ぐるっと流山 森のみりんマルシェ

ページ番号21533 更新日 平成26年6月2日

多くの人でにぎわう

 5月31日、流山おおたかの森駅前で、本市発祥で今年誕生200年を迎える白みりんの魅力を楽しむ「森のみりんマルシェ」が開催されました。みりんなどの使い方を体験しながら覚えられるワークショップや、地元高校生によるみりんを使ったジャムなどの販売が行われ、厳しい暑さにもかかわらず多くの人で賑わいました。


6つのブース

 昨年12月にユネスコの無形文化遺産に登録され、いま改めて注目を集める和食。その和食に欠かせない調味料のみりんや醤油、また味噌や昆布などの基礎知識や、素材のうまみを引き出すためのちょっとしたコツなどを、各分野の専門家から学べるワークショップ「和食塾」が6ブースで行われ、参加した方たちはその細かな風味の違いを体験したり、さまざまな素材を組み合わせて自分だけのだしを作ったりしました。


みりんとしょうゆの使い方を学ぶ

 みりんとしょうゆの使い方を学べるキッコーマン(株)のブースでは、みりんとみりん風調味料の違いやこいくちしょうゆと生しょうゆの違いなど、数種類のみりんとしょうゆの味を見比べて当ててみるクイズの後、実際にみりんとしょうゆを使った料理を作りました。IHフライパンで鶏つくねの両面に軽く焼き色をつけ、みりんとしょうゆを2対1の割合にした合わせ調味料をかけるだけで、おいしい料理のできあがりです。


みりんは意外と簡単

 市内から親子で参加した近藤絵美子さんは「みりんは使い方が分からないのでふだんは砂糖で代用をしていますが、このワークショップでみりんが意外と簡単に使えることが分かったので、お弁当にも使えそうです」と話しました。娘の暖さん(小5)は社会の授業でみりんが流山市発祥であることを習っていたそうで、実際に口にしてみて「甘くておいしかった」と笑顔を見せました。


全員で手作り

 事業者などのブースに交じって、地元の流山南高校の家庭科部も出店。部員14人で試行錯誤を重ねて考案した、みりんを使ったにんじんジャムとクッキーとパウンドケーキをそれぞれ150円で販売しました。1年生の鈴木美香さんは「みりんを入れたおかげで、クッキーはサクサクに、パウンドケーキはパサつかずしっとりと仕上がりました。流山産のにんじんを使ったジャムは、みりんのやさしい甘さが感じられておいしいです」とみりんの効果を説明してくれました。販売に参加した14人は家庭科部のブースのみならず、隣接するブースの販売も手伝い、大きな声を張り上げてお客さんを呼び込みました。


スイーツなどを販売

 みりんとともに発展した流山本町一帯を盛り上げようと活動する「流山本町活性化協議会」のブースでは、みりんの製造過程でできる搾り粕の「こぼれ梅」に、みりんを煮詰めたみりん蜜をかけたアイスクリームなどを販売。こぼれ梅に残ったアルコール分とみりん蜜の上品な甘さが特徴で、猛暑も手伝ってこの特製スイーツを求める人で列ができました。ほかにも、みりん蜜をかけたフルーツグラノーラなども販売し、みりんが和食だけでなくさまざまな用途に使えることをPRしました。みりんの魅力を伝える同イベントの様子は、千葉日報社やNHKなどから取材され、NHKではイベント開催中の12時過ぎのニュース番組のなかで放送していただきました。


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