ぐるっと流山　真鍋知子with　BLU-SWING

   8月3日（日曜）、流山市生涯学習センターで「真鍋知子with　BLU-SWING」というジャンルを超えたコンサートが行われ、幼児から中高年まで満席の音楽ファンが歌や演奏を楽しみました。6月末から始まった第4回流山ジャズフェスティバルも8月に入り、折り返し。ことしの流山ジャズフェスティバルの特徴は、ジャンルやプロ・アマなどの垣根を超えた組み合わせの妙味です。この日は、クラシック界とジャズ界の人気・実力共にナンバーワン同士による初顔合わせです。

   第14回宮日音楽コンクール管楽器部門最優秀賞及び最高位のグランプリなど数々の音楽賞に輝くフルート奏者の真鍋知子さんが、ついに流山ジャズフェスティバルに出場。メジャーデビューアルバムがクラブチャート1位、Jポップチャート3位というBLU-SWING（ブルースウィング）と一緒に流山市生涯学習センターに初登場です。ジャンルを超えた若さはじける組み合わせに期待が集まり、客席もいっぱいでした。

   フルートの真鍋さんは、1999年、日本フルートコンクールびわ湖入賞、全日本学生音楽コンクール大阪大会入賞。2000年、」第24回全日本アンサンブルコンテスト全国大会金賞。2001年、香川ジュニア音楽コンクール木管部門金賞、高松市長賞受賞。2003年、第11回日本フルートコンベンション・アンサンブル部門銀賞。2004年、第15回京都フランスアカデミーにおいて、マテューデュフォークラス課程を修了。2005年、よんでん文化振興財団奨学生に選ばれ、これまでに斉藤恵子、中川朋子、砂山佳美、野口博司の各氏に師事。室内楽を峰岸壮一、白尾彰の各氏に師事している実力派です。

 

   BLU-SWING は、2004年に結成され都内を中心に精力的にライヴ活動を展開。2005年、Shede 1st album「devotion」参加。 2006年、Shade 2nd album「Forward:er」参加。同年ブルーノート出演。 2007年、MC Shadeとの共同名義でリリースした「JAZZYSTER」が大きな話題となり、2008年、「ViVi presents HOLIDAY STYLE」に楽曲提供。Scott Jacoby「After」やJiltySoul "Traffic Jamz"のリミキサーとしての参加。また同年、オリジナル作品としてHMV限定発売Mini Album 「SUM」、1st album「REVISION」 リリースしました。

   透明感のある歌、斬新なピアノ、重くそして軽やかなウッドベースに哀愁漂うアコースティックギター、いま最も動向が注目されているバンドBLU-SWING。7月30日には、都内のスタジオで真鍋知子さんとBLU-SWINGの皆さんが、流山市生涯学習センターのホールスタッフも交えてリハーサルをしました。そのスタジオで、急遽、作・編曲家でピアニストの、田中拓人さんがゲスト出演してくださることが決定。田中拓人さんは、「ビターシュガー」（2011、NHK）や綾野剛主演の映画「そこのみにて光輝く」（2014、呉美保監督）などの音楽を作られている方で、3日のコンサートでもピアノを弾いてくださいました。

   この日は、クラシックの定番を、真鍋さんのフルートをフィチャーして演奏し、途中からジャズアレンジでBLU-SWINGの軽快な演奏が寄り添い、客席が手拍子で盛り上げるという演出。クラシックがジャズアレンジに、ジャズがクラシックテイストに、それぞれ交わりながらコンサートを展開していきます。普段は、中高年者が多い流山ジャズフェスティバルですが、この日は、小・中学生など若い人の姿が客席に多く見られ、終演後も出演者にサインや握手を求める方々が列をつくっていました。

   中学校の吹奏楽部でフルートを学んでいるという生徒たちは、終演後、真鍋さんを囲んで記念写真を撮ったり、サインを書いていただいたり、上達方法を聞いたりと大騒ぎ。夏休の充実した一日となったようです。流山ジャズフェスティバルは、高校生以下の若者の入場料を500円に抑えるなど将来のミュージシャン育成も視野に入れて運営されています。

   来週10日（日曜）、流山市生涯学習センターでは、「笑って健康！お笑い大行進37～三原佐知子・堺すすむ『二人会』」が13時30分から開催されます。泣いて健康！笑って健康！泣ける浪曲！映像と共に語る浪花節！浪曲の第一人者「母恋あいや節」の三原佐知子、ギター漫談「なんでか？フラメンコ」堺すすむによる二人会をお楽しみください。チケットは、一般 2,500円／友の会 2,000円／高校生以下500円（全席指定）です。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。