ぐるっと流山 吹奏楽ワークショップ

ページ番号18322 更新日 平成25年9月10日

基礎合奏

  市内にある8中学校には各吹奏楽部があり、それぞれの学校毎に日々の練習に取り組んでいます。年に1回、小学校も含めた市内小中学校音楽発表会が行われ、市内の23校が2日間にわたり発表し合っていますが、今回は、夏休み期間の8月23日に中学校の吹奏楽だけ集まりお互いに音楽スキルを高め合おうと、文化会館と中学校との協働で「吹奏楽ワークショップ」が開かれ、6校の中学生255名が参加しました。

 


基礎合奏

  午前の部の始まりは、パートごとに着席したのち、近くに座っているお友達と握手をすることから始まりました。緊張した表情の子どもたちも照れくさそうに軽く握手をするうちに余分な身体の力が抜けたのか、会場も一気に和んでいきました。また、このような場では、譜面台に自分の名前と学校名を書いたネームプレートを貼っておくといいですねと、南流山中の大野先生のアドバイスもありました。


チューニング

  「自分たちだけでも練習が進められるよう、基礎合奏の方法を今日は学んでいきましょう」と大野先生の進行で午前中のワーク、基礎合奏に入りました。「耳チューニング方法は2人ペアになり、隣の人がチューナーを耳に当ててあげ、聞きながら合わせる。倍音チューニングでは吹いていない人は「アー」で歌う。ABCDのパートに分かれ、各校のリーダーが交代で指揮をとり、その指揮に合わせパートごとに音を重ねていく。隣の人と息のスピードを合わせる。」といった練習方法や気を付けるポイントの指導がありました。


全員でジャズの演奏会

  午後の部では流山出身のトランペット奏者、曽根麻央さんによる「トランペットクリニック」が始まりました。曽根さんは長崎小学校の出身で、8歳からトランペットを吹き、9歳で親子バンド「そねそねくらぶ」でトランペットデビュー。現在はボストン・バークリー音楽院に全額奨学金を得て留学中です。2012年にはマサチューセッツ州会議事堂で行われた天皇誕生祝賀会にて日米両国歌をトランペット独奏するなど、世界でも活躍されています。今回は夏休み期間中に地元の中学生にジャズの楽しさを伝えたいと出演いただきました。


全員でジャズの演奏会

  ジャズはリズム、アフリカの人がしゃべっている言葉に太鼓でリズムをつけたのが音楽の始まり、じゃみんなでリズムを刻んで見ようと、手と足を使い3連リズムを会場の中学生全員で体験しました。すんなりできる子もいれば、ちょっと手と足のリズムを別々に同時にとるのが難しそうにしている子もいました。その後は、即興アンサンブルに挑戦です。ジャズの音階をまずはチューバが、その音にホルンやトランペット、トロンボーンが次々加わり、さらに手と足のリズムも合わせ、全員でジャズの演奏会となりました。


曽根麻央さんと中学生

  参加した中学生は「普段の合奏とは雰囲気も違い、複数の学校が集まってすることは滅多にないのでとても貴重な経験でした。」「ジャズのトランペット奏者の演奏を聴いたのは初めてで、とても刺激を受けました。」「曽根さんの演奏が心に残りました。楽器って楽しいなと思いました。」「演奏する人数が多ければ多いほど、音色や音程、音量のバランスなど意識しないとバラバラになってしまうことに気づけたのが良かった。」など、初めての試みで行われた吹奏楽ワークでしたが、参加した中学生には新鮮な気づきとなったようです。南流山中の大野先生は、「子どもたちの変化を見るのが何よりの喜びです。」と語ってくれました。
 


即興演奏にチャレンジ

  また、このリズムをバックにソロを吹いてみたい人いませんかと曽根さんが声をかけ、5名の中学生が舞台に上がり、即興演奏にチャレンジ。最初は硬い表情で、何をどう吹いていいのかわからないでいる中学生に、曽根さんが優しくアドバイス。曽根さんのリードでテナーサックス、トランペット、トロンボーンなど一人ひとり自分なりの音とリズムを刻み、最後は5人そろってノリノリで楽しそうでした。とてもいい経験になったようです。吹奏楽ワークショップ最後には、曽根さんも加わり全員で、ディズニーメドレーと青春の輝きを演奏し、終了しました。


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