、小倉貞行氏に師事。日本大学芸術学部音楽学科卒業後、桐朋学園大学オーケストラ研究生終了。学生時代からジャズに興味を持ち、現在は、主にトラディショナルジャズのテューバ奏者として活動。日本音楽高等学校講師、ヤマハ東京支店登録講師。管楽器の基礎を中心に小中高生の指導にも力を入れています。


ドラムスの日高弘さん

ドラムスの日高弘さんは、1959年生まれ。上智大学中退。作曲を小畑郁夫氏、フルートを杉園和子氏、武田又彦氏などに師事。ヤマハ音楽教室講師を経て、1998年アルトミュージックを設立。大変な多作家で、420曲のMIDIをホームページに無料公開し、2000曲を目指して新曲を追加中。ピアノだけでなく、弦楽器や管楽器のためにも協奏曲やソナタを作曲しています。モーツアルト時代の和声法や超多声部での精密なクライマックスを得意としています。


多くのジャズファンが名曲の数々を堪能

これからの流山ジャズフェスティバルは、8月6日月曜日、文化会館のヒダノ修一Presents夏休みスペシャル「歌と太鼓のポップな子育てサロンコンサート」、10日金曜日、生涯学習センターの「曽根麻央ボストンクインテットJAZZ2012」、11日(土)、流山おおたかの森駅前の「流山グリーンジャズ」、12日(日曜日)、文化会館で行われる日本最高のビッグバンド「ジャズin流山The3rd」コンサートへと続きます。お問い合わせは流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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