ぐるっと流山　森のジャズコンサート

   梅雨もあけ夏真っ盛りの7月27日の日曜日、森の図書館でジャズを楽しもうと約80人の方がご家族連れで集まりました。6月から始まった第4回流山ジャズフェスティバルの一環で行われた今回の「森のジャズコンサート」は、森の図書館（指定管理者・株式会社すばる）が主催し、流山文化のまちづくり実行員会が共催となり開催されました。この日の出演は、織絵ボーランドクインテットの皆さん。

   織絵さんは、ライブハウス、ホテル出演等の傍ら、9年間マーサ三宅ヴォーカルハウスの講師を務めた後、ジョーボーランドとより地域に密着した音楽と英語教室ブルージェイハウスを始めました。1994年から渡米を繰り返し、オレゴン州ポートランドで地元の一流ミュージシャンとレコーディング、ライブ等の経験を積み、Joe&Orieユニットでもライブハウスやホテルのディナーショー等で活躍。現在は自己のカルテット等で織絵ワールドを展開。ジャズ、ポップス、ボサノバなどジャンルにとらわれず、聴く人を幸せな気持ちにする音楽を目指して活動中です。

   織絵ボーランドクインテットの演奏と歌は「Killer Joe」に始まり「Fly me to the moon」「Let’s Fall in Love」と続きました。途中、「7月生まれの方はいらっしゃいますか？」と会場に呼びかけると3人の方が手をあげていました。また、ベースの藤田わたるさんの誕生日も7月14日、織絵さんのお母様の誕生日が丁度7月26日だったそうで、みんなでお祝いをしましょうと「Happy Birthday」ジャズバージョンが披露され、会場みんなで祝いました。

  昨年も出演いただいたピアノとヴォーカルの織絵ボーランドさん。教本執筆や講師の傍らアレンジやプロデュースもこなすギターの森朗さん、大学時代からプロとして活動、フリーのベーシストとして活躍しながら、現在はジャズを中心に異なる分野とのジョイントも積極的にこなすフレキシブルなベースの藤田わたるさん、北海道函館出身で、日野元彦氏に師事後、ジャズ、ポップス、シャンソン等で活躍中のドラムの大野孝さんに、今回は実力派ミュージッシャン、サックス＆フルート奏者の渡辺徹さんが加わり、織絵ボーランドクインテットの演奏となりました。

   この日は織絵ボーランドさんのピアノとハスキーな歌声が堪能できる曲が続きました。後半の「Over the Rainbow」「Besame Mucho」（ボサノヴァ）や「Sammer Time」などの演奏が終わると、会場からは「アンコール！」の声が一斉に上がり、アンコール曲「Memory（Cats）」が演奏されました。江戸川台東からお越しになった20代の女性は「演奏だけでなく選曲もよく楽しめました。」柏市からお越しの40代の女性は「暑さ、日常を一時忘れることが出来ました。織絵さんの温かいトークも和みました。」と来場された方は満たされた様子で会場を後にしていました。この日演奏してくれた森さんと藤田さんはザ・ドランカーズのメンバーで、8月6日（水曜）夕方から南流山駅前ライブを行うそうです。ぜひお立ち寄りください。

   次回のジャズフェスティバルは、8月3日（日曜）、生涯学習センターで「真鍋知子with BLU-SWING」が開催されます。14時開演、13時30分開場。真鍋さんは桐朋学園大学音楽部演奏学科、同大学研究科修了され、第24回全日本アンサンブルコンテスト全国大会金賞受賞のほか、別府アルゲリッチ音楽祭に主席フルートとして出演、第14回宮日音楽コンクール管楽器部門において、最優秀賞及び最高位のグランプリ獲得された若き実力派です。大人前売り2,000円、当日2,500円、高校生以下500円で好評発売中。全席自由です。チケットのお申し込み、ご予約は流山市生涯学習センター04‐7150-7474へお電話でどうぞ。